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東京DOLL の商品レビュー

3.2

122件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    30

  3. 3つ

    44

  4. 2つ

    23

  5. 1つ

    5

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2013/05/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

若くてして成功した、ゲーム作りの天才であるMGと、彼が見つけたモデルのヨリ。この二人を中心に進んでいく恋愛小説です。面白い小説でした。僕はどっちかというと、「文学」と呼んだ方がしっくりくるような読み物を読むことが多く、この石田衣良さんのような「小説」と呼ぶ方がふさわしいような読み物に触れることは少なかったです。特に、東京の今の話なので、余計に自分とは遠く感じてしまうがゆえに新鮮なところがある。

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2013/04/17

石田衣良さんの小説で最も好きな作品。 かなりエロいですが、それ以上に描写が美しく、絵画や綺麗な景色を見た後のような読後感があります。

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2013/04/01

ゲームを生み出すMGとモデルのヨリの恋話 恋愛ストーリーよりも、会社の行方が気になったので読みきった うーん、、、ちょっとわからない世界観。性的描写が多いような気がするけど、石田衣良さんはあまり読んだことないので、こんな感じなのかな。。。

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2013/03/28

石田衣良の作品を読むのは初めて。出てくる東京の都会的な雰囲気とMGは好きなのに後半がつまらなくて残念。ヨリに温度を持たせすぎたのかも。裕香も案外普通の女性でつまらない。男性陣は好きだった。

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2013/02/05

IWGP以来久しぶりに読んだ。主人公が欲のないゲームクリエーターであることが新鮮。タイトルも良いと思う。

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2013/01/22

人恋しい時に何となく読みたくなる作品。 この頃の作品は、設定がライトノベルのようなものが多い気がするんですが、安っぽくならないのが流石というか…。主人公が通称「MG(Mater of Game)」なんてキャラクター名で、初めはラノベかと思ったんですが;; MGと少女の精神的な掛け...

人恋しい時に何となく読みたくなる作品。 この頃の作品は、設定がライトノベルのようなものが多い気がするんですが、安っぽくならないのが流石というか…。主人公が通称「MG(Mater of Game)」なんてキャラクター名で、初めはラノベかと思ったんですが;; MGと少女の精神的な掛け合いが凄く好きで、一期一会の喜び、哀愁、寂しさが染み渡ります。 私の中では、人が愛しく思える作品です。

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2012/11/18

現代版東京版ゲーム業界版『プリティ・ウーマン』。でも主人公にリチャード・ギアみたいな脳天気な明るさがないから…ストーリーも湿っぽくてなんか今ひとつ。

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2012/11/08

いまいち。石田衣良さんの本らしいみずみずしくてきゅんとするかんじがあんまりなくて、ものたりなかった。

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2012/09/27

久しぶりにこの手の小説を読んだ気がする。 City感覚でLightな小説。 これだけではよくわからないだろうが、私の中ではこの言葉まさににぴったりである。 昔はまった片岡義男の小説を思い出し、頭の中では南義孝が「Wont you~」と叫んでいる。 Master of Ga...

久しぶりにこの手の小説を読んだ気がする。 City感覚でLightな小説。 これだけではよくわからないだろうが、私の中ではこの言葉まさににぴったりである。 昔はまった片岡義男の小説を思い出し、頭の中では南義孝が「Wont you~」と叫んでいる。 Master of Game(MG)と呼ばれる、スレンダーで知的な彼女を持つ、高収入でちょっとニヒルな男が、新しいゲームを創作するために雇った背中に刺青を持つ、これまたスリムで知的で、しかもどこか野生的なこれまたスレンダーな女の子と恋に落ちる。 メガヒットゲームを出し続けるゲーム製作者(数年前なら、絶対にお宅と呼ばれていた人々)が、なんとなく作った会社を舞台に、巨大資本が若者の小さな会社を食い物にしようと触手を伸ばしてくる。 野生的で、どこか神秘的なモデルの少女が、その神秘の予知能力で、大手電機メーカーから若者たちの会社を救う。 片岡義男の作品が、おしゃれにそして洗練されるとこんな感じになっていくのだろうか。 再び南佳孝が「Wont you~」と頭の中で叫んでいる。

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2012/09/07

あらすじを読め。と言われればそれまでだけど、 イメージしていた小説と大分かけ離れてた。 ”東京DOLL”と言うタイトル、 レインボーブリッジ下の交差する高速道路の写真、 「この街では、恋だってとがってる。」、帯の文言。 詰まれた本を見たとき直感一発で購入した。 東京と言う冷...

あらすじを読め。と言われればそれまでだけど、 イメージしていた小説と大分かけ離れてた。 ”東京DOLL”と言うタイトル、 レインボーブリッジ下の交差する高速道路の写真、 「この街では、恋だってとがってる。」、帯の文言。 詰まれた本を見たとき直感一発で購入した。 東京と言う冷たい街でバリバリ仕事をする社会人の男女。 そこそこ恋愛もし尽くして、何をどうしたらどう持っていけるか なんて言ういつもの感じはもう飽きた。今回もそのはず。 お互いに探りを入れて上手に付き合えばそれでOK。 なのに、なぜかうまくいかないのは。 …みたいな都会に住み飽きた男女の小説を期待してた。 期待に沿ってくれたのは、MGの周辺環境だけだ。 天才クリエイターとか呼ばれて、でも自分の心はどこか冷めてる。 MGの心内、とその周りだけは非常に求めていたそれだった。 ただ。 まず根本としてMG(エムジー、でいいんだろうか)と 言うあだ名に慣れ親しめない。 こればっかりは感性なのでどうしようもない。 どうしても DJ KAWASAKI とか、 それこそ舞台の一つにもなった六本木で ヒップホップでもやっているようなイメージ。 つぎにMGの精神的な部分はとても繊細に描かれているのに、 外見的な部分はブランドもの一色でしかない。 しかもMG自身それを気に入って買っている訳じゃあないし。 正直この本の登場人物は、私にとって全て想像しにくい。 廣永が一番想像しやすいくらいだ。 ヨリ、ヨシトシがまあそこそこに。 裕香に至っては編集者でブランド物を身につけるお洒落さん。 押切もえちゃんみたいな人を想像したが、 意外にも眼鏡着用だったりとか。 MGに至っては結局これっぽっちの外見も空想することができなかった。 ラストの会議部分は圧巻。 スピード感溢れてて、後半の盛り上がりがすごかった。 ヨリの一言も、これはやられた、という感じがする。 引用は個人的な好み。 こういう序盤の内容を意図を変えて使い回す手法が、 非常に好きだ。最終ページに相応しい内容だったと思う。

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