エンドロールまであと、 の商品レビュー
壁井ユカコさんにしてはフツーって感じが否めない… 結末も予想通りだったし。 傷が互いに鏡写しになるっていう設定は壁井さんらしい感じだったくらいかな。 そういうところは嫌じゃないんだけど、キャラも掴みづらい、というか感情移入できないから他の作品ほど好きにはなれないなあ…
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壁井さんは上手くいかない物語を書くのが上手だなぁと思う。 私的には全然大丈夫な話だけど、ちょっと読む人を選ぶ部類だとも思うので、その辺りに注意が必要かもしれない。 「青春モノ書いてくれぃ」というオーダーにこれを打ち出しちゃう壁井さんにはある種脱帽。ブレないで上手くいかない物語を...
壁井さんは上手くいかない物語を書くのが上手だなぁと思う。 私的には全然大丈夫な話だけど、ちょっと読む人を選ぶ部類だとも思うので、その辺りに注意が必要かもしれない。 「青春モノ書いてくれぃ」というオーダーにこれを打ち出しちゃう壁井さんにはある種脱帽。ブレないで上手くいかない物語を書く人だな、と感心する。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
壁井さんの作品は、「キーリ」が面白かったんだけど、これはちょっと私には合わなかったです。近親相姦もの・・・。エロい描写はないんだけど、身内に欲情する話はあんまりです。 あと、一卵性の双子という設定ですが、男女の双子が一卵性になることはありえないです。性別が違うのは二卵性なはず。こういうのもちょっとって思っちゃいました。
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壁井ユカコ先生の小説ということで買いました。 これまた切ないです。 どうにかしてあげたい!血が繋がってる双子だけど2人で幸せになればいいと思いましたが・・・。 最後はキーリの時くらい泣きました。 読んでる最中は本当に悲しくて悲しくて大変でした。 でもすごく心に残るお話でした。
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壁井さんの作品はデビュー作である「キーリ―死者たちは荒野に眠る」(電撃文庫)以来、積んだり読んだりしつつ、ずっとファンです。というわけで、無条件に読んでみました。 う~ん…でも、ちょっと微妙だったかなぁ。壁井さんらしいちょっとグロいシーンとか、イタ切ない雰囲気は確かにあったんで...
壁井さんの作品はデビュー作である「キーリ―死者たちは荒野に眠る」(電撃文庫)以来、積んだり読んだりしつつ、ずっとファンです。というわけで、無条件に読んでみました。 う~ん…でも、ちょっと微妙だったかなぁ。壁井さんらしいちょっとグロいシーンとか、イタ切ない雰囲気は確かにあったんですが、執筆する時点で「青春モノを」というリクエストがあったそうで(あとがきより)、ちょっと漫画チックで平凡な作品になってしまったなぁと感じました。やっぱり壁井さんにはファンタジックで切ない妄想の世界(ちょっとシツレイか?(笑))を猛進してほしいです。 物語の舞台は高校。病弱な姉と今時の健康的で快活な弟の双子。しかも、一卵性。弟が健康な分、姉は毎日寝込む日々を過ごしていたが、次第に友達ができ、自分がどうしたいのか、何を望んでいるのかを考えていくようになる。そして、弟への気持ちに気付いて、それに対する正解を求めて…というお話。イラストは「夜まで待てない。」などで知られる(私はそれしか読んだことないけど(汗))漫画家の太田早紀さんが担当しています。うん、この甘さと切なさを現すにはピッタリの作家さんでしょう!表紙の双子弟くんの何とも言えない表情と微妙な位置に固定されている手!!(笑)ストーリーも太田さんがそのまま漫画化できそうなものでした。いや、ぜひしてほしい(爆)。 壁井さんの作品の話に戻りますと…かなり無理して書いた印象が(苦笑)。そもそも壁井さんには青春モノという設定のイメージが無いんです。もちろん他の作品でもコメディなシーンや甘々なシーンはありましたが、「高校が舞台の青春モノ」の上に乗っかったせいで普通になってしまった気がします。 キャラは主人公の双子を始め、双子姉の許嫁で映画オタクの同好会部長や手厳しいツッコミをして双子姉を敵視する同好会の女の子など、濃くて面白いのが揃っています。が、こちらもちょっと物足りないかな、と。それぞれのキャラ主観の章が用意されていて、心理描写は凄く丁寧で、思春期特有の脆さや怖いもの無しな無鉄砲さとか、挫折感とか…そういうのは嵌りました。が、キャラの生い立ちに纏わる背景が曖昧だったので、全体的にも中途半端。双子の母親や祖母、双子姉の許嫁の家族の様子。もうちょっとそこら辺がしつこく詳しく描かれていれば、主要キャラたちの青春も光って見えたのかなぁと思います。 それと、一番は疑問点が多いこと。最後の方でやってたインディーズ映画祭の結果はどうなったのか、そもそもなんで双子の父は家を追い出されたのか。祖母は本当にただの支配者だったのか。敢えて描かなかっただけなのかもしれませんが、私としてはそこが物凄~く知りたいとこだったので、痒い所が痒いまま終ってしまった感が(笑)。 やっぱり壁井さんにはファンタジーとか妄想とか猛想で攻めてほしいです。もしかしてルルルが合ってないのかも(爆)。青春モノじゃなかったら、間違いなく壁井節だったはず。イタ切ないのは変わってなくて、溜息が出そうなくらい雰囲気に浸れて…というシーンは今作でもありましたから。あぁ、「キーリ」が読みたくなってきた(笑)。
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旧家に生まれた1卵生双生児の高校二年生、佐々右布子と左馬之助。 右布子は病気持ち。 二人が所属する映画研究会で映画を作ったりと日々を過ごす。 そんな中二人の間に恋がめばえる。 だがそれを認識したとき双子ということ、旧家の人間であることが付きまとう。 佐々家をでた左馬之助はやっとの...
旧家に生まれた1卵生双生児の高校二年生、佐々右布子と左馬之助。 右布子は病気持ち。 二人が所属する映画研究会で映画を作ったりと日々を過ごす。 そんな中二人の間に恋がめばえる。 だがそれを認識したとき双子ということ、旧家の人間であることが付きまとう。 佐々家をでた左馬之助はやっとのことで右布子との恋愛が始まると思ったが、映画会に向かう途中で事故にあってしまう。
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がっつり私の好きなジャンルです。 片思いの寂しさとか、両思いなのにそれが辛いのとかが良く表されていると思います。
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店のラノベの棚を整理してるときに手に取ったもの。 壁井ユカコさんだったので買ってみました。 ぶっちゃけ、内容をそんなに思い出せません。 おもしろかった気はするけど、印象は薄いのかもしれない。
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個人的にこの手の昼メロ的な作品は避けていたのですっげー新鮮。ほら、もう二人のキスシーンの後のね、○○が○○から○てるなんてありがちすぎるじゃん。でも体験したことないせいで、「やっべ、こいつらどうすんの!」と言ったベタなリアクションをとってしまった。 世間の女子は禁断の恋とか、病...
個人的にこの手の昼メロ的な作品は避けていたのですっげー新鮮。ほら、もう二人のキスシーンの後のね、○○が○○から○てるなんてありがちすぎるじゃん。でも体験したことないせいで、「やっべ、こいつらどうすんの!」と言ったベタなリアクションをとってしまった。 世間の女子は禁断の恋とか、病弱とかそういう特殊なシチュがいいのか、なるほど。とか思ったり。や、分からんけど。 少年向けのラノベばっかり読んでたら絶対に見られない世界を見ているようで、その感覚は女子校をのぞき見しているようで、ウォシュレットを使用して開発された感じにも似ていた。 などと、穿った感じで読んでいたんだけど、それを超越して、いつの間にかベタな展開にのめりこんで、うっわ、マジでせつねー。となって、とにかくよかった。やりきれない読後感とかいやもうたまらない。 ミステリーばっかり読んでる人が、ミステリーへの評価が厳しくなるように、この手の作品はあまり読んだことが無いので、星5つ。このベクトルの作品を読み込んでいる人にとっては陳腐に感じるかもしれない。
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