黒博物館 スプリンガルド(1) の商品レビュー
最後は活劇で。19世紀のロンドンが舞台です。ヴィクトリア朝のイギリス、初期の蒸気機関車がようやく走り始めた頃、ガス灯が照らす夜を鉄仮面の怪人が跳梁するとなれば役者は揃ったという感じです。ダークヒーローの魅力がたまらないですね。二話収録ですが、併録されている方はがらりと変わった味わ...
最後は活劇で。19世紀のロンドンが舞台です。ヴィクトリア朝のイギリス、初期の蒸気機関車がようやく走り始めた頃、ガス灯が照らす夜を鉄仮面の怪人が跳梁するとなれば役者は揃ったという感じです。ダークヒーローの魅力がたまらないですね。二話収録ですが、併録されている方はがらりと変わった味わいで面白い。藤田和日郎の美味しいところを一冊で堪能できます。
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藤田ワールドの魅力満載。ヴィクトリア朝時代、怪しい犯罪が頻発するロンドンが舞台。実際に存在したというバネ足ジャックにまつわる怪奇譚。他にも実在した人物が多数モデルに。ウォルター伯爵が特に魅力的。
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やっぱり、藤田さんの短編マンガはおもしろい! 放蕩貴族やら、キュレーターとか魅力的なキャラクターも非常によい。 熱さ、おもしろさだけなら★5でOK! ただ、藤田さんの他の作品との既視感があるので、★一つマイナスということで。もうちょっと冒険した作品を読んでみたい!
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非常に面白かったです。 藤田和日郎にはずれなし。 むかしむかしその昔、ロンドンを恐怖に陥れたバネ足ジャックのお話。 当時の担当警部が黒博物館の美人学芸員に語る、というスタイルで物語りは進む。 やっぱりね、愛なのだよ。 とどのつまりは。 つーか、この装丁でこの値段...
非常に面白かったです。 藤田和日郎にはずれなし。 むかしむかしその昔、ロンドンを恐怖に陥れたバネ足ジャックのお話。 当時の担当警部が黒博物館の美人学芸員に語る、というスタイルで物語りは進む。 やっぱりね、愛なのだよ。 とどのつまりは。 つーか、この装丁でこの値段はすごく頑張っていると思う。 そんでもって、黒博物館に行きたいんですけど。
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「うしおととら」、「からくりサーカス」の藤田先生の短編作品です。 好きな漫画家なので、つい何度も紹介してしまってます。 今回は、いつもの小学館ではなく講談社からの作品なんですね。 この作品は、19世紀にロンドンに現れたといわれる怪人、 バネ足ジャックの都市伝説がベースになっていま...
「うしおととら」、「からくりサーカス」の藤田先生の短編作品です。 好きな漫画家なので、つい何度も紹介してしまってます。 今回は、いつもの小学館ではなく講談社からの作品なんですね。 この作品は、19世紀にロンドンに現れたといわれる怪人、 バネ足ジャックの都市伝説がベースになっています。 そのテーマを藤田流に料理しています。 彼の作品のファンなら問題なく楽しめるかと思います。 100年以上前の、まだ闇が濃厚であった時代のロンドンの空気と 藤田作品の世界観の相性は抜群です。 こういった怪奇趣味的なテーマの中で、いかにも漫画的表現ながらも キャラが人間らしく、魅力的に異国の地を動き回ります。 どんなテーマでも咀嚼してしまう手腕はさすが。 悲しい恋の話ながら、読後感が良いのも特徴的ですね。 ただ、テーマがあることが、若干の内容のおとなしさに繋がっている 気もしました。 手堅い仕事ながら、少し物足りない印象でしょうか。 でもその部分も強いて挙げればというレベルなので、十分いい作品 だと思います。 こういった短編も藤田先生には精力的に描いて欲しいですね。 今後も楽しみな作家です。
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藤田和日郎を読むのは、実はこれが初めてだなー。 週刊誌で一線を走り続けているためか、非常に安定したプロの作品でした。 まだまだいくらでも続編(シリーズ)が描けそうな感じですね。というか、これだけじゃもったいないから描いて!
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一冊で読み終えられる点が個人的によかった。 19世紀のロンドン舞台のお話。 正体不明の怪人、19世紀ロンドンという単語に反応してしまうひとは読んで失敗しないと思う。
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≪1巻完結≫ どこで出会ったんだろう 思い出せないけど、すごく印象深い作品でした。 表紙を見れば話がぱっと思い出せた今日この頃。 バネ男w そしてバネ男。
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漫画独特の「騙された!」感がたまりません。 漫画でしかできない表現、小説でしかできない表現、 改めて考えさせられました。 マーガレットの前でのヘタレっぷりが可愛くてなりません^^
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藤田 和日郎は実に良い。 西洋ゴシック(とは何か違うか)ホラー。 からくりサーカス中盤が好きな方にオススメww
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