メトロ誕生 地下鉄を拓いた早川徳次と五島慶太の攻防 の商品レビュー
日本地下鉄の父と呼ばれる早川徳次と、彼を敬愛しながらも後に路線の相互乗り入れと会社買収で激しくぶつかることになる五島慶太の攻防をメインに、早川による地下鉄導入のための奔走から亡くなる頃までを描いた、「事実を元にしたフィクション」のテイストのビジネスドラマ。 当時の鉄道が、乗客が...
日本地下鉄の父と呼ばれる早川徳次と、彼を敬愛しながらも後に路線の相互乗り入れと会社買収で激しくぶつかることになる五島慶太の攻防をメインに、早川による地下鉄導入のための奔走から亡くなる頃までを描いた、「事実を元にしたフィクション」のテイストのビジネスドラマ。 当時の鉄道が、乗客が「鮭の干物」と揶揄されるほどの「乗るのも命懸け」な状況を見かねた早川が地下鉄の開業と運営に生涯を捧げるエネルギッシュな姿が描かれる。そんな早川と、個人的な野望よりも地下鉄ビジネスを成功させたいと、自他共に認める強引な手法で迫る五島との対立。 最終的に、後に総理大臣となる佐藤栄作によって彼らの会社は営団化されて彼らの努力は公営化されてしまうが、早川と五島はそれを機に和解する。 読み応えのある本で、一気に読みきった。「日本で誰もやったことのない事業」を試行錯誤しながら命懸けで打ち込んだ者達の熱意が伝わってきた。
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地下鉄誕生の過程を地下鉄の父早川徳次と五島慶太の闘いを彩りに描いた見てきたような半ルポルタージュ。 それはさておき、電車の運転手の中でも、地下鉄の運転手を夢見る人は何で地下鉄がいいのだろうか?営団に入るような人は地鉄では無く地下鉄を選好してはいるのだろうが、地下鉄の運転の何が面白...
地下鉄誕生の過程を地下鉄の父早川徳次と五島慶太の闘いを彩りに描いた見てきたような半ルポルタージュ。 それはさておき、電車の運転手の中でも、地下鉄の運転手を夢見る人は何で地下鉄がいいのだろうか?営団に入るような人は地鉄では無く地下鉄を選好してはいるのだろうが、地下鉄の運転の何が面白いのかロマンがあるのか全くわからない。
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はじめてを実現させる事の難しさ。夢を見続ける難しさ。立ちはだかる現実。 今当たり前のものが当たり前じゃなかった時代があって、それを当たりまり前にするために立ち上がった人がいて。 今度メトロに乗る時、ちょっと立ち止まってみたいと思う。
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日本で初めて地下鉄、今の銀座線が建設されたときの話。浅草~新橋と渋谷~新橋が違う会社で造られたなんて知らなかった。国内で初めての地下鉄事業を行う困難は想像以上で、それを乗り越える過程のエネルギーは本当にすごいと思った。
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東洋で初の地下鉄に戦前の人たちは湧き上がっただろうな。 これはすごいことだ。 地下鉄市場は今でも名残がある。 デパートの前に地下鉄を止めるように依頼があって、上野松坂屋前というのができたのか。 毎日乗っている地下鉄が楽しくなる。
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もし当時の政争が変わっていたら、銀座線は東急のものになっていたかもしれない・・・なんてことを想像するに十分な内容。
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鉄道の仕事があったので、勉強も含めて通読しました。(10/01/04) 事前に鉄道王、東急の話はしっていましたが、具体的な買収合戦だったり、鉄道延伸の経緯が書いてあったのは非常に有意義でした。 結構サクサクと読める本。 ちなみに、実は一番使えるのは最後の関係者を巡る歴史年表...
鉄道の仕事があったので、勉強も含めて通読しました。(10/01/04) 事前に鉄道王、東急の話はしっていましたが、具体的な買収合戦だったり、鉄道延伸の経緯が書いてあったのは非常に有意義でした。 結構サクサクと読める本。 ちなみに、実は一番使えるのは最後の関係者を巡る歴史年表。
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地下鉄銀座線はもともとは二つの会社が作った路線だった。利用者は新橋駅でわざわざ乗り換えなければならなかった。という話は、前に聞いたことがあります。どうしてそうなったのか、渦中にあった二人の人物を中心に描いた作品です。
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鉄道ファンではありませんが、なんとなく読んでみました。この時代の財界史はロマンを感じるので結構好きです。
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