東京ディール協奏曲 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
バイサイドのFAとして主人公が、ディールソーシング・算ディング・デューデリジェンス・オークション・エグゼキューションまでのMAの一連を経験する話だった。 何か考えさせるというよりも、MAというビジネスが分かりやすく書かれているという感じ。FAが何をする仕事かわかったし、MAの中でのデューデリで会計士や弁護士が必要なる理由が分かった。 また、NDAを秘密保持契約ということやEBITDA(イービットダー、イビットディーエー)って読むことを知った。
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〈内容〉この世界、動けるものが勝つんだよね。東京、香港、ドバイ、ニューヨーク―。巨大資本の間隙を縫ってマネーの魔術師が疾走する!圧倒的なリアリティで描く、新時代の企業買収エンターテイメント。
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ささいな理由でメガバンクを退職した水原は,ちょっと得体の知れない霧谷の会社で働くことになり,ある会社のMBOに関わる。 用語もふくめてファンドのことが分かるが,あまり驚きはない。
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この手のエムエー関係の小説はついつい読んでしまいますが、 全体的な感想としては、ストーリー展開⇒ふつう、 ビジネス的視点に立ったリアリティー⇒よい、といった感じ。 ちょっと用語がマニアックで会計知識を必要としますが、 きちんと上澄みだけの経済談義ではなく、 ロジックに...
この手のエムエー関係の小説はついつい読んでしまいますが、 全体的な感想としては、ストーリー展開⇒ふつう、 ビジネス的視点に立ったリアリティー⇒よい、といった感じ。 ちょっと用語がマニアックで会計知識を必要としますが、 きちんと上澄みだけの経済談義ではなく、 ロジックに基づいて話が進みます。 もう少しストーリー展開が面白ければいいのですが、 この本でデビューしたことを考えると、 これくらいで我慢しないといけないかもしれません。 唯一、気付かされたのが、 投資銀行の人たちって各々が儲けるために、 敵になったり、味方になったりと様々な動きをするところ。 第三者が儲けの匂いを嗅ぎ付けて、参入してきたりと、 なかなか抜け目ない感じです。 (結局、自分が儲けることしか考えてないのかと、 残念に思うこともありますが…。) 黒木亮さんとか真山仁さんのエムエー小説が好きなら、 読んでみるのもいいかもしれません。 あまり売れなかったのか、文庫になる気配も、 著者の2冊目が出版される気配もないのが残念。。
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『ハゲタカ』よかはM&Aの実際の雰囲気が近いよ、と聞いて。 「そろぞれが競り合って、隙あらば自分が前に出ようとし、そのためには共演者の音を食っていこうとさえする」まさに「協奏曲」。 軽やかでバブリーな感じにつられてさっくりと読了。 フットワークのいい霧谷が魅力的だったなぁ。 ...
『ハゲタカ』よかはM&Aの実際の雰囲気が近いよ、と聞いて。 「そろぞれが競り合って、隙あらば自分が前に出ようとし、そのためには共演者の音を食っていこうとさえする」まさに「協奏曲」。 軽やかでバブリーな感じにつられてさっくりと読了。 フットワークのいい霧谷が魅力的だったなぁ。 「本当にヤバくなったら逃げるけど、面白そうじゃない?」 「バカ。東京は楽しいだろ? 色んなヤツが色んなことして。」 パーティを楽しみなさい、でもドアの近くで踊りなさい。 Enjoy the party,but dance close to tha door. 常に変化する状況をみながらリスクヘッジする。楽しく踊りながら。なんだかジャズだ。
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エンターテイメントだけど、面白い。話としてはPEファンドが出資&ブリッジつけての親会社からのMBO。主人公のファームはFA。 日本企業のノロマさみたいなのも伺い知れて、その点も面白かった。外資証券、ファンドは動きが本当に早い。銀行は遅いね
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企業買収に関わる裏側が舞台。 タッチとしてはすごく軽くて、3時間くらいで一気に読みきった。 MAの流れをざっと追うにはいいかな。
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金融という、自分が知らない業界の話しが盛りだくさんなのが面白かった。物語の流れは、王道にのっとった、山あり谷ありの展開。ドラマなど、テレビでの映像化がしやすい作品だと思った。
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