テオ の商品レビュー
マニアック過ぎる本ですが テオ視点からが良き。 ゴッホファンには、たまらない本。 テオ、 あなたがお兄さんを励まし続けてくれたから、 あなたの優しい穏やかな性格だからこそ支えられたという事。 あなた自身も背負わされた沢山の重荷の中で、 お兄さんを信じ続けて時代を先読みして諦めなか...
マニアック過ぎる本ですが テオ視点からが良き。 ゴッホファンには、たまらない本。 テオ、 あなたがお兄さんを励まし続けてくれたから、 あなたの優しい穏やかな性格だからこそ支えられたという事。 あなた自身も背負わされた沢山の重荷の中で、 お兄さんを信じ続けて時代を先読みして諦めなかった事。 この本で改めて2人で1人という事を思わせてくれた。 もっと深読みして行きたい。 この資料は素晴らしいです。
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原田マハさん著書「ゴッホのあしあと」 p58 「テオの評伝、『テオ-もうひとりのゴッホ』が素晴らしい本で、「いやあ、この弟はすごいわ!」ということに、気づかされました」 とあってこれは読まないわけにはいかない。となりまして。 日本訳の文章はわざとらしくて読みにくいものが多いイメ...
原田マハさん著書「ゴッホのあしあと」 p58 「テオの評伝、『テオ-もうひとりのゴッホ』が素晴らしい本で、「いやあ、この弟はすごいわ!」ということに、気づかされました」 とあってこれは読まないわけにはいかない。となりまして。 日本訳の文章はわざとらしくて読みにくいものが多いイメージを持っていたけど大丈夫でした。 冒頭から引き込まれすでに泣きそう。 原田マハ「たゆたえども沈まず」も並行して再読しているのでとてもヘビー。 -------- 読了 みんなも書いている通りあまりにも辛い。 これを読むと「後世ゴッホはとても有名になるので、テオもヨーも、ヴィンセントも報われるのです。めでたしめでたし」などとは簡単に言えないと思ってしまった。 生きていて幸せな瞬間はもちろんあっただろうけど、生きている間の報われなさがあまりに辛い。
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あまりにもつらいが、ふたりの言葉では表せないほどの重い愛、共依存的関係は胸にくるものがある。 最後テオが狂乱状態にあるなかでもゴッホの名前にだけは反応をしめしたところにもふたりの絆の強さを感じる。 テオもゴッホのために相当の努力をしてきたが、テオの死後の妻ヨーの頑張りがあって...
あまりにもつらいが、ふたりの言葉では表せないほどの重い愛、共依存的関係は胸にくるものがある。 最後テオが狂乱状態にあるなかでもゴッホの名前にだけは反応をしめしたところにもふたりの絆の強さを感じる。 テオもゴッホのために相当の努力をしてきたが、テオの死後の妻ヨーの頑張りがあってこそ今日のゴッホがあるとおもうので、ヨーは本当に理解力のある素晴らしい女性であり、とても素敵で素晴らしい夫婦だったのだとおもう。 ヨーが手紙の出版に関わってくれたおかげで兄弟のことも今に伝わることとなったので本当に感謝の念に耐えない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ゴッホの弟の目線で書かれているので、ゴッホ当人が客観的に描かれていて新鮮。世間では多く語られていないことも色々書かれていているので、ゴッホに関する事前知識を得てから読むと内容を深く読めると思う(映画「永遠の門」が一番お手軽?)
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壮絶。両親の薫陶により、求めず耐え忍びやり過ごしながら、家族の生活を経済的に支える長い年月に少しずつ病んでいき、最期に破綻してしまうテオが。つらい。兄弟みんな心病んで亡くなるのつらい。兄との純粋な愛情の結びつきが、互いをがんじがらめに縛り付けていく姿は美しくて辛すぎる。
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長い間ゴッホの手紙を手にとっては本棚に戻すことを繰り返していた。重たそうで。 テオに焦点を当てた内容なら、マシかと読んでみて、もう、お兄ちゃんも弟もとてもかわいそうで溜まらなくなった。
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p.249 この世に戦いを持たない者がいるだろうか。 p.225 だから理解されるとすれば、後世になってからだろう。 p.208 ぼくだけの、たったひとりの p.191 どんなことがあっても、それこそがぼくらの職業なのだから。 p.179 アルベール・オーリエの記事 p...
p.249 この世に戦いを持たない者がいるだろうか。 p.225 だから理解されるとすれば、後世になってからだろう。 p.208 ぼくだけの、たったひとりの p.191 どんなことがあっても、それこそがぼくらの職業なのだから。 p.179 アルベール・オーリエの記事 p.153 普通の人にはたやすいことが、兄さんには苦しみであり、戦いだった。兄さんがこんな形で休まなければならないのだとしたら p.69 あの子には独特の変わったところがあり、不幸な人たちに本気で同情してしまうのだ。 p.47 自然が・・・より神を喚起させるというこいとはないのかと知りたがっているのだ。 p.7 メランコリー・・・生まれながらにして普通の人々とは異質につくられた者たち‐人よりも高邁な精神をそなえ、激しい血をたぎらせ、より高みを目指し、突き進む者である。・・・ものを見抜く力に優れ、鋭い感受性をそなえている。人生の愉楽と歓喜を、人々ががさつに両腕で抱きとめるところを、深い心の根で汲み尽くすのである。 イェンス・ペーター・ヤコブセン
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