スクールソーシャルワークの可能性 の商品レビュー
子どもの問題行動には、必ずと言って良いほど背景がある。その背景にある問題を解きほぐさなければ、本来の意味での解決には至らない。一時しのぎに過ぎない。 社会がまだ温だった頃、それは主として教師が担ってきた。学校現場にはそれだけのゆとりがあった。今は、様々な要求が教育現場に寄せ...
子どもの問題行動には、必ずと言って良いほど背景がある。その背景にある問題を解きほぐさなければ、本来の意味での解決には至らない。一時しのぎに過ぎない。 社会がまだ温だった頃、それは主として教師が担ってきた。学校現場にはそれだけのゆとりがあった。今は、様々な要求が教育現場に寄せられそれらの対応だけで手一杯で、現場にとてもそのゆとりはない。 そこで、教育現場が担ってきた様々な機能を教育職以外の専門家が分担して協働するようになった。既に全国的な配備が進みつつあるスクールカウンセラーとともに、期待されているのがスクールソーシャルワーカー(SSWr)だ。スクールカウンセラーが心理的な部分を担当するのに対し、スクールソーシャルワーカーは子どもやその保護者と社会の橋渡しをするものだ。 この本は、大阪地区での導入事例を中心に、SSWrの活動の様子を紹介している。 このように、学校現場へ様々な専門職が入り、教師や児童生徒をサポートする体制が早く確立して欲しいものだ。 「教師は教育を担う」こんな簡単なことが、なかなか実現できないのが実情なのだ。
Posted by
チームを組んでカンファレンス(ケース会議)を開くというのが基本のよう。「第Ⅱ部 ソーシャルワーカー学校に入る」事例豊富。
Posted by
- 1