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なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2011/01/02

・マネジャーの心の奥に潜む、無意識の「権力志向」や「操作主義」。それは、いまも、形を変えて職場に存在しています。 ・部下や社員の「生活」に責任をもつだけではない。部下や社員の「成長」に責任を持つ。 ・部下を「一人の人間として遇する」ということの意味。誰にも、大きな可能性がある...

・マネジャーの心の奥に潜む、無意識の「権力志向」や「操作主義」。それは、いまも、形を変えて職場に存在しています。 ・部下や社員の「生活」に責任をもつだけではない。部下や社員の「成長」に責任を持つ。 ・部下を「一人の人間として遇する」ということの意味。誰にも、大きな可能性がある。一人の人間として、素晴らしい成長の可能性がある。まず、無条件にそのことを信じる。 ・例えば、マネジャーが、仕事において大きなトラブルに直面する。そのとき、自分の責任や評価に心が向かうと、心が萎えてくる。しかし、自分の部下の人生を預かっていることを思うと、力が湧いてくる。決して諦めず、粘り強くその問題の解決に取り組む力が生まれてくる。そして、どれほど難しい問題でも、それに挑戦する勇気が湧いてくる。 ・「リズム感」の良さとは、実は、相手の心のリズムを感じ取ることができる力。そして、それに合わせたリズムで応えることができる。だから、心地良く感じる。 ・電話の修行:電話を終えるとき、相手が誰であっても、心の中で、深く感謝する。廊下の修行:廊下を掃除してくれている人の横を通り過ぎる。そのとき、心の中で、その人に会釈をする。そして、心をこめて「ありがとうございます。」とつぶやく。 ・劣等感とは、その存在に気がついているだけで、あまり悪い作用をしなくなる。 ・なぜ、「人間学」を単なる「知識」として学ぶという落とし穴に陥ってしまうのか。我々の心のなかに、「現実との格闘をせずに、素晴らしい境涯に至りたい」そうした安易さと弱さがあるからです。 ・上司、部下を知るに3年かかる。部下、上司を知るに3日で足りる。 ・「あの人物の姿を反面教師として学ぼう。あの姿は、自分の中にも、ある。そのことを、あの人は、教えてくれたのだ」 ・人との「出会い」に、深い意味を見出すマネージャー。それは、部下の人生にも、深い思いを持つ。そして、部下との関係が、密度の濃いものになる。 ・「相性の悪い人」との出会いによって、その人物との心の摩擦や葛藤を通じて、我々は、成長できた。その摩擦や葛藤を通じて、心が鍛えられ、磨かれ、成長することができた。 ・苦労や困難があるからこそ、成長できる。喜びがある。結びつける。 ・経営の世界、マネジメントの世界。様々な苦労や困難がやってくる。しかし、何が起ころうとも、決して、命、取られるわけではない。そう腹を括れば、物事に対する覚悟が定まる。 ・すべてを、自分自身の問題として「引き受ける」こと。そのとき、我々は、一人の人間として、大きく成長できる。 ・自分の語ることを、深く信じていること。そのとき、「言霊」が生まれる。

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2010/03/27

部下が1人でもいる人には読んで欲しい。 なぜ、マネージャーなんて人の分まで責任を負う仕事に就くのか。 その意味が分かる本。

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2010/01/24

先日田坂さんの基調講演を聞きに行きました。 そこで熱く語られた内容がほぼ書かれてあり、より深く復習でき自分の身になった気がしています。 人生哲学です。奥深いが基本的なことが語られています。 巷にあふれるハック系の本が多い中、この本は本質を突いていると思います。 今年はこの本をス...

先日田坂さんの基調講演を聞きに行きました。 そこで熱く語られた内容がほぼ書かれてあり、より深く復習でき自分の身になった気がしています。 人生哲学です。奥深いが基本的なことが語られています。 巷にあふれるハック系の本が多い中、この本は本質を突いていると思います。 今年はこの本をスタートとして田坂さんの本を読んでいきたいと思います。

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2009/12/22

・「なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか」 ↓ ・「マネジメント(管理)職が、マネジメントされる側より、 付加価値を産むと考えられている」 ・「付加価値に見合う収入があるとされる」 理由に何があるのだろう? 他人の管理を遂行する=成長につなげることに 喜びを感じるからか? ...

・「なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか」 ↓ ・「マネジメント(管理)職が、マネジメントされる側より、 付加価値を産むと考えられている」 ・「付加価値に見合う収入があるとされる」 理由に何があるのだろう? 他人の管理を遂行する=成長につなげることに 喜びを感じるからか? 「経営≠管理」 管理とは、 ・ある規準などから外れないよう、全体を統制すること ・事が円滑に運ぶよう、事務を処理し、設備などを保存維持していくこと。 ・法律上、財産や施設などの現状を維持し、 また、その目的にそった範囲内で利用・改良などをはかること。 統制とは、 ・多くの物事を一つにまとめておさめること ・国家などが一定の計画や方針に従って指導・制限すること 経営とは、 ・事業目的を達成するために、 継続的・計画的に意思決定を行って実行に移し、 事業を管理・遂行すること。また、そのための組織体。 ・政治や公的な行事などについて、その運営を計画し実行すること。 ・物事の準備や人の接待などにつとめはげむこと。けいめい。 ・急ぎあわてること。けいめい。 経営とは意思決定、管理とは統制=まとめる、指導すること。

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2009/10/07

マネジメントの重荷とは、部下や社員の「生活」に責任を持つだけではない。私たちは、一生涯上司と部下との関係で歩むわけにはいかないとすれば、部下や社員が自らの力で「生活」を支えていけるように、部下や社員の「成長」に責任を持つことである。 しかし、「成長」ささえるのは、難しい。なぜなら...

マネジメントの重荷とは、部下や社員の「生活」に責任を持つだけではない。私たちは、一生涯上司と部下との関係で歩むわけにはいかないとすれば、部下や社員が自らの力で「生活」を支えていけるように、部下や社員の「成長」に責任を持つことである。 しかし、「成長」ささえるのは、難しい。なぜならば、「正解」がないからです。 マネジャーの「喜び」とは、一人の人間として「成長」できるからです。重荷を背負って悪戦苦闘するからこそ、成長できる。「心のマネジメント」つまり、「心の力」を磨くことができる。すばらしい役割である。 人間としての成長とは、「心の世界」が見えること。相手の気持ちがわかる。場の空気が読める。自分が見えている。の3つである。一番難しいのは、自分の心を見ること。自分に、本当の自信を持って、謙虚にならなければ見ることができない。感謝も同じである。そのためには、「すべてのことに、心をこめる」ことを毎日続けること。「有難うございました」と心の中でつぶやくだけです。 部下とのめぐり合いを大切にする。部下とは、「深い縁」があって巡り会った。私たちは、この人生において巡り会うのは、一握りの人々であることに気がつくべきでだ。

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2009/10/04

「こんな本読んでんだー。へぇー」と思われると恥ずかしいシリーズ第ニ弾。それなりに影響を受けたが、サブタイトルが寒い。

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2009/10/04

マネジメントの本質とは「心」であり、「知識」や「技術」さえ身につければよいということではない。一人の人間として、大きく成長できる道、それがマネジメント。部下の話を聴くだけでも深い学びの機会である。部下を信頼し、自分の心を開き、聞き届けをして初めて、部下は悩みを語り、心が癒されてい...

マネジメントの本質とは「心」であり、「知識」や「技術」さえ身につければよいということではない。一人の人間として、大きく成長できる道、それがマネジメント。部下の話を聴くだけでも深い学びの機会である。部下を信頼し、自分の心を開き、聞き届けをして初めて、部下は悩みを語り、心が癒されていく。この話はカウンセリングに通じるところが多々あり、とても興味深く読めた。縁があり出会った人と真剣に向き合うことで、人間は成長していくのだと感じた。2007/10/7

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