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苺をつぶしながら の商品レビュー

3.8

34件のお客様レビュー

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2024/03/06

時代背景は今と比べてだいぶ異なるのに、通ずることが多くて驚く。 天真爛漫な、何歳になっても「女の子」の乃里子が羨ましくなった。人生のいろいろは、捉え方次第。楽しんだモン勝ちなのかもしれません。

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2024/01/02

「出所」した乃里子の天真爛漫さがとても新春に相応しかったです。最後の方の頁では、今後の生き方、剛との新しい関係性でもって希望に溢れていて、清々しい気持ちになっています。 美人になれそうな本。

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2014/04/06

大好きなのりこシリーズ。 2巻はあまり好みではなかったが、こちらはまたもや引き込まれた! そういう締めなのか。。 ただ、女性としての生き方、様々でありながらも自分の行く道を芯を持って選んで行きたいと思える。また出会いを大切にそこから学び、学ばれる関係でいたい。

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2013/09/27

同い年の35歳女性が主人公ということで、内容を知らずに読んだ。 30年前の小説であること、 3部作の最終話であること、 何も知らずに読んで… うーん、真ん中くらいで飛ばして…最後を読む。 ちょっと文体も苦手かも。 自分が独身だからか、あまり共感できず入り込めず。 活き活きし...

同い年の35歳女性が主人公ということで、内容を知らずに読んだ。 30年前の小説であること、 3部作の最終話であること、 何も知らずに読んで… うーん、真ん中くらいで飛ばして…最後を読む。 ちょっと文体も苦手かも。 自分が独身だからか、あまり共感できず入り込めず。 活き活きしていいなとも思えず… 友人の死によって、〈ひとりで死んでいく〉現実をつきつけられるのも…当たり前すぎて…微妙。 別れた夫との関係は、純粋な友情になりにくいものではないか。どういう形であれ、いちど男女を意識した関係から友情のエッセンスだけ抽出するのは難しい。そして、その友情に見える関係のここちよさって…どうなんだろう?

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2013/04/19

いろんなことが積み重なる。 友情が心地いいのわかる。だとしたら恋ってなんなんでしょうか。 境目がわからなくなる。 恋から友情にはなれるけど、友情から恋にはなれそうもない。 大人って楽しくて大変だよって。それでしあわせだねって、いろんな人に支えられて思う。

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2013/02/18

図書館にて。 粋な女性を描かせたらこの人の右に出る人はいないな。 かわいらしくて、無理してなくて、でもいいことばかりでもなくて、そして抜群に色っぽい! 3部作ということを知らずに3冊目から読んでしまったようなので、1部・2部も続けて読みたい。

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2012/07/27

初めて手にしたのはこの本の一つ前、デザイナーの乃里子と大金持ちの剛の結婚生活を描いた「私的生活」。 読み始めてすぐに「剛ちゃん」が誰かさんにそっくり過ぎて、ページをめくるたび目が離せなくなった。まさかこれはあの人をモデルに書かれたんじゃないか? 主人公の乃里子は自由奔放で、な...

初めて手にしたのはこの本の一つ前、デザイナーの乃里子と大金持ちの剛の結婚生活を描いた「私的生活」。 読み始めてすぐに「剛ちゃん」が誰かさんにそっくり過ぎて、ページをめくるたび目が離せなくなった。まさかこれはあの人をモデルに書かれたんじゃないか? 主人公の乃里子は自由奔放で、なのにどこか律儀。生き生きと動き回る彼女と、剛の関西弁の掛け合いがおもしろい。 できれば離婚はしたくないけど「苺をつぶしながら」の乃里公と剛ちゃんのような関係もいいもんだ。私なんかにはまだまだたどり着けない境地だけれど。 今日からぴっかぴかの25歳!思いっきり楽しんで、ぴっかぴかの35歳になったらまた乃里子たちに会いにいこう。

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2012/05/20

この感覚をこの時代に書いてたなんてすごいな まさしく今の私にマッチする感情であった 年も同じだし

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2012/04/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【ストーリー】 内容(「BOOK」データベースより) 人は自分が愛したもののことは忘れても、自分を愛した人のことは忘れない。結婚生活から「出所」して、ふたたび一人に。乃里子、ピッカピカの35歳。

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2011/09/04

30年前に上梓された伝説の3部作の一冊。今まで彼女の作品はあまり読んでいなかったのだが、仮に30年前の恋愛モード最高潮の私が手にして読んでいたとしても、多分味わいは今の半分も得られなかった気がする。ヒロインの乃里子さん、35歳。彼女のいうところの刑務所から晴れて出所。服役後のひと...

30年前に上梓された伝説の3部作の一冊。今まで彼女の作品はあまり読んでいなかったのだが、仮に30年前の恋愛モード最高潮の私が手にして読んでいたとしても、多分味わいは今の半分も得られなかった気がする。ヒロインの乃里子さん、35歳。彼女のいうところの刑務所から晴れて出所。服役後のひとり暮らしの人間模様を描いている。刑務所というのは結婚生活、つまり今でいうバツイチ。刑務所の看守にあたるのが元夫と表現している。出所してからの彼女を取り巻く交友関係が生き生きして爽快だ。お友達の儚げな美女、芽利さんなんかは自分を羊歯類と例え日に当たらぬようにしている容姿なのに、やり手の社長さん。彼女曰わく、あたくしってダメねぇ…もうトシだから重いもの持てないのよ。人に頼ってばかり、荷物でも気持ちでも‥なんてくだりがあるから、思わず頷いてしまう。元夫の剛さんとの関西弁のやり取りも秀逸である。苺とブリジット・バルドーの好きな乃里子さんのその時々気持ちは、人生紆余曲折を経た今頃じゃないと、私なんかはちっとも分からなかったなあとしみじみ思う。この他の「言い寄る」と「私的生活」の2冊も秋の夜長機会があれば(しかし単行本は痛い、文庫本であればね)読んでみよう。

Posted byブクログ