独習 電気/電子工学 の商品レビュー
電気・電子工学に関して、浅く広く取り扱った本である。 原子や電子などの基本的なことから始まって、直流・交流、アナログ・デジタル回路、関連分野の最近の話題まで取り扱っている。 内容だけみると、電気・電子工学全般を知るためには良書のように見える。 しかし、幅広く取り扱っている為、説...
電気・電子工学に関して、浅く広く取り扱った本である。 原子や電子などの基本的なことから始まって、直流・交流、アナログ・デジタル回路、関連分野の最近の話題まで取り扱っている。 内容だけみると、電気・電子工学全般を知るためには良書のように見える。 しかし、幅広く取り扱っている為、説明は簡潔となっている。 そのため、初心者がこれだけで勉強することは難しく、ある程度知っている人にとっては物足りなく感じてしまうだろう。 内容の中途半端さに加えて、必要なさそうな事柄まで扱っていて、この分をより詳しい説明にページを割り振っていたら、少しは良い本になっていたと思う。 「基本的な事を理解する事が重要」と言っておきながら、回路図を載せて役割を書くだけで、動作原理を載せないのはどうかと思う。 内容のことではなくなるが、誤字・脱字や訳が良くないところが多々あったのもマイナス点。 さらに、数学を使うところは、著者が数学者であったことを疑いたくなる程、説明がよくない。 以上の事から、独習することを考えた場合、お勧めできない本であると言える。
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