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黒い太陽 の商品レビュー

3.7

32件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

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2024/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 立花の母は、彼が生まれた時から夜の女だった。  そんな母がある日、スナックの常連客と駆け落ちをして姿を消した。  篤の父、真一は、厳格な性格で情に深く、決して人を欺くようなことはしなかった。  篤は父を尊敬していた。  そんな真一がある日、脳溢血で倒れ、植物人間と化した。  主人公の立花篤は父の入院費を稼ぐため、最も嫌っていた、母と同じ水商売の世界に足を踏み入れた。  キャバクラに勤めた篤は、そこは学歴も年齢も関係がない実力主義の世界だと知る。  風俗王の藤堂観光社長の藤堂猛と会い、その才を見込まれた篤は、どんどん夜の世界に染まっていく。  ドロドロの夜の世界に身を置いた立花は、自分の性格が変わっていく現実に本当の自分はなんなのかも分からなくなっていく。  以前テレビの深夜ドラマで放送していたが、その時は見逃した。  全般はテンポよく、立花篤の下剋上の様子が分かりやすく読み進められたが、後半になるとオーナー社長となった篤のダークサイドの面が表に出て来て、少し不快になり、読み進むテンポが遅くなった。  最後は立花が売春防止法違反の容疑が掛けられるところで、終わる。  続編の「女王蘭」へとつづく。

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2024/01/03

キャバクラの女性を裏方で支える、野心的なスタッフのお話。 ヒロイン絡みの伏線ミエミエ。ラストも全くどんでん返しがない。最後の最後に、清廉潔白だと思っていた主人公の父親が実は…みたいな展開を期待していたのだがなぁ。 自分にとっては、小説としてよりも、「キャバクラ入門」としての価...

キャバクラの女性を裏方で支える、野心的なスタッフのお話。 ヒロイン絡みの伏線ミエミエ。ラストも全くどんでん返しがない。最後の最後に、清廉潔白だと思っていた主人公の父親が実は…みたいな展開を期待していたのだがなぁ。 自分にとっては、小説としてよりも、「キャバクラ入門」としての価値が高かった。キャバクラってこういう世界なのか―、と勉強になった。それについては、知識欲が満たされた。 ほとんど会話を中心に構成され、話の展開も漫画チック。あっと言う間に読める。でも500ページ超を読了すると、ちょっとした達成感があった。

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2016/05/28

新堂冬樹にハマった!キャバクラのお話ってことだけど異常に分厚いし時間かかるかなと思ったけど面白すぎて寝る間もおしんで読了。 夜の世界に落ちていく立花が純粋でいいやつだったのなどんどん汚い人間になる。 それと、キャバクラのシステムが知れてそれも面白かった。 最後、まだ人間らしい愛情...

新堂冬樹にハマった!キャバクラのお話ってことだけど異常に分厚いし時間かかるかなと思ったけど面白すぎて寝る間もおしんで読了。 夜の世界に落ちていく立花が純粋でいいやつだったのなどんどん汚い人間になる。 それと、キャバクラのシステムが知れてそれも面白かった。 最後、まだ人間らしい愛情を持ってて欲しいと思って千鶴と上手くいってよかった!と思ったら、ついに千鶴までもを裏切るという屑っぷり。しかも、自分でも屑だとわかってる。なんでそうなっでしまったの!!!結局自分のプライドを優先する最悪最低男になってしまったけど、結局立花はなにがしたいんだろう。。。あーあ。でも、とにかく面白い。裏切ったり裏切られたり。

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2015/06/08

こ、こんな話だったっけ? うーん すごい強引っつーか。。 一度目読んだ昔は 面白かったような覚えもあるが 主人公が急激に変わりすぎてww いきなり少年ゴクウが スーパーサイヤ人へ!って感じ。。

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2014/12/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

キャバクラの抗争、散々今まで描かれたであろう内容なのに、さくさくと読めた。 生々しいキャバ嬢とのかけひき、過去の自分との葛藤の描き方がいいからか。 ドラマでははまらないんだろうな。 上下巻なのにあっという間に読破。

Posted byブクログ

2013/11/08

始めの方はおもしろかったんだけど。。長編の割には浅い感じがした。とんとん拍子すぎるというか。。最後もぱっとしない終わり方に感じた。

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2013/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

会社で読み終えた。 ビルド中とシステム評価動作中に読んでいた。 これは面白い。 物語の展開が興味をそそる。次々と読み進めたくなる。 夜の世界キャバクラを舞台とした物語。 主人公の立花が,お金のため仕方なく,キャバクラでホールと勤め。その若さゆえのまっすぐさと純粋さ。 そして,風俗王と言われる藤堂と出会い,いつか藤堂を見返してやるとやっきになり,利益のためと冷徹になっていく様。そして,変わっていく自分への自問自答。 夜を煌々と照らす黒い太陽に向かって突き進む。 キャバクラのキャスト達登場人物も各々個性的で楽しめた。私的には笑子に好感。 藤堂に打ち勝つためのその立花の行動力,わたしも仕事をやる気になりました。

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2012/11/27

キャバクラの話。するする読めて楽しめたが、藤堂は分かりやすく魅力があるのに、主人公に何の魅力があるのか良く分からなかった。ただの嫌な奴に感じた。

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2012/09/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

キャバクラの経営を巡る、経済戦争を描いた小説。 この本を読むまで、キャバクラというのはいかがわしい業界(いかがわしいのも事実だが)というイメージがありました。 しかし、この本を読んで、この業界に対する見方は180℃変わりました。 普通の企業より、よっぽど成果主義、実力主義の世界。ウラには暴力団等もついてることが多いだけに、馴れ合いもなし。厳しい世界だということが暴かれています。 困るのは、こういう本を読むと、キャバとかで遊んでも面白くなくなってしまったこと。ここは営業だな、とか、ここは○○ちゃんと競争だなとか、ウラを読んでしまって純粋に刹那的な楽しみ方ができなくなります。 純粋に遊びたい人は読んではいけない本です。

Posted byブクログ

2012/06/09

単純な話でいいです。 頭使わないし… ドラマも最初の何話だかは見てました。 永井大がいつも裸なのは誰の趣味なんだか?

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