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IT赤字プロジェクトの立て直し・火消し対策 の商品レビュー

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2012/04/30

香村さんとは、時々、日科技連のSQiPの場でお会いすることがあります。 (ソフトウェア品質関連の大先輩です) ソフトウェア品質管理研究会の委員長として香村さん→堀田さん→鷲崎先生→秋山という流れでもありちょっと親近感を持っています。 最近では、「ソフトウェア品質のホンネ...

香村さんとは、時々、日科技連のSQiPの場でお会いすることがあります。 (ソフトウェア品質関連の大先輩です) ソフトウェア品質管理研究会の委員長として香村さん→堀田さん→鷲崎先生→秋山という流れでもありちょっと親近感を持っています。 最近では、「ソフトウェア品質のホンネ」で『ソフトウェア品質技術者って何?』というタイトルで寄稿されていました。 本書は、そんな香村さんの実体験に基づくアドバイスが語られています。アドバイスというより、本音レベルで経験を書いてくださっています。たとえば、   協力会社の人たち   協力会社の人たちもわざわざ忠告してくれることは少ない。特に、人月や人時のように実績稼働で支払うようなケースでは、非常に残念なことだが、まず言ってもらえない。   …… snip ……   我々の責任ではない、言われたとおりやっておけばよいのだという雰囲気になるのが一番怖い。 です。そうなんですよね。 「言われたとおりやっておけばよいのだという雰囲気」になってしまうと、終わりですよね。 それから、モチベーションについて、「トンネルの先の光」が見えることの大切さを書いています。   小さな光でも見えれば人は、光の方向に歩いていけるが、毎日毎日同じことの繰り返しでバグとの戦いを続けると、どうしても、日ごろは出てこない不満が出てくるものである。これが、失敗プロジェクトの始まりとなることがある。 こちらも、似た経験をしたことがあるのでとてもよく分かります。 ということで、あたりまえのことをしっかりやるためのポイントが載っている良い本です。 PMの方は必読ではないかと思います。

Posted byブクログ