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金融NPO の商品レビュー

4.1

9件のお客様レビュー

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2015/04/29

「意思あるお金」を社会に活かす。キーワードは社会的リターン。既存の銀行や市場ではお金がうまく流れない、社会や環境のためにお金をまわしたいーさまざまな知恵と工夫によって広がる内外の金融NPOを詳しく紹介。営利金融との連携や「協同」を促すための望ましい金融制度の姿を論じる。

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2015/04/24

前半は日本のいろんな金融NPOの紹介にとどまり、無味乾燥な感じ。後半の日本以外の国の状況について書かれている部分は面白かった。元新聞記者なだけあって、文章はとてもわかりやすいと思う。

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2014/11/29

社会的金融って日本ではあまり浸透していないかと思っていたけど、色んな例があったんだなぁと。 もっともっと広げていきたいなぁー

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2014/02/16

生協や共済だったり、貸金業だったり、グラミン銀行だったり、NPOだったり、自分が知ってた事がこんな形で繋がるなんて。面白かったし、こういう社会参加っていいなって思った。apバンクもただのフェスだと思ってたし。

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2011/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 「意志あるお金」を社会に活かす。 キーワードは社会的リターン。 既存の銀行や市場ではお金がうまく流れない、社会や環境のためにお金を回したい―さまざまな知恵と工夫によって広がる内外の金融NPOを詳しく紹介。 営利金融との連携や「協働」を促すための望ましい金融制度の姿を論じる。 [ 目次 ] 第1章 日本の金融をどうみるか 第2章 広がるNPOバンク 第3章 多重債務者を救え 第4章 市民ファンドで起業支援 第5章 寄付で促す資金の還流 第6章 米英の金融NPOの担い手たち 第7章 「銀行」になった金融NPO おわりに―お金の巡りは社会を活かす [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/09/06

キーワードは「意思あるお金」でしょう。 昨今注目が集まっている金融NPOについて、金融NPOが起り始めた背景、実際に起っている多様な事例を交えながら解説されています。社会的課題解決のために既存の金融機関が融資しない・できない対象を扱うファンドの話、多重債務者救済の策の話、ファンド...

キーワードは「意思あるお金」でしょう。 昨今注目が集まっている金融NPOについて、金融NPOが起り始めた背景、実際に起っている多様な事例を交えながら解説されています。社会的課題解決のために既存の金融機関が融資しない・できない対象を扱うファンドの話、多重債務者救済の策の話、ファンドレイジングの手法として参考になる点も書いてあると思います。 事例紹介の際も、既存の選択肢をしっかりと明示した上で、金融NPOが扱う領域を示しているので論理的にわかりやすいです。 世間一般的にも、ソーシャルファイナンスという分野の先駆的な本だと思います。 金融関係の本を読んで基礎も抑えないとなと思うようにもなりました。

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2010/04/04

少し前の本。著者はジャーナリストで国内や海外の金融NPOをタイプごとに丹念に取材されている。地元、一宮市の教会の事例が出てきた。教会の場所も知っているのに、耳目を集める活動についてはまったく知らなかった。 厳しい経済環境の中でも、たくさんの預金、資金、寄付金を集めることができてい...

少し前の本。著者はジャーナリストで国内や海外の金融NPOをタイプごとに丹念に取材されている。地元、一宮市の教会の事例が出てきた。教会の場所も知っているのに、耳目を集める活動についてはまったく知らなかった。 厳しい経済環境の中でも、たくさんの預金、資金、寄付金を集めることができている事実に勇気づけられる。政府の支援は、特定業界の支援ではなく、マネー循環と起業促進というインフラ整備であり、マーケット創造は市民・起業の責任であるということを裏打ちする議論を展開してくれている。

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2009/11/03

近年日本でも徐々に活動が活発化しつつある金融NPOについての入門書。 タイトルでは「NPO」と一括りにされているが、その形態は必ずしもNPOとは限らない。信用組合もあれば、株式会社もある。 重要なのは「非営利の金融」だということである。 既存の営利金融では、社会の本当に必要な...

近年日本でも徐々に活動が活発化しつつある金融NPOについての入門書。 タイトルでは「NPO」と一括りにされているが、その形態は必ずしもNPOとは限らない。信用組合もあれば、株式会社もある。 重要なのは「非営利の金融」だということである。 既存の営利金融では、社会の本当に必要な部分にお金が回っていない、という市民の問題意識に基づき環境や福祉などの社会起業へと資金を融資する金融である。 出資者も金銭的リターンではなく、自分のお金が社会的に意義のあることに使われる、という社会的リターンを期待する。 日本で有名なのは、Mr.Childrenの桜井和寿氏らが出資し、環境系の活動に融資を行うAPバンクなどである。 本書は日本内外で活動を展開する非営利金融を「NPOバンク」「市民ファンド」など活動形態ごとに分けながら多数の事例紹介を行っている。 あまりに事例紹介ばかりが続きすぎて、正直読後には一つ一つの印象は薄れてしまうが、たぶんそれでも良いのだろう。情報はあとから読み返せば良い。重要なのは、日本にも徐々に「意思あるお金」の流れができ始めている、ということである。 社会起業やNPOなどへの融資だけでなく、多重債務者の救済にも非営利金融が活躍していることは知らないこともあった。 地域再投資法や寄付による税控除制度など政府が非営利金融の社会経済的効果を理解し率先してシステムを構築している米国やそれを模倣した英国に比べると、日本の制度は非常に遅れているし、今後も政府が非営利金融に理解を示すとは少なくとも近い将来には考えにくい。 市民の側の更なる活躍が期待されるところである。 また、本書にも書かれていたが、国が動かずとも地方自治体であれば動く可能性がある。財政悪化が続く自治体が多いが、そういう自治体ほど今後公共サービスの担い手としてNPOや社会起業に期待するところは大きいはずだからである。 個人的にはオンライン寄付などウェブ上の非営利金融サービスも気になった。欧米の先進事例などもう少し調べてみたい。

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2009/10/04

『NPO』という単語に惹かれてふらっと買いましたが、内容にぐいぐい引き込まれました。 全国各地の「新しいお金の流れ」先進事例が満載です。 ソーシャルファンドって結局何なんだ?という方にもおススメです。 お金を流す仕組み、仕掛け、その背後にある数々の工夫 ソーシャルファンドって...

『NPO』という単語に惹かれてふらっと買いましたが、内容にぐいぐい引き込まれました。 全国各地の「新しいお金の流れ」先進事例が満載です。 ソーシャルファンドって結局何なんだ?という方にもおススメです。 お金を流す仕組み、仕掛け、その背後にある数々の工夫 ソーシャルファンドっておもしろい!

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