国際政治 の商品レビュー
国際政治とは戦争であり、権力闘争のこと。それぞれの国家がその利益を最大にすべく権力闘争を展開すること。 国際関係における権力の源が何よりも軍事力に帰着する以上、国際政治の権力を構成する様々な要素の中でももっとも重要な権力構成要素は軍事力。 BOP政策が国際関係の均衡を作る可能性...
国際政治とは戦争であり、権力闘争のこと。それぞれの国家がその利益を最大にすべく権力闘争を展開すること。 国際関係における権力の源が何よりも軍事力に帰着する以上、国際政治の権力を構成する様々な要素の中でももっとも重要な権力構成要素は軍事力。 BOP政策が国際関係の均衡を作る可能性は少なく、むしろ短期的な同盟を組み替えながら数多くの戦争が戦われる可能性のほうが高くなってしまう。 BOPの前提は同盟である。 同盟が固定し、硬直していればいるほど抑止戦略は効果を挙げやすい。 民主化は国際政治と国内政治のかかわりを変えることによって、国際政治に価値判断を持ち込んでしまう。 リベラリズムは安全保障以外の領域を説明するとき、また国際組織や国際機関の役割を論じるときに説得力を発揮してきた。リアリズムとリベラリズムは国際政治の学術業績についてみるならば、対照ではない。 リアリズムのもとでは国際政治における政策目標は何よりも軍事力。
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大学院入試に向け通読(2回目)。テキストの趣向としては「大学院生向け」ということだが、その手軽さに似合わず充実した内容は、学部生が学ぶのにも最適な一冊(全15章で構成され、現代社会を見る目を養うトピックが満載)である。著者の藤原(帰一)先生がおっしゃっているように、現代の国際関係...
大学院入試に向け通読(2回目)。テキストの趣向としては「大学院生向け」ということだが、その手軽さに似合わず充実した内容は、学部生が学ぶのにも最適な一冊(全15章で構成され、現代社会を見る目を養うトピックが満載)である。著者の藤原(帰一)先生がおっしゃっているように、現代の国際関係を考える上で、世界史の知識は非常に有益なのだ(と、いうか「ない」というのは論外。そのために世界史が必修なのですよ!)。
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読みやすくて分かりやすい良書だと思います。 国際政治に興味がとてもある人からややある人ぐらいまでにお薦めです。
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