マネーと常識 の商品レビュー
要旨まとめ ・株式売買ではなく、企業保有すべし ・全市場型のインデックスで実現 ・受け取るリターン=市場リターン-コスト-税金 ・コモディティはファダメンタルズがない 保有してはならない ・国際投資(アメリカから見て)は、外国で2割を越さないようにする ・合わせ戦略 割安株や...
要旨まとめ ・株式売買ではなく、企業保有すべし ・全市場型のインデックスで実現 ・受け取るリターン=市場リターン-コスト-税金 ・コモディティはファダメンタルズがない 保有してはならない ・国際投資(アメリカから見て)は、外国で2割を越さないようにする ・合わせ戦略 割安株や小型株、アノマリーでありずっと続くわけではない やらなくてよい ・債券戦略 健全な方法 年齢(もしくは-10%)と同じ割合で債券を保有 このバランスは保守的ではある
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最終章がまとめ この本をきっかけに、米国インデックス投資(VOO, VTI, VT)の積立を始めた。 原題 The Little Book of Common Sense Investing(2007) 10th Aniv ed(2017)
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真面目にお金を増やす気があるならば、選択肢はインデックスファンドしかないことを、手をかえ品をかえ述べている本。複利の効果が偉大であること、インデックスファンドがこれほどの効果があるのに、やはり人気のないことを改めて知った。
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※このレビューにはネタバレを含みます
【みきまるさん株式投資本オールタイムベスト2017年度版第56位】 世界初のインデックスファンドを発明したバンガードグループの創業者、 ジャック・ボーグルのインデックス愛にあふれた一冊。 インデックスファンドがいかに素晴らしいか語り尽くしながら、 各章末の「私の言葉を鵜呑みにするな」という一見男気あふれるコラムで インデックスファンドを褒めちぎる有名人のコメントを載せるという 念には念を入れた構成(笑)。 しかし、あのピーター・リンチもジム・クレイマーも、 インデックスファンドを認めていたとは知らなかったなぁ。 とくに自身の証券会社でアクティブファンドを精力的に販促しておきながら、 自分では標準的なインデックスファンドを支持している チャールズ・シュワブの言葉が印象に残った。 (なぜ人々がアクティブファンドに投資するのかと尋ねられて) 『遊び回るのが楽しいからだ…勝つ馬を選り分けようとするのは人間の本能である…』 そして極めつきは、ボーグルのお言葉。 『投資における勝利の方程式は、インデックスファンドを通じて株式市場全体を保有し、 その後は何もしないことである。ただ最後まで持ち続けるだけのことだ』 『干し草の中の針を見つけるような無駄なことはするな。ただ干し草を買えばいい』 く〜、さすがにカッコいい。 「ウォール街のランダムウォーカー」より10倍読みやすく、 「敗者のゲーム」より2倍くらい読みやすい。 しかしアマゾンで定価1,600円に対して 5,000円以上のプレミアムがついてるのはいただけない。 本書を読み終わった直後の1/13に発表された「Fund of the Year 2017」で 「楽天・全世界株式インデックスファンド」が1位に選ばれたのも何かの縁だろうか。 (100%偶然)
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インデックス投資礼賛の本。 インデックスで投機をするな、投資をせよ、という点は大賛成。 多くの投資家の言葉が引用されており、なかなか興味深い。
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数学の冷徹なルール。 資産運用する際には、コストを低く抑えるべきである。 市場には、運用手数料を稼ぐために、アクティブな運用を勧める罠がたくさん潜んでいる。 パッシブに運用し、手数料と税金とを抑える。 株式市場を広くカバーしたインデックスファンドを購入することで、リスクをヘッジす...
数学の冷徹なルール。 資産運用する際には、コストを低く抑えるべきである。 市場には、運用手数料を稼ぐために、アクティブな運用を勧める罠がたくさん潜んでいる。 パッシブに運用し、手数料と税金とを抑える。 株式市場を広くカバーしたインデックスファンドを購入することで、リスクをヘッジする。 資産運用に関して、勉強し始めたばかりですが、とても理解しやすかった。 読んでよかった。
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「多くの投資家にとって、なぜインデックスファンドが最高の選択肢なのか? その理由をボーグルが明快に示してくれた」(ウォーレン・バフェット)。作者は機関投資家です。マネーの真理を書いた本の一つです。 この本はいわゆる『名著』の部類に入ると思います。この本を読んだのはもうずいぶんの...
「多くの投資家にとって、なぜインデックスファンドが最高の選択肢なのか? その理由をボーグルが明快に示してくれた」(ウォーレン・バフェット)。作者は機関投資家です。マネーの真理を書いた本の一つです。 この本はいわゆる『名著』の部類に入ると思います。この本を読んだのはもうずいぶんの前のことだったのですが、そのあまりのないように、ため息が出たことを覚えております。僕は実際のところは知りませんが、著者は投資の世界では彼もまたスーパースターのひとりなんだそうです。以前、彼の書いた別の本も読んだことがあって、分厚い内容ながらも明確な論理で金融市場を論じる非常にいい本だったことを覚えております。 そして、この本もまた内容を読めばさもありなんと思います。前に、ピーター・リンチの『株で勝つ』という本を読んだくらいで僕はあんまり投資信託には興味はなかったのですが、この本を読んで、その認識が変わりました。投資信託もまたポートフォリオのひとつの選択として面白いな、とは思いました。 よく投資の格言で『卵は一つの殻に盛るな』というものがありますが、その言葉を思い出すことができました。もちろん、投資の参考として使う分にもすばらしい内容なので、よろしければどうぞ。
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まぁ読みました。 いや、非常に良い本だと思います。☆4にするか5にするか悩んだのですが…著者のジョン・C・ボーグルが代表を勤めるvanguardのindexには非常にお世話になっているので☆5にしました(ぇ というのは半分本当半分冗談で、内容も非常に簡潔で(少々くどさは感じま...
まぁ読みました。 いや、非常に良い本だと思います。☆4にするか5にするか悩んだのですが…著者のジョン・C・ボーグルが代表を勤めるvanguardのindexには非常にお世話になっているので☆5にしました(ぇ というのは半分本当半分冗談で、内容も非常に簡潔で(少々くどさは感じましたが)、多くの著名投資家を登場させていたとこなど面白かったかなと。 簡潔に言うとこの本は、indexがactive fundに比べて如何に優れているのか…そして、active fundが投資家の資産を如何に食い潰しているかについて、憶測ではなく、数字を基板にして証明しているものです。 現実問題として、長期的にindexを上回る収益を上げるactive fundは殆ど存在せず、販売手数料、管理手数料、税金などなどまで含めると数えるほどしかない。そういったfundも結局投資家の資金が集まることにより、運用能力を下げてしまう。indexを上回るactive fundは1%以下であり、長期的に考えれば考えるほどその確率は低くなる。 投資とは市場の成長リターンに対してゼロサムであり、仲介が入れば入るほど投資家に還元されるリターンは低くなるので、少なくとも市場漸近の利益を得るためにはindexを購入するのがベスト戦略である。これは世界有数のactiveファンドマネージャー、投資顧問などなど数多くの運営者も認めていることであり、彼らが他人の資産はactiveに運用しているが、自分の資産はindexで運営していることからも明らかである。 まぁ投資運用の観点からは、株式市場、債券市場のindexに対する投資を薦めます。勿論、遊びで色々買ってみるのは良いと思いますし、短期トレーダーも有りだと思いますよ。
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インデックスファンドといえば、バンガードグループ。そのバンガードグループの創業者であり、「投資の世界でもっとも偉大な4人」にも選ばれたというジョン・C・ボーグルの著書です。投資信託を始めたいと思っている人に最適な本だと思います。
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今まで、資産運用やランダムウォーカーについて、何度か書いたり敗者のゲーム/チャールズ・エリス、ウォール街のランダム・ウォーカー 等を読み直した際に感じたこと、少し深く読めたことなどがありました。 前提として、アメリカの資産運用かであり、バンガードインベストメンツの創始者であるボ...
今まで、資産運用やランダムウォーカーについて、何度か書いたり敗者のゲーム/チャールズ・エリス、ウォール街のランダム・ウォーカー 等を読み直した際に感じたこと、少し深く読めたことなどがありました。 前提として、アメリカの資産運用かであり、バンガードインベストメンツの創始者であるボーグルがみた資産運用や常識について記載されています。 ジョンボーグル、バートンマルキール、チャールズエリスこの3冊については、僕が投資を始めて前半で読むことができたことは本当によかったと思います。マネーと常識の初版発行時期が2007年8月13日ですから、私の親の世代では、こういった本が入手できなかったことを考えていると自分たちが恵まれた世代なのか、自分たちの世代まで公(おおやけ)にされていなかったことなのかと思います。 ■勝者のゲーム<株式市場について 資本主義は企業の成長・生産性、豊な資源、革新を通じて富をもたらし、その所有者 たる投資家にとっては、プラスサムのゲームを提供する。株式投資は、「勝者の ゲーム」なのである。 企業が獲得したリターンは、最終的には株式市場によって獲得されたリターンに形を 変えることになる。 ■ボーグルから見たインデックスファンドを選ぶ理由 □銘柄ごとのリクスを取り除く □セクターリスクを減らす □ファンドマネージャの選択リスクを取り除く □ファンドマネージャが銘柄変更に伴う売買手数料を取り除く □ファンドマネージャへの報酬費用を取り除く □市場リスクだけが残る。(アクティブファンドでも何でも市場リスクは残る) ■インデックスファンドについて ■ポールAサミュエルソン ⇒ボーグル ボーグルの道理に基づいた教えは、我々数百万の倹約かが、20年間のうちに郊外の 隣人たちの羨望の的となることを可能とし、同時に、われわれが波乱に満ちた時代 であるにもかかわらず熟睡することを可能にした。 ■シェーカー教 ⇒ボーグル それは、シンプルであるための贈り物である。 それは、自由になるための贈り物である。 インデックスファンドは、金融システムの過剰なコストから我々を解き 放ってくれる。 ■複利リターンの効果は驚異的である。恐らくこれが究極の「勝者のゲーム」であろう。 ⇒長期的なローンを組んで返済計画を立てること、これは究極の「敗者のゲーム」 であろう。・・・と矢向は思う。 ■ゴッドロックス家の物語 ■ウォーレンバフェットは言った。 「アイザックニュートンの「運動の三法則」に4番目の法則を加えることで、 物語の教訓を次のように置き換えた。投資家全体にとっては運動が増える ほどリターンは減少する。」 (1)証券会社、銀行員は、以下のように顧客に説明する。 「金持ちへの道は、足を止めているだけではだめだ。何かをしなくてはいけない」 (2)顧客全体にとっての金持ちへの道はその反対だ。 「何もするな。足を止めていろ」である。 →市場を打ち負かそうとする「敗者のゲーム」を回避する唯一の方法だからである。 ■ジャックメイヤーは次のように言った。 第一に、分散投資すること。 第二に、手数料を低く抑えること。 第三に、長期にわたって投資すること。 ■バートンマルキールは次のように言った。 インデックスファンドは、アクティブファンドを2パーセント近く上回るリターン を定期的に生み出してきた。アクティブ運用は全体として以上平均リターンを 上回るグロースリターンを達成することができず、そのため、手数料と売買コスト の分だけインデックスを下回らざるを得ない。
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