地図で読む世界情勢(第2部) の商品レビュー
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おすすめ度:75点 「地図で読む世界情勢」の第2弾。 2001年から2004年に戦争中か戦争が始まった国の地図を見ると、冷戦が終わっても、世界では戦争はなお各地で続いており、地理的な位置にも大きな影響はなかったことが確認できる。 興味深かった章は「北西航路」。北極を横切る新しい航路が実現されれば、ヨーロッパからアジアに向かう貨物船の行程は、パナマ運河経由23,500キロメートル、スエズ運河経由21,200キロメートルに対して、わずが15,700キロメートルになるという。
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こちらは、現代の国際問題(地域紛争、テロリズム、資源配分、貧困と格差など)を俯瞰している。こんなの、解決したければ人を減らすしかないじゃん、ということが分かる本。
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第1章がいままでの歴史に関する内容であれば、第2章はこれからの未来にはこういも問題があるのでは、どの未来予想図的な内容である。 まるで、H.G.ウェルズの世界はこうなると同じ構成である。 おおきく二つの内容にわけて、一つは紛争、もうひとつは格差の問題を扱っている。 紛争には権...
第1章がいままでの歴史に関する内容であれば、第2章はこれからの未来にはこういも問題があるのでは、どの未来予想図的な内容である。 まるで、H.G.ウェルズの世界はこうなると同じ構成である。 おおきく二つの内容にわけて、一つは紛争、もうひとつは格差の問題を扱っている。 紛争には権力紛争、分離独立紛争、少数派紛争、領土紛争があり、これらの紛争我ある場合に、国際社会は介入を控える、人道的支援をする、軍事介入のステップで解決に迎える。 その紛争の論理で、現在に注目されているのが、テロリズムと核拡散問題である。 テロリズムは元々、強い敵への対抗手段であり、4つの標的(政治的な存在、権益を表すもの、象徴としての標的、無名の一般市民)があり、9.11以後、この一般市民への無差別攻撃の脅威に世界の人々が注目している。 特にメディアとのこじれた関係、注目を浴びたいためにテロを行う、メディアは自らの役割から報道する、メディア受けを狙って大きいテロを行うとの悪循環であり、結局メディアがテロを助長することになっている。 核問題に関しても、核を減らしたいために努力する既存核保有国があれば、それにより、力のバランスがくずれることで、あえて核を持ち出したかる国があり、一筋縄ではいかない。 第2の格差問題、、 世界はグローバル化するにより貿易と金融の流れが増大し、輸送費が下がり、人間や情報のながれが早くなる。そうすることで、人工分布や豊かさの配分がバランスよくなる、、と思ったが、実際は大都市に集中する結果になってしまった。 世界にはいろんな不平等があり、豊かさ、医療、食料、水の問題があり、さらに全世界の問題として、砂漠化や海上の油漏れ、温暖化などの環境問題がある。 この世界はいろんな問題があるのだ。
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