青い鳥 の商品レビュー
村内先生のひとつひとつの言葉が胸に沁み渡って、最後の話は涙を流しながら読みました。嘘をつくことは悪いことじゃなくて寂しいこと。本を閉じてもあとからじわりじわりと喉の奥からこみ上げてくるような暖かさにまた涙が出てきます。
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※このレビューにはネタバレを含みます
二男の高校の国語教師は、「重松は3冊で飽きます」と言ったそうな。 確かに同じテーマの小説が多く、前に読んだことを忘れてもう1度読んじゃうこともしばしば。 重松はもういいや、と言っている人も多い。 でも、そんな人にももう1度、重松を読んでほしい。この本を手にとってほしい。 ガッコーという狭い社会に押し込まれ、もがいている子ども、傷ついている子ども。 そんな子どもとどうかかわったらいいのか、迷っている大人。 重松さんの小説で繰り返し描かれてきたモチーフです。 この「青い鳥」で、重松さんは答えのひとつを見つけたんじゃないかな?と思うからです。 中学校の臨時国語教師ムラウチ先生が登場する連作短編。 ムラウチ先生は吃音でうまくしゃべれない。だから本当のことしか言わない。 主人公は「ひとりぼっち」の中学生。ひとりぼっちの原因はいろいろ。 いじめられている子もいる。 父親に突然自殺された子もいる。 犯罪を犯してしまった子もいる。 校風や友達関係になじめない子もいる。 親に虐待された子もいる。 ムラウチ先生は「ひとりぼっち」の子の孤独に寄り添うためにやってくる。「たいせつなこと」を伝えるためにやってくる。 最初から最後まで泣きっ放しでした。重松さんはスゴイ。 教師を目指す長男にも送ってやろうかな。
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心温まる感動の短編集。ちょっと涙ぐみかけました!本当にこんな心の交流ができる先生がいたらいいなあ、と思います。吃音で上手くしゃべれない村内先生は「正しいこと」ではなくて本当に「たいせつなこと」だけを話してくれる人。世の中正しい・正しくないでははかれない事なんてたくさんある。僕も「...
心温まる感動の短編集。ちょっと涙ぐみかけました!本当にこんな心の交流ができる先生がいたらいいなあ、と思います。吃音で上手くしゃべれない村内先生は「正しいこと」ではなくて本当に「たいせつなこと」だけを話してくれる人。世の中正しい・正しくないでははかれない事なんてたくさんある。僕も「たいせつなこと」を伝えられる人になりたいものです。
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どもってしまう、国語の村内先生と子供たちのお話。 一所懸命話す先生の言葉は、最初はうっとおしいと思っている生徒にも心に響いていきます。 生徒達の心の中のもやもやを先生の言葉によって解決してもらう感じです。 私は1番最後のお話が好きでした。 村内先生になった気分で「よかっ...
どもってしまう、国語の村内先生と子供たちのお話。 一所懸命話す先生の言葉は、最初はうっとおしいと思っている生徒にも心に響いていきます。 生徒達の心の中のもやもやを先生の言葉によって解決してもらう感じです。 私は1番最後のお話が好きでした。 村内先生になった気分で「よかった」と心から思ってしまいました
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ムラウチ先生 国語の臨時教員 吃音が激しくて授業は何を言っているのかわからない。でもムラウチ先生は国語よりも、もっと大切なことを教えるためにやって来る。 先生を必要としている子供がいる学校へ 本当に大切なことだけを伝えに… 忘れていたかもしれない 私も 大切なことを。 伝えたい ...
ムラウチ先生 国語の臨時教員 吃音が激しくて授業は何を言っているのかわからない。でもムラウチ先生は国語よりも、もっと大切なことを教えるためにやって来る。 先生を必要としている子供がいる学校へ 本当に大切なことだけを伝えに… 忘れていたかもしれない 私も 大切なことを。 伝えたい 誰かに この気持ちを。
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吃音のムラウチ先生。たいせつなことを、その子のそばにいて伝えてくれる。 そう、手のかかる子供に目を向けるのが精一杯で、本当に手を伸ばしたい子供に手が届かない、教育の本質をついているような作品
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この本を見つけたのはネットで重松清の本の探していたとき。すぐに読もうと思った。この本の主人公は、私と一緒。病気というわけではないし、癖なんかじゃない。読み進めていく間ずっと、私の言葉は活字にするとこうなるんだなあ、周りはこんなふうに思うのか、っていろいろなことを感じていた。みんな...
この本を見つけたのはネットで重松清の本の探していたとき。すぐに読もうと思った。この本の主人公は、私と一緒。病気というわけではないし、癖なんかじゃない。読み進めていく間ずっと、私の言葉は活字にするとこうなるんだなあ、周りはこんなふうに思うのか、っていろいろなことを感じていた。みんなが普通にできることが、私にはできない。普通の人が読めば普通の本だけど、私にとっては重いテーマでした。
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「人間はなぁ、おとなになる前に、下の名前で、たくさん呼ばれなきゃいけないんだ」電車の中で、不覚にも涙ぐんでしまった。子供がもう少し大きくなったら読ませてやろうと思う。その時、同じように涙ぐんでくれる子供に育っていて欲しいと、強く、強く思う。
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