王朝小説集 の商品レビュー
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収録作品は、16作。 「羅生門」(大正4年)「青年と死と」(大正3年) 「鼻」(大正5年)「芋粥」(大正5年) 「運」(大正5年)「道祖問答」(大正5年) 「偸盗」(大正6年)「袈裟と盛遠」(大正7年) 「地獄変」(大正7年)「邪宗門」(未完) 「龍」(大正8年)「往生絵巻」(大正10年) 「俊寛」(大正10年)「好色」(大正10年) 「藪の中」(大正10年)「六の宮の姫君」(大正11年) どれも、人間心理を巧みに描写した味わい深い作品である。「羅生門」は国語の教科書にも載っている。16作の中で、「藪の中」が特に印象に残った。事件の当事者である3人の証言は食い違い、真相をつかむことはできない。読む側が、積極的に事件について考えなければならない、読者参加型の小説の典型といえると感じた。
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芥川龍之介の短編集はいくつか持ってるけど、 特に王朝物が好きなので、これもほしいです。 「袈裟と盛遠」が入ってるし。
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