灼眼のシャナ(メディアワークス版)(15) の商品レビュー
悠二はいったいどうなってしまうのか、気になるところで終わった前巻の続きではなく、20世紀初頭のハワイを舞台にした「紅世の徒」とフレイムヘイズとの戦いを描く、ややサイド・ストーリー的な物語になっています。 主役を務めるのは、サーレとキアラという2人のフレイムヘイズ。「外界宿」(ア...
悠二はいったいどうなってしまうのか、気になるところで終わった前巻の続きではなく、20世紀初頭のハワイを舞台にした「紅世の徒」とフレイムヘイズとの戦いを描く、ややサイド・ストーリー的な物語になっています。 主役を務めるのは、サーレとキアラという2人のフレイムヘイズ。「外界宿」(アウトロー)が襲撃されたという報を受けてヨーロッパから派遣された2人は、「征遼の睟」サラカエル率いる「革正団」(レボルシオン)が事件に関わっていることを知ります。「革正団」は、圧倒的な力を持つ「徒」によって非力な人間が虐げられているという「この世の本当のこと」を人間たちに知らしめることをめざしていました。 そうした彼らの思想に共鳴したのは「徒」だけではありませんでした。「この世の本当のこと」を知らないことで得られる幸福に疑問を持った外界宿の協力者のハリーとハリエットのスミス兄妹や、「この世の本当のこと」を知ってもなお、自分を愛してくれる家族から逃げ出したフレイムヘイズのクロード・テイラーが行動を共にしています。そこへ、サーレの生みの親にして「革正団」の協力者である「教授」や、夫への愛のために宝具ヒラルダを発動させたクロードの妻の気持に答えようとするフィレスとヨーハンの「約束の二人」(エンゲージ・リング)が加わって、物語が進んでいきます。 スミス兄妹、クロード、キアラといったキャラクターが背負っている過去やそのときどきの心情がていねいに描写されていて、きちんとクライマックスを張ることができています。ただ、ストーリー自体には大して起伏があるわけではないので、ちょっともの足りないように感じてしまいました。
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今回は過去の話。 話してしては完全に外伝扱いで、今まで名前くらいは出てきたことがあったけれど実態はよく分からないアウトローなどに関わってるので、一応それらの設定説明も兼ねてるのかな。 今までの話の流れをバッサリ忘れているのである意味話にはすんなり入れたのだけれど、やはり苦手な文...
今回は過去の話。 話してしては完全に外伝扱いで、今まで名前くらいは出てきたことがあったけれど実態はよく分からないアウトローなどに関わってるので、一応それらの設定説明も兼ねてるのかな。 今までの話の流れをバッサリ忘れているのである意味話にはすんなり入れたのだけれど、やはり苦手な文体ゆえか頭に情景が浮かんでくるのは半分過ぎたあたりだったりw 最後の最後にシャナ達が出てくるもほんのわずか。 前巻に引き続き気になる終わり方やね;;
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シャナと一美の覚悟と池の告白・・・ これからの急展開にドキドキする巻です。 悠二はどちらを選ぶのか・・・!? また、仮面舞踏会の真の目的とは・・・?主とは・・・?
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西暦1901年――二十世紀最初の年。 紺碧の海で囲まれた街に、二人のフレイムヘイズが訪れた。 サーレ・ハビヒツブルグ。ひょろんとした体格の男で、燦々と輝く太陽には全く見合わない、旅塵塗れの異装だった。 キアラ・トスカナ。二つに纏めたブラウンの髪を肩から前に垂らす、年の頃は...
西暦1901年――二十世紀最初の年。 紺碧の海で囲まれた街に、二人のフレイムヘイズが訪れた。 サーレ・ハビヒツブルグ。ひょろんとした体格の男で、燦々と輝く太陽には全く見合わない、旅塵塗れの異装だった。 キアラ・トスカナ。二つに纏めたブラウンの髪を肩から前に垂らす、年の頃は十五、六の少女。頑丈な旅拵えである点が男と同じ、小さくも真っ直ぐに立つ姿が男とは逆だった。 彼らの目的は、何者かに破壊された『外界宿』の調査。平穏な街を舞台に、犯人の捜索を開始する二人だったが、この事件の陰には『実験』に勤しむ”教授”と呼ばれる”紅世の王”の姿が在った……。 ”教授”とサーレ、因縁の二人によるエピソードが今描かれる!
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