渚にて -人類最後の日- の商品レビュー
終始落ち着いたトーンで、 善良な人達の「人類最後の日」までの日常が描かれている。 不可避の死を前にした輝く生に心打たれる。 死の対極であり、かつ終着である生を、 人は如何に生きるべきかを問いかける名作である。
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ずっと昔、中学校の時の社会の資料集で紹介されてたと思う。 授業中いつも気になってた。 やっと読んだ時には、静かさが怖くて夜なかなか寝れなかった。
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「最新の叙事詩」といえるかもしれない。 ギリシアの叙事詩と近いような気分を味わった。 ような気がする。なにぶんにも読んだのがはるか昔なもんで・・・ 核戦争後、地球は徐々に放射能に覆われようとしている。 しずかに死滅を迎えつつある人類。 そんな世界での、人々の感動的な物語。
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静かに近づいてくる最後の日々を、平然と受け入れる登場人物の言動が、感動的であると同時に恐ろしい気がする。翻訳が古臭い。
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核戦争後の世界。やがて訪れる人類の滅亡の前に、人々は悟ったかのように静かに生きる。やや狂気を伴いながら。絶望的な世界がこんなにも美しいなんて。 ただ、大昔に翻訳された本なので、言葉遣いが少し古い感じがした。新訳求む!
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映画を見る前に本書を読むと、背景にあるものがわかるので、より楽しめます。 しかし、こんな視に方ができれば幸せかもしれません。
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誰もが言うであろう「淡々と」そしてジワジワと訪れる滅亡までの日々。無関係ではないとしても、遠い世界で起こった戦争の影響で逃れることの出来ない死を与えられた南の人々が静かな悲しみの中描かれているため、途中ではまるで、ある軍人一家とその友人の普通の日々を描いているだけのような感覚を覚...
誰もが言うであろう「淡々と」そしてジワジワと訪れる滅亡までの日々。無関係ではないとしても、遠い世界で起こった戦争の影響で逃れることの出来ない死を与えられた南の人々が静かな悲しみの中描かれているため、途中ではまるで、ある軍人一家とその友人の普通の日々を描いているだけのような感覚を覚える。核戦争で焼け死ぬ北のヒトは一瞬で、遠く離れた南のヒトは時間をかけて。核戦争は一国に対する攻撃ではない。
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中学生の時初めて読んで、怖くて怖くて仕方なかった本。放射能汚染で北半球はすでに壊滅し、南半球で残された人びとが最期の時を迎えるというこの寂しさと切なさ。核戦争なんかには絶対なってほしくない、とただ願うばかりです。
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