平成関東大震災 の商品レビュー
2006年に雑誌連載されたものなので、東日本大震災前の話。1人のサラリーマンが大地震に遭遇して、どう行動して何を感じたか、と小説仕立てで書いてあるので、人物の体験や感情として想像しやすい。データから読み取るのが苦手な私にも理解しやすい。事態は深刻でも、読んでいてダメージが少ないよ...
2006年に雑誌連載されたものなので、東日本大震災前の話。1人のサラリーマンが大地震に遭遇して、どう行動して何を感じたか、と小説仕立てで書いてあるので、人物の体験や感情として想像しやすい。データから読み取るのが苦手な私にも理解しやすい。事態は深刻でも、読んでいてダメージが少ないように上手に書かれている。
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本としてはつまんないけど、 その後の震災を経てまた考えなきゃいけないな〜 と一応読んだ。 とは言っても職場まで徒歩30分だし、 賃貸だし、この辺地盤固いしまあまあうちは そこまでにはならなそう。 夫が都内から帰るのがしんどいけど サバイバル知識あるし、なんとかなる。 未だに海沿い...
本としてはつまんないけど、 その後の震災を経てまた考えなきゃいけないな〜 と一応読んだ。 とは言っても職場まで徒歩30分だし、 賃貸だし、この辺地盤固いしまあまあうちは そこまでにはならなそう。 夫が都内から帰るのがしんどいけど サバイバル知識あるし、なんとかなる。 未だに海沿いの高層マンションで暮らして 都会で働く人の考えが謎。
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想像していた作品とは全く違う作品だったのだが、一気読みするくらいに上手い展開になっていた。重い軽いとか、読み応えがとか言うのはどうでもイイのだが、読んでおいて損は無い。
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実用書的なシミュレーション小説(?) よく分からないカテゴライズとなってしまう内容(笑)。 刊行は2007年。 阪神淡路大震災の記憶もまだ残り、新潟県中越地震からはほんの間もない頃
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どうも震災ものに手が伸びてしまいます。 小説というよりは、シミュレーション的な作品ですね。 関東直下型地震が起きた場合に起こりうる事象を具体的にして、 その後解説をするといった手法です。 ただ、”M8”や”津波”と違って、ほんとに普通のお父さんが主人公。 サラリーマンの多くが経験しそうな内容になってます。 地震に関心が高い今ぜひ読むべき本だと思います。
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将来必ず発生すると言われている首都圏直下地震。”備えあれば、憂いなし”と言われますが、現実に”そのとき”に備えている人は、数少ないと思います。この書では、そんな”そのとき”には備えていない普通のサラリーマンを通じて、首都圏直下地震に関するシミュレーション小説となっている。 シミ...
将来必ず発生すると言われている首都圏直下地震。”備えあれば、憂いなし”と言われますが、現実に”そのとき”に備えている人は、数少ないと思います。この書では、そんな”そのとき”には備えていない普通のサラリーマンを通じて、首都圏直下地震に関するシミュレーション小説となっている。 シミュレーションの元となるのは、東京都の被害想定。しかしながら、本当のところは誰にもわかりません。所々に挟まれているコラムが、事態に関する程よい解説となっており、この本の理解を深める助けになっているような気がします。 作者は、『亡国のイージス』『終戦のローレライ』などの福井晴敏。
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『震災後』を先に読み終えて それに比べたらずいぶんコミカル(?)に書かれていたので 1時間もかからずに読み終えてしまった。 3.11以前に読んでたら怯えてたかもしれないけど 今になってみるとあの日は良くも悪くもこんなもんじゃなかったなーと。 この本の中に出てくる『現実はいつも、予想以上に残酷』という文章が皮肉に響いた。 シュミレーションは結局シュミレーションでしかない。 実際に遭遇しなければどう行動できるか判らない。 ということを今更ながら痛感。
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大地震が起きたらどうしようin首都圏、というガイド的な小説。地方住民には必ずしも当てはまらないけれども、知っておいて損はない知識がサラリと読めるので一読の価値はあると思う。
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首都圏地震災害で想定される状況を一人のサラリーマンの体験を通しながら、最終的には、家族の下へ無事に帰依するというストーリー。災害入門ガイド的にサラっと一読できる。
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今月に入ってから地震が怖くて仕方なかった。 今日たまたま部屋の本棚を見たら、この本があったから読んだ。 本当にこの本のように上手くいくことなんてないだろう。たぶんもっともっとたくさんの人が死んだり怪我したりするだろう。だけど、怖がってもしょうがないかな、と思うことができた。「死...
今月に入ってから地震が怖くて仕方なかった。 今日たまたま部屋の本棚を見たら、この本があったから読んだ。 本当にこの本のように上手くいくことなんてないだろう。たぶんもっともっとたくさんの人が死んだり怪我したりするだろう。だけど、怖がってもしょうがないかな、と思うことができた。「死ぬ人は死ぬ運命だった。あんたは生きている。そのことを考えろ」って趣旨の台詞が沁みた。準備はできるだけする、だがそれは基本的に「生き残る」ことを前提として必要となるものだ。 地震が来た瞬間、生き残れる状況にあるかはわからない。しっかり準備をした人があっさり駅のホームから落ちて電車にひかれて死ぬかもしれない。何も気にしなかった人が自宅にいるときに被災してのうのうと災厄を免れるかもしれない。何をしようが、結局どうなるかはわからないのだ。 死ぬなら死ぬ。生き残るなら生き残る。 死んだのなら死ぬ運命だった。 生き残ったのなら、どうにか生きていく努力をすればいい。 死ぬこと自体を恐れた途端、僕たちは何もできなくなるのだろうな。
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