いじめ・不登校 の商品レビュー
不登校といじめについてのアンソロジー。教育学については門外漢なので、これがどれほど網羅的な収録になっているのかよくわからないが、色々な視点に触れることができるいい本だった。また、教育学者がどんな論文を書くのか知ることが出来る。調査の話から始まって、結論で急に社会学・哲学のナントカ...
不登校といじめについてのアンソロジー。教育学については門外漢なので、これがどれほど網羅的な収録になっているのかよくわからないが、色々な視点に触れることができるいい本だった。また、教育学者がどんな論文を書くのか知ることが出来る。調査の話から始まって、結論で急に社会学・哲学のナントカの理論に飛ぶ、みたいなのがたまにあって面白い。 部ごとに著者の解説がついている。これは各論をうまく要約しており、論文を読まなくても解説だけで概要をつかむことができた。
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新しく発見された「いじめ」という現象と、従来から把握されてきた「不登校」という現象の変遷、という二つを対比して考える様な構成になっているという印象。「いじめ」に関してはボンド理論・IPS理論、またいじめを巡る言説の変容についてが印象に残る。引きこもりについては当事者側からの発言に...
新しく発見された「いじめ」という現象と、従来から把握されてきた「不登校」という現象の変遷、という二つを対比して考える様な構成になっているという印象。「いじめ」に関してはボンド理論・IPS理論、またいじめを巡る言説の変容についてが印象に残る。引きこもりについては当事者側からの発言に着目した記事の他、不登校の追跡調査など内・外からそれぞれ不登校について論じている。
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