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きよし このよる の商品レビュー

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2012/12/14
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キリスト誕生のお話。チェレスティーノ・ピアッティの青い色調の表紙が美しく手に取った。太い線にはっきりとした色調を重ねたその絵は、確かに評されるとおり『ステンドグラスのような』荘厳な印象がある。内容に関しては、あまり知識のない私にとっては改めて知ったことがあった。父ヨゼフはナザレの村で働く大工。そこへ皇帝のお触れが出て、『生まれた土地に行って届けを出してこい』という。そこではじめて故郷のベツレヘムに向かうというのだ。妊婦のマリアを連れ、その道のりは厳しく、宿泊を断られて馬小屋に辿り着いたことも初めて知った。また生まれたときに来た3人は羊飼いだ。(東方の3賢者が乳香、没薬、黄金をもってきたという話を知っていたのだが。)  あまり宗教を押しつけるような感じもなく、わかりやすい内容になっている。悪くはないのだが、絵の素晴らしさのわりに文章に少し重みが足りないような気がして、星3つとした。子を持つ親としては、生まれたあとの両親の様子などももっと書かれていて欲しいと思ったのだ。

Posted byブクログ