越境捜査 の商品レビュー
面白かったです。 読み応えがありました。 読み終わった直後の正直な感想は 「おいおい、いいのかよ」(笑) ヤクザとつるむあたりからちょっと違和感がでてきて、 最後はちょっとあっけなさすぎるような気もしないでもないけど・・ 楽しめました。
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知ってる地名が出てくる小説を読むのは、本筋と違ったところで興味がわくしおもしろい。「あら、磯子駅って昔は島型ホームだったんだけどな。だから特に『上りホームに出る』なんて言わなくてもいいんじゃないのかな。今は対面式になっちゃったのかな」とか。飯田橋の警察病院も行ったことあったなあ、...
知ってる地名が出てくる小説を読むのは、本筋と違ったところで興味がわくしおもしろい。「あら、磯子駅って昔は島型ホームだったんだけどな。だから特に『上りホームに出る』なんて言わなくてもいいんじゃないのかな。今は対面式になっちゃったのかな」とか。飯田橋の警察病院も行ったことあったなあ、とか。それにしても、小説と分かっていながらも、警察ってこんなヒドイ集団なのか、とちょっと怖くなったりして(特に神奈川県警は不祥事の話しがよく出たからね)。自分が翻訳モノばっかり読んでる理由って案外そういうところにあるのかなあ・・・とふと思ってしまった。
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閑職に追いやられた刑事が暇ネタに選んだ時効寸前の殺人事件。 しかしそれを追い始めた途端にわかに周囲が騒がしくなってくる。 笹本作品で山に関係ないのは初めて読んだので、 最初のうちなかなか進まなかったけれど、 後半はそれぞれのキャラが立ってきて楽しく読めた。 【図書館・初読・&...
閑職に追いやられた刑事が暇ネタに選んだ時効寸前の殺人事件。 しかしそれを追い始めた途端にわかに周囲が騒がしくなってくる。 笹本作品で山に関係ないのは初めて読んだので、 最初のうちなかなか進まなかったけれど、 後半はそれぞれのキャラが立ってきて楽しく読めた。 【図書館・初読・'09/1/10読了】 続編が出たと知り、そちらに手を出す前に再読。 やはり前半はなかなか世界に入っていけなかった。 続編が楽しみ。 【図書館・再読・'10/3/12読了】
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表紙の札束が、内容を暗示しているのね。警察の裏金にまつわる不祥事を扱っているけれど、佐々木譲の「うたう警官」シリーズと違って、主人公も有る意味でなかなかやるのだ。でも根っからの悪徳警官ではなく、どちらかというと正義の味方だ。私は最後がいいなあと思いました。笹本さんの本では、「天空...
表紙の札束が、内容を暗示しているのね。警察の裏金にまつわる不祥事を扱っているけれど、佐々木譲の「うたう警官」シリーズと違って、主人公も有る意味でなかなかやるのだ。でも根っからの悪徳警官ではなく、どちらかというと正義の味方だ。私は最後がいいなあと思いました。笹本さんの本では、「天空への回廊」と「還るべき場所」がダントツ5点だから、比較して3点というところです。でも笹本さんの本は、山岳物だけでなく警察物も面白いと思った。
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警察モンて好きなのよねー。 所轄と本庁でモメたりばからしいんだけど、それに汚職とか冤罪とか重なってくるとハナシが大きくなって面白いんだよ。 で、コレも組織の悪に立ち向かう筋がいいね。最後に悪をやっつけて、大金を手にする後味の良さ。一種のハッピーエンドって好きよ。 2008年1月
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この手の小説を読むといつも思うんですが、日本の警察は本当にここまで腐っているんでしょうか?いつも悪者になる警察キャリアですが、最高学府まで修めた人間が、本当にここまで愚かなのでしょうか?勧善懲悪はフィクションの中にしかないのかなぁ、なんて事を考えながら大団円を迎えました。なかなか...
この手の小説を読むといつも思うんですが、日本の警察は本当にここまで腐っているんでしょうか?いつも悪者になる警察キャリアですが、最高学府まで修めた人間が、本当にここまで愚かなのでしょうか?勧善懲悪はフィクションの中にしかないのかなぁ、なんて事を考えながら大団円を迎えました。なかなか凝ったストーリーはじゅうぶん楽しめたんですが、序盤のスローペースがちょっとつらいので★四つ
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筆致全体から、ぴーんと張りつめた緊張感が伝わってくる。シンプルだが、どこか挑発的なセンテンスに圧倒され、久しぶりに斜め読みせず一字一句読むという意欲的な読書になった。 主人公に課せられた任務はハッキリしているが、味方がいつ敵に寝返るかもしれないという冷淡な空気がそこら中に漂って...
筆致全体から、ぴーんと張りつめた緊張感が伝わってくる。シンプルだが、どこか挑発的なセンテンスに圧倒され、久しぶりに斜め読みせず一字一句読むという意欲的な読書になった。 主人公に課せられた任務はハッキリしているが、味方がいつ敵に寝返るかもしれないという冷淡な空気がそこら中に漂っているため、物語の方向性がまるで掴めない。登場人物も多く、誰がキーマンとなって再登場するのか皆目予想できない。書き手と読み手の腹の探り合いを横目に、物語は底なし沼のごとく、じわじわと深みを増すばかり。 黒幕の姿が薄ぼんやりと見えてきた頃から、なぜか笑ってしまうシーンが多くなる。「ああ、結局はそういう着地になるんだな」と残念に感じるも、作中の人物たちは抜き差しならないトコロまで来てしまったのだから、こういう展開も致し方ないのだろう。読後、どっと疲れてしまったが、この種の疲労感は嫌いではない。
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警視庁捜査一課の鷺沼警部補が追うのは、14年前12億円の詐欺事件の被疑者森脇が殺害された事件。巨額の金をめぐって魑魅魍魎たちが跋扈する物語。「グリズリー」「フォックス・ストーン」に次いで笹本氏の本を読むのは3冊目になります。軽妙さがなかなか良いです。
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