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官邸崩壊 の商品レビュー

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31件のお客様レビュー

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2020/05/03

2020/05/03再読了 第一次安倍政権の中枢 若く不慣れな実情が描かれている 国家政治を担うことの大変さの一片が良く描かれている 日本の戦後復興は政治が不在でも高い実績を挙げた むしろ人気取りの政治不在で、長期戦略に長ける官僚体制が担う方が結果オーライだった 1990年バブル...

2020/05/03再読了 第一次安倍政権の中枢 若く不慣れな実情が描かれている 国家政治を担うことの大変さの一片が良く描かれている 日本の戦後復興は政治が不在でも高い実績を挙げた むしろ人気取りの政治不在で、長期戦略に長ける官僚体制が担う方が結果オーライだった 1990年バブル崩壊とともに戦後復興は終焉 海図なき航海が始まった途端、日本丸は迷走を始めた 2013年「2年2倍2%」の胡散臭さに始まった第二次安倍政権、2020年遂には「マスク2枚」の国に堕してしまった その原点が本書にあると言うことだろう

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2020/04/03

川崎市の図書館でカードを作った際に、 目に付いて借りた。 安部政権の瓦解は記憶に新しいが、 例によって実際に何が起こっていたのかは、 僕達には分かりにくい。 例えば、「お友達内閣」と揶揄されていたが、 なぜそのような内閣になってしまったのか、 安部という政治家のパーソナリティ...

川崎市の図書館でカードを作った際に、 目に付いて借りた。 安部政権の瓦解は記憶に新しいが、 例によって実際に何が起こっていたのかは、 僕達には分かりにくい。 例えば、「お友達内閣」と揶揄されていたが、 なぜそのような内閣になってしまったのか、 安部という政治家のパーソナリティーを知ることで、 ある程度理解できるようになる。 圧倒的な事実の積み上げというよりは、 インサイダーであることによって得た情報を元に、 ストーリーを再構築したという印象が強い本である。

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2015/09/15

 第一次安倍政権の崩壊の過程を、関係者の噂話的エピソードをまとめてつくった「物語」だが、これはこれでおもしろいから別に構わない。事実とは確認できない集約の中に、何かしらの真実が隠れていることはあるもので、そこを楽しむことが大切だろうと考える。  第二次政権でまた勇ましいことを言っ...

 第一次安倍政権の崩壊の過程を、関係者の噂話的エピソードをまとめてつくった「物語」だが、これはこれでおもしろいから別に構わない。事実とは確認できない集約の中に、何かしらの真実が隠れていることはあるもので、そこを楽しむことが大切だろうと考える。  第二次政権でまた勇ましいことを言っているのだが、その本質は苦労を知らぬまま、永田町という特殊な世界で生きてしまった、お勉強もあまりできない気の弱い老人ということになるのだろうと思う。日々汗して税金を払っている庶民大衆の感覚からは大きくかけ離れているのであって、これを埋めることはもう不可能なことなのだろうと思う。  いまは何も出てこないが、そのうち続編が出ることになればいいな、それもなるべく早く。

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2014/12/31

2007-09-24 wrote (第一次)安倍政権発足から,参議院大敗までのノンフィクションドキュメント! 崩壊の様子がよく分ります. そこに見えてくるのは,安倍さんの出自故の,意気込みであったり,義理人情の厚さであったり. 若さ故の誤認識であったり. 首相補佐...

2007-09-24 wrote (第一次)安倍政権発足から,参議院大敗までのノンフィクションドキュメント! 崩壊の様子がよく分ります. そこに見えてくるのは,安倍さんの出自故の,意気込みであったり,義理人情の厚さであったり. 若さ故の誤認識であったり. 首相補佐官を置いて官邸機能を強化しようとしたことで,まさに,その構造が 組織論的には命令系統が多重になったり,職務の分担が曖昧になったりと,不都合を招いているわけです. また,首相の「エリート好き」的な面が「個人のスキル」,政策的な面で官僚を選び,接着剤的な面や, 情報や人的ネットワークにおける人材の価値を理解せずに選んだために, 綺麗な論理だけで動いていない官僚機構やその他に飲まれていった感じですね. 普通なら,これを押しとどめるのが年寄りの力なんでしょうけど,いかんせん小泉さんの後ということで「首相がすきに人材を選ぶ」 というスタイルが美化されていたのですね. これを読むと福田さんの新しい政権スタートもまた良く見えるようになります. 若い頃は年功序列に反対したり,若さを理由にされたりするのに腹が立つけど, 最近思うのは,「年齢って大事・・・」 ライブドアの堀江・宮内らの暴走にしても,今回の安倍さんにしても,結局はそこがデカイ気がする. エースとしての実力は若くても身につくとは思うが,トップとしてのガバナンス能力はやはり年齢によるところは大きい気がする. 若いうちはどうも視野が短期的かつ裏の読み方が一つ少ない.ある意味,非常に論理的な正義感. 年をくうとどうしても長期的で論理だけじゃなくて情理の方も読めるようになってくる.その上で, 現実的な正義感で行動できるようになる気がする. 「世の中理屈だけじゃないから」 という理由を言う人がいるけど,僕はそうは思わない. 「金があったら取りたくなる.」「自分に不利なら隠したくなる.」「手柄にならないならやりたくない」etc.etc.. これら情理は全て,「理に叶っている」のだと思う.よって理屈で考えられる. 理屈の考え方が一段階少ないだけだ. これらを考えた上で,システム設計すれば上手く行くし,そうでないと上手く行かない. 公務員制度改革や,社保庁の改革についてもこのあたり考えて欲しいもんですね. 社保庁の横領なんて,制度設計した時点で解ると思うんですがね... 「公務員は必ず聖人君子である」という仮定を前件部に入れない限りは. ちなみに 安倍さんは70才越えてから(あと20年ある!!)再トライしてもいいんではないかと思ったりもする # 2014/12/31追記 思いの他早く再登板していますね.

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2014/07/16

ブックオフで購入する。再読です。興味深い本でした。いつもながら思うことですが、読みやすいです。この時点では、安倍氏の未熟だと思っていました。どうも違うようです。福田、麻生、鳩山と次々と倒れていきました。多分、管さんも同様だと思います。その意味で、読み方が違ってきました。それだけで...

ブックオフで購入する。再読です。興味深い本でした。いつもながら思うことですが、読みやすいです。この時点では、安倍氏の未熟だと思っていました。どうも違うようです。福田、麻生、鳩山と次々と倒れていきました。多分、管さんも同様だと思います。その意味で、読み方が違ってきました。それだけです。

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2014/05/27

安倍晋三さんという、お坊ちゃまで、およそ国家のリーダーどころか国会議員にすらなる能力を持ち合わせないお父さんが、世襲というレールをたどったがために演じてしまった悲喜劇でした。

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2014/03/29

 衝動買いのようなものだったが、読み物としてべらぼうにおもしろく、一晩で読了。けっして政界に詳しい訳じゃないので登場人物の顔と経歴をネットで検索しながら読んだのだが、それもよかったのかも。  正直「お友だち内閣」と言われてもいまいちピンとこなかったんだけど、この本を読むと「なるほ...

 衝動買いのようなものだったが、読み物としてべらぼうにおもしろく、一晩で読了。けっして政界に詳しい訳じゃないので登場人物の顔と経歴をネットで検索しながら読んだのだが、それもよかったのかも。  正直「お友だち内閣」と言われてもいまいちピンとこなかったんだけど、この本を読むと「なるほどなー」というかんじに腑に落ちる。なにより、こーいうふうにストーリー仕立てで顔と経歴を把握すると(人間の脳のしくみからいっても効果的な記憶術)、テレビ/新聞がよりおもしろくなるので、たいへんよろしい。  本の内容に全然触れてない。いや、この本が妥当だとか、正しいとか、そーいう判断つかないもので。ある記者が見た政治家の群像劇という視点で読んで楽しいよ、と。

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2013/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ドリフの大爆笑のように「だめだこりゃ」と締める、そんなコントじみた失敗劇が日本の中枢でおきてしまったら、というのが「もしもシリーズ」ではなく現実であるという悲劇。 しかし、洞爺湖サミットのウィンザーホテルが某警察系企業の所有である、という事実はなかなかうならされる話ではある。

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2013/01/21

第二次安倍政権成立と共に、過去を振り返ってみるつもりで図書館にて借りる。 それにしても、謀略でいかにもろくも崩れ去ってしまったかが伺い知れた。 続けて、『官僚との死闘七〇〇日』長谷川幸洋著 http://booklog.jp/item/1/4062148757 も読んでみたい...

第二次安倍政権成立と共に、過去を振り返ってみるつもりで図書館にて借りる。 それにしても、謀略でいかにもろくも崩れ去ってしまったかが伺い知れた。 続けて、『官僚との死闘七〇〇日』長谷川幸洋著 http://booklog.jp/item/1/4062148757 も読んでみたい。

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2012/09/23

最近「約束の日 安部晋三試論」を読んで、その内容に違和感を感じ、平成18年の安部政権とはなんだったのかをもう一度振り返りたいと思って読んだ。 従来の政治手法が通じない小泉政権の後で、ようやく「普通の」首相に戻ったと自民党内部からも期待された安部氏。もちろん若さ、その純粋さから世間...

最近「約束の日 安部晋三試論」を読んで、その内容に違和感を感じ、平成18年の安部政権とはなんだったのかをもう一度振り返りたいと思って読んだ。 従来の政治手法が通じない小泉政権の後で、ようやく「普通の」首相に戻ったと自民党内部からも期待された安部氏。もちろん若さ、その純粋さから世間の評価も高く、船出の内閣支持率は高かった。 しかし、組閣における人選ミス、周囲のサポートメンバーの人間力のなさ、そして安部氏自身のリスク感性の乏しさから年金、教育、ガソリン税等々対応を誤り、次第に国民の支持は離れていく。 組織のトップは、人事、そして事が起こった時の判断・感性、これが大切だと感じる。今自民党総裁選に安部氏が出馬しているが、あれから数年たち当時の振り返りがきちんとできているだろうか?

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