運命を変える 本物の言葉 の商品レビュー
雀鬼会という麻雀愛好団体の代表。とにかく、聞いたことのない話に驚かされた。自分はここまでくるのに多くの人の手を借りたのだという逸話には、びっくりした。その表現の方法に、驚かされた。こうである。私達がこうしていられるのは、赤ん坊の頃、誰かがミルクを与えてくれて、おしめを交換してくれ...
雀鬼会という麻雀愛好団体の代表。とにかく、聞いたことのない話に驚かされた。自分はここまでくるのに多くの人の手を借りたのだという逸話には、びっくりした。その表現の方法に、驚かされた。こうである。私達がこうしていられるのは、赤ん坊の頃、誰かがミルクを与えてくれて、おしめを交換してくれたからだ、と。
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桜井章一の本は結構読んでいるが、最近の桜井さんの本は内容が薄すぎる。お金の為に本を出している感じがする。面白くない。
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桜井章一をご存知だろうか?昭和30年代後半、麻雀の裏プロの世界で勝負師としてまたたく間に頭角を 現した男である。20年間無敗の男、その異名を「雀鬼」という。現在は現役を引退し、麻雀を通して人 間力を鍛えることを目的とする「雀鬼会」を主宰している。 僕自身は麻雀をやらないので...
桜井章一をご存知だろうか?昭和30年代後半、麻雀の裏プロの世界で勝負師としてまたたく間に頭角を 現した男である。20年間無敗の男、その異名を「雀鬼」という。現在は現役を引退し、麻雀を通して人 間力を鍛えることを目的とする「雀鬼会」を主宰している。 僕自身は麻雀をやらないので、ルールなどはよくわからないが、この本は麻雀を知らなくても存分に楽し めるし、なにより勉強になる。 時には命を賭けた勝負の世界で生きてきた男の、生きざまにまつわる重い言葉が次々と現れる。そして、 納得させられるのだ。 けして麻雀技術の本ではない。というか麻雀の話はほとんど出てこない。「勝負師」として生きてきた男 の人間味溢れるエッセイ集である。 その思想と洞察力は文句なく、鋭く的を得ているのでとても分かりやすい。著者の言葉をそのまま借りる ならば、 いまの世の中は、決していい世の中とはいえません。 とても国民のことを考えているとは思えない、腐りきった政治の世界。 過度の競争原理とはてしない拝金主義によって、従業員をノイローゼにしてしまう企業の世界。 どこまでものし上がる強者の傲慢と、その踏み台にされる弱者の悲惨。 頻発する異常でグロテスクな犯罪。 そして、そんな大人たちの世界を模倣するかのような、子供たちの「いじめ」。 〜中略〜 若い人たちに対して、 「負けるな!」 と、声を大にしていいたい、そんな思いでこの本を書きました。 ※本文「はじめに」より抜粋 という主旨だ。本書には色々な提示や言葉があるのだが、僕が印象に残った言葉は 「何をやってもダメなときは、逃げるのではなく、戻れ」 という言葉。「逃げる」のと「戻る」のは違う。「人生の確立はいつも50%、つまり上手くいくか行か ないかだ、成功する確率が5割もあると思えば楽になる」これは、高校時代の恩師に教わった言 葉だが、まさにその原理である。著者はもし5割の確立で失敗した方に転がった場合、逃げるのではなく て戻れという。「戻る」という選択肢を準備しておくこと、「生きていれば、何度でもやり直せるので す」と著者は語る。本当にその通りだと思う。 他にも、生きる上でためになる言葉がたくさん載っている。 どんな世界にしろ、勝ち抜いてきた人の言葉というのは、とてつもなく深く、重たいものである。
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