メディアのなかのマンガ の商品レビュー
カートゥーン研究は1,970年代にコミニケーションのもとにして定式化されたその際には演説から引用された修辞技法が読み方のたたき台となった。カートゥーンを新聞メディアに媒介されたメディアであることを確認し新聞の与え及ぼす影響力がカートゥンにも反映されることが示唆された。さらに内容効...
カートゥーン研究は1,970年代にコミニケーションのもとにして定式化されたその際には演説から引用された修辞技法が読み方のたたき台となった。カートゥーンを新聞メディアに媒介されたメディアであることを確認し新聞の与え及ぼす影響力がカートゥンにも反映されることが示唆された。さらに内容効果だけではなく送り手受け手他のメディアとの関わりを視野に入れた総合的なメディア把握の必要性が指摘された。226pABS. 「利用と満足」の研究;送り手だけでなく受け手に着目。送り手との相互作用を見ようとしたが一方で「欲求不充足」つまりカートゥンに対する笑や理解ができないことに関してはほとんど言及されていない114〜9pABS. 議題設定機能研究;マスメディアの持つ争点の設定が受け手の争点認知に影響及ぼすことが指摘されている。この研究では「随伴条件」つまり受け手の属性(性別、学歴、経済状況、居住地域など)メディアへの接触量、議論の頻度、情報探索欲求、争点の特性などを変数として研究されてきた121〜7pABS. 社会的現実の構成論;カートゥーンもメディアの1つと考えれば現実構築のメディアと見ることができる。この観点から受け手のカートゥーン受容の状況を探る。フレームフレミング研究→フレームすなわち環境を見つけて認識し態度を決め行動する際の基準となる枠組み、もしくは人間が自己の外部にある環境を能動的にするための働きであるとともにそれらを他者に伝えるための枠組み がカートゥーンの各部分において送り手や受け手などとどのようにさようしているか131〜7pABS. 成員カテゴリー化装置;集団がある人を自分のところのメンバーだとみなすときの規則を考える。その際には「経済規則」と「一貫性規則」からなる。カテゴリー化された人物の活動はそのカテゴリが行うにふさわしい活動カテゴリであることが求められる。「経済的規則」は例えば親がいる場合は必ず子が存在する、その子供が100歳だとしても子供は子供である。「一貫性規則」は例えば学校の教室で教師が教師らしい振る舞い教壇に立っているなどそういう行為でメンバーが一貫性規則によって特徴づけられる138〜141p ABS. 事例研究;⑴テーマの分析→特定のテーマにおける記事を収集する、サブテーマの設定、kj法によるまとめ。テーマごと、新聞ごとにどのような特徴があるかを数量的に概観。⑵シンボルの分析→誰が、何を、どのように、〜したと言うことがわかるように明確に文章化する。誰が=主体にあたり、何を=客体に当たる⑶文字情報との連関。個別テーマの検討152〜168pABS
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