野坂昭如ルネサンス(3) の商品レビュー
十二分に堪能しました。屈折した性を悲喜劇交えて描いています。女性の悲しさも逞しさも描かれています。野坂氏はやはり心底女性が好きなのです。どのように女性を描こうと、そこには優しさがあると私には感じられます。これからも野坂氏の作品を読み続けようと思います。
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この本に収録されている「娼婦三代」には五十過ぎの女に娼婦としての手ほどきを受けた時の快楽が忘れられず、新入りの少女に同じ事をして手籠めにしてしまう百合シーンがあったりします(その後どうなるかはタイトルからお察しください)。それはそうとほとんどが色事がらみの作品な中で「老いと死」を...
この本に収録されている「娼婦三代」には五十過ぎの女に娼婦としての手ほどきを受けた時の快楽が忘れられず、新入りの少女に同じ事をして手籠めにしてしまう百合シーンがあったりします(その後どうなるかはタイトルからお察しください)。それはそうとほとんどが色事がらみの作品な中で「老いと死」を何処かユーモラスに飄飄と描いた「死の器」が一番好きだったり。
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