よみがえる日本の古代 の商品レビュー
復元画でおなじみ早川和子先生のイラストで旧石器〜奈良時代まで各遺跡の復元画と、写真や解説が充実ですごく読みやすい。やや興味の薄かった縄文・弥生時代がかなり面白いし、ビジュアルで見せることで理解が深まるのですごくおすすめ。 早川先生ご自身の文章も面白いですね。いくらかでも絵を描く人...
復元画でおなじみ早川和子先生のイラストで旧石器〜奈良時代まで各遺跡の復元画と、写真や解説が充実ですごく読みやすい。やや興味の薄かった縄文・弥生時代がかなり面白いし、ビジュアルで見せることで理解が深まるのですごくおすすめ。 早川先生ご自身の文章も面白いですね。いくらかでも絵を描く人だったらわかる部分もあるし「遺跡に行ってもカメラは持っていかない、スケッチする」にはマジか…てなる。それで絶対生で観ることのないアングル(俯瞰)とかこんなに描けるものなのかと。 この本も『絵でみる考古学』という展覧会の際に出版されたもののようですが、最近では平成29年に飛鳥資料館で『早川和子が描く飛鳥むかしむかし』の展覧会があっりましたが、この本のものと、『飛鳥むかしむかし』で見た絵と、ほぼ同じ場面同じアングルで微妙に違う絵もあってこの期間になんらかの修正があったみたい。 ほぼ飛鳥奈良辺りの復元画ばかりを見ていたので今回は三内丸山遺跡や吉野ケ里遺跡などのビッグネームなので知ってるけどよくは知らない地域の復元画がかなり面白かったです。縄文の文化レベルってまじで思ったより高いね(いわんや弥生をや)。 執筆は色んな方がされててそれぞれ専門家の方々なのでかなり正確です(ただし出版から十年経ってるので古い部分もあるかも)。執筆者の一人の方の「疑問の多い分だけ、その時代に対する理解が深まっていくのです」が至言だなと思いました。描いて(描こうとして)気付くことも多いですしね。
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旧石器時代から奈良時代まで。 勉強感なく構えずに、絵本や図鑑を読むような感覚で楽しめました。 すでに詳しい人には物足りないと思いますが、古代に興味持ちたての私にはガイド本みたいでワクワクでした。 改めて弥生時代(コメ作り)からの変化の大きさを実感するし、発展とともになんだかハ...
旧石器時代から奈良時代まで。 勉強感なく構えずに、絵本や図鑑を読むような感覚で楽しめました。 すでに詳しい人には物足りないと思いますが、古代に興味持ちたての私にはガイド本みたいでワクワクでした。 改めて弥生時代(コメ作り)からの変化の大きさを実感するし、発展とともになんだかハラハラしてくる。 豊かになると人間が怖くなりますね。 うーん、縄文時代が好きだなぁ。
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