神の刻印(下) の商品レビュー
(上巻より続く) といっても、 「テンプル騎士団が失われた聖櫃を追ってエチオピアに来た」とか 「現在聖櫃はエチオピアにある」といった仮説の科学的証拠は何もなく、 また、オベリスクを建設し、城壁を打ちこわし、不信心の輩を殺しつくす聖櫃がなんだったかも明らかにならず、 ミステリーと...
(上巻より続く) といっても、 「テンプル騎士団が失われた聖櫃を追ってエチオピアに来た」とか 「現在聖櫃はエチオピアにある」といった仮説の科学的証拠は何もなく、 また、オベリスクを建設し、城壁を打ちこわし、不信心の輩を殺しつくす聖櫃がなんだったかも明らかにならず、 ミステリーとしても完結していないが。 個人的には、 聖書における聖櫃の記述の変化や当時の社会情勢から、 アークが失われた時期を特定する推理や、 エチオピアでのユダヤ教が古い形態を残していた等のことから、 エチオピアに流入してきた時期やルートを特定する推理が、納得できる部分もあり、興味深かった。 エチオピアやイスラエルの政情が安定して、 考古学的調査が可能になることを望む。
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グラハム・ハンコック。歴史家でもないのに、歴史ノンフィクションを数多く出してますね。神の刻印は、ノアの箱舟「アーク」を求める、ハンコックの旅です。初読の人には、少し難しい内容です。
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