遊戯 の商品レビュー
連作短編。この続きを書いているときに亡くなったようで完結していないようです。文章がすっと入ってきていつのまにか読みおえてしまう藤原伊織さんの作品。本作も同様です。
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大好きだった作家の遺作。主人公の父親、自転車の男、など気になる伏線が改修されないまま未完・・・切ないです。「テロリストのパラソル」「ひまわりの祝祭」をもう一度読み返そうっと。
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藤原伊織さん、大好きです。 遺作集:未完となった連作短篇「遊戯」他と、遺作の中篇「オルゴール」。 「遊戯」は、起承転結の"承"が終わったあたりで、未完となり非常に残念。とにかく、構成力のスゴサ、ストーリー展開の上手さ、会話の粋がカッコイイんだなぁ。 「オルゴー...
藤原伊織さん、大好きです。 遺作集:未完となった連作短篇「遊戯」他と、遺作の中篇「オルゴール」。 「遊戯」は、起承転結の"承"が終わったあたりで、未完となり非常に残念。とにかく、構成力のスゴサ、ストーリー展開の上手さ、会話の粋がカッコイイんだなぁ。 「オルゴール」は、何とも言えない情が流れていて、人生の最後にさらっと書いた上品な作品と言う感じ。 あー、59歳で逝ってしまうなんて、本当に本当に残念...
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藤原さんの遺作となった未完の本。 ずんずん引き込まれて、面白かった。先が知りたい、、、。 未完というのが悔やまれる~
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買っておいて、読めなかった作品。 作者がなくなってもう4年も経過したのか。 急な発熱で会社を休むことになり、手にとってみたら本当に何もかも忘れて一気に読んでしまった。いったいこの作品のラストはどういう展開を想定していたんだろう?作者の早すぎる死、ただ、ただ残念。
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2007年5月に食道癌のため死去された著者の遺作である。 発売された当初から知っていた本作品を購入するまでには至らなかったのは、収録されている5編の連作短編が、著者の死去により未完のままであることも理由であるが、何よりも私の中で著者の死をどのように受けとめるべきか模索していたから...
2007年5月に食道癌のため死去された著者の遺作である。 発売された当初から知っていた本作品を購入するまでには至らなかったのは、収録されている5編の連作短編が、著者の死去により未完のままであることも理由であるが、何よりも私の中で著者の死をどのように受けとめるべきか模索していたからに他ならない。 その裏側には、別冊文藝春秋に連載され形的には完結しているものの、単行本化にあたり加筆訂正中半ばで死去されたため、そのまま出版された 『名残り火 (てのひらの闇 Ⅱ)』 を読んだ後の淋しさがあったからである。 著者の作品に登場する人物は押し並べて魅力的である。著者はその人々を操りながらご自身の世界を紡いでこられた。それを“ワンパターン”だと揶揄するか、あるいは“藤原ワールド”と受け入れるかは読む側の判断であるし、それが読書の楽しみのひとつでもあろう。 『遊戯』 『帰路』 『侵入』 『陽光』 『回流』 この5編の短編は、それぞれとしては完結しているものの、連作短編という大きな流れの中では、多くの謎を残したまま終わっている。話の流れからすれば、あと3、4話で完結したのではないかと思われるが、それらの謎が解き明かされる日は永久に訪れないのだ。 言いかえれば、ミステリー作家としての著者が、ご自身で演出された最後のミステリーともとれる。そう思いながら読み進めると、先に感じた淋しさは、心なしか和らいだように感じられた。
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ネット上に対戦ゲームで出会った男と女。正体不明の男に監視されながら、二人は奇妙に繋がり合っていく 作者急逝のため未完となってしまった連作短編集 この先どうなるのか、謎の男の正体は??? うーん、気になる・・
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とうとう読んでしまった 最期の作品。 連作短編5編+その他短編1編 という不完全な構成ながら、 とても楽しめる短編集。 特に連作短編はよかった。 これでおしまいと思うと、ただただ残念。
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作者未完の連作短編集。 ネットゲームで知り合ったサラリーマンとCMモデル男女のそれぞれの視点から物語が進んでいく。 解き明かされてない謎も多く、未完で終わってしまったのは、本当に残念。
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