スターリン批判以後(上) の商品レビュー
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現代思潮社1969年5月25日第一版を読んだ。 本著は1956年のソ連共産党第20回大会におけるフルシチョフ第1等書記によるいわゆるスターリン批判のあとに書かれた著述集だ。 著者は一貫して、ソ連共産党の帝国主義を批判し、日本共産党の「党章」の取扱いをはじめとする党の運営姿勢やイデオロギーの欠如を批判している。いずれも官僚主義的でありマルクス、レーニンの共産革命が欠如していると憤る。 また、スターリン主義者が唱える「二段階戦略」(人民民主主義革命の遂行から社会主義革命へ)に対しても、プロレタリアの主体性がないと批判している。
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