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ゴーダ哲学堂 の商品レビュー

4.3

12件のお客様レビュー

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2021/02/15

「人生に意味があるのか」という問いに対して「真・善・美という価値がある」というのが著者の回答。これが全体的なテーマであり、ショートストーリーの漫画で描いているわけだが、抽象的命題に対して個々のエピソードには乖離があってテーマとの結びつきが少々わかり難い部分もある。とは言え、個々の...

「人生に意味があるのか」という問いに対して「真・善・美という価値がある」というのが著者の回答。これが全体的なテーマであり、ショートストーリーの漫画で描いているわけだが、抽象的命題に対して個々のエピソードには乖離があってテーマとの結びつきが少々わかり難い部分もある。とは言え、個々のエピソードは社会風刺だったり、不条理モノだったり、人間賛歌だったりして読ませるもがあり、一読の価値はある。

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2020/09/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『ゴーダ哲学堂「空気人形」』と『ゴーダ哲学堂「悲劇排除システム」』の合本。 この人は本気で、漫画で哲学しようとしている。 というか、哲学を具体化しようとしている。 「空気人形」原作とのことだが、それはあくまで一部。 作品集全体で人類について考えて(すると人形やロボットがどうしてもモチーフになってくる)、なおかつユーモラスでもある。 射程の広さ。真善美。

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2013/06/17

こっちの文庫本しか読んでいないのだが、 先に出た『ゴーダ哲学堂「空気人形」』と『ゴーダ哲学堂「悲劇排除システム」』の 合本らしいと後から気づいた。 人の生き方、価値観、善悪などについて思考を巡らせた短編マンガ集、 全24話。 説教臭くなる手前ギリギリで踏みとどまっている感が好印象...

こっちの文庫本しか読んでいないのだが、 先に出た『ゴーダ哲学堂「空気人形」』と『ゴーダ哲学堂「悲劇排除システム」』の 合本らしいと後から気づいた。 人の生き方、価値観、善悪などについて思考を巡らせた短編マンガ集、 全24話。 説教臭くなる手前ギリギリで踏みとどまっている感が好印象。

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2012/08/20

人生に意味はあるか 虚しい人の生を描きながら、しかしそこから人生の意味となる価値を見出す一作。 言葉にするととてもチープなので、読んで欲しい。言葉にあるものはすべてある、というのが格言として出てくるが、言葉だけではない。言葉にできない線のゆらぎ、登場人物の目線、そういったものも...

人生に意味はあるか 虚しい人の生を描きながら、しかしそこから人生の意味となる価値を見出す一作。 言葉にするととてもチープなので、読んで欲しい。言葉にあるものはすべてある、というのが格言として出てくるが、言葉だけではない。言葉にできない線のゆらぎ、登場人物の目線、そういったものも「ある」。いや、これはマンガの作家に対して言いたいのだ。結局、すべてあるものはすべてある。そして、そこからある価値を見出すのが幸福としてあり得るのだ。

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2011/01/17

mzさんから借りた本。 まんがなんだけど、切ない話がたくさんつまってた。 さいごのほうは、「生きる」「しぬ」とか、思い内容だった。 でも考えさせられるほんだった。 ほんといろいろな本、しってるなーー

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2010/09/21

[怒り] 以前、「いじめを受けていた少年の父親が 学校の窓ガラスを叩き割った」という報道があったことを思い出した。 やりきれなかったんだろう。 悔しかったんだろう。 そのとき彼はどんな顔をしていたのだろう。 涙と鼻水でぐちゃぐちゃだったのだろうか。 憤怒の形相だったのだろうか。...

[怒り] 以前、「いじめを受けていた少年の父親が 学校の窓ガラスを叩き割った」という報道があったことを思い出した。 やりきれなかったんだろう。 悔しかったんだろう。 そのとき彼はどんな顔をしていたのだろう。 涙と鼻水でぐちゃぐちゃだったのだろうか。 憤怒の形相だったのだろうか。 いじめ相手ではなく、 学校の窓ガラスをたたき壊したのは 学校という機能そのものへの怒りを込めていたからだろうか。 いや、そこにあったのは怒りではなく、 全てに対する憤りだったのではないのだろうか。 [人生に意味はあるのか] ないかもしれません。 考えるだけ無駄なのでしょう。 でも、それでいいのかもしれません。 わたしたちは生きていて いつか絶対必ず死にます。 大切なのは「今、生きている」ということだけ なのではないのでしょうか。 生命賛歌をしたいわけではありません。 ただ、それだけを噛みしめて わたしは生きていきたいと思ったのです。

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2010/09/04

名作「自虐の詩」の作家が描く人の善と悪と業。表題作は映画化された、心を持った空気人形の切ない恋…泣ける。他ミュージシャンの作品が良い、疲れると何度も読み返したくなる不思議な短編集

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2010/07/28

泣ける哲学。この一言に尽きます。人生の意味についてこれほど全力で向き合っている本が他にあるでしょうか。全年齢の人々に読んで欲しい。

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2010/02/10

映画の影響で「空気人形」が有名ですが、 「原始的ラブレター」等、とにかく重厚な短編が詰まっている。 あとがきだけでも読む価値あり。

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2009/11/11

「空気人形」が読みたくて買った漫画。 作品を通して語られるのは「人生に意味はあるのか」という問いかけ。 漫画で泣いたのは久しぶりです。

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