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心の哲学入門 の商品レビュー

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2022/05/08

心身問題、クオリア、表象、志向性…心の哲学を巡る概念は、一見分かりそうで分からないものが多いような気がします。 分析哲学の本や分析哲学を使ったフィクションでは、軽い説明をしただけでこれらの概念が使われることがあり、そのたびにモヤモヤしていましたが、これですっきりしました。 (本当...

心身問題、クオリア、表象、志向性…心の哲学を巡る概念は、一見分かりそうで分からないものが多いような気がします。 分析哲学の本や分析哲学を使ったフィクションでは、軽い説明をしただけでこれらの概念が使われることがあり、そのたびにモヤモヤしていましたが、これですっきりしました。 (本当は分析哲学の全体像を見渡すような入門書があればいいのですが。) 本書は、教育的配慮からか、基本的なことをしつこいくらい丁寧に説明します。 心の状態(信念、欲求、感情、知覚、感覚)の説明が、最初のほうにあるのはありがたかったです。特に哲学用語としての「信念」は、一般的な用例に引きずられて、慣れるまで違和感ありますので。 また、かなりの頻度でQ&Aが差し込まれます。単に理論の裏返しにすぎない問いから 、明確な答えがでないような問いまでありました。後者については、確実なのはどこまでか慎重に答えようとする姿勢が見られ、一人で読んでいるだけなのに演習に出ているような気持ちがしました。

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2021/08/03

「心とは何か」から始まり、心の因果性、意識、志向性、合理性、認識に渡って論じられている。文体は平易だが、途中理解の難しい所もあった。参考文献はその説明もあって充実している。だが、この出版社の本が多い。その偏りが嫌な人もいると思う。個人的には、本文の説明の具体例にスマップのメンバー...

「心とは何か」から始まり、心の因果性、意識、志向性、合理性、認識に渡って論じられている。文体は平易だが、途中理解の難しい所もあった。参考文献はその説明もあって充実している。だが、この出版社の本が多い。その偏りが嫌な人もいると思う。個人的には、本文の説明の具体例にスマップのメンバーと思われる名前がたびたび出てきたのが抵抗を感じた。それでも、今の心の哲学の概略が分かる。各章にまとめと問題が設けられている。 やはり、答えは出ない。しかし、心の哲学の入り口としては良書だと思う。参考文献で更にステップアップができる。コラムで哲学用語の説明もある。哲学の入門にもなるかも。入門書なので、本文は偏りがないように配慮されている。それでも著者の力が入っている所もある。心に興味のある私には良かった。

Posted byブクログ

2019/06/02

[コメント] 「哲学入門」戸田山和久 [関連リンク] 心の哲学入門 感想 金杉 武司 - 読書メーター: http://book.akahoshitakuya.com/b/432615392X

Posted byブクログ

2021/01/05

なるほど、堅くてグッドな教科書・入門書。途中のQ&Aが実際に授業して苦労している感じがよく出ている。 でもやっぱりそれほど関心持てない分野なんだよな。

Posted byブクログ