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沙門空海唐の国にて鬼と宴す(巻ノ1) の商品レビュー

4.2

13件のお客様レビュー

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2019/04/29

初読から十数年、3度目の再読。あの頃は獏作品でも面白い方と思って捨てずに取っておいたのだが、目が肥えたか呪が解けたか、つまらない。 いつもの尺稼ぎ文章法で読むのが非常にかったるい。普通の作家なら半分に収められるだろう。お陰で3巻まで大した見所もなく、予備知識を詰め込む作業。 そし...

初読から十数年、3度目の再読。あの頃は獏作品でも面白い方と思って捨てずに取っておいたのだが、目が肥えたか呪が解けたか、つまらない。 いつもの尺稼ぎ文章法で読むのが非常にかったるい。普通の作家なら半分に収められるだろう。お陰で3巻まで大した見所もなく、予備知識を詰め込む作業。 そしてその結末も、4巻という長さ、空海という器に収めるにはあまりにも矮小。史実・伝承中の空海像の方が圧倒的にダイナミックで面白い。 獏ちゃんには荷が勝ちすぎたね。

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2018/02/24

これを初めて読んでから、もう10年が経つのか〜。。。いや、感慨深いです。 その数年前に単行本として4冊でていて、読みたいけどお金ないし、一冊だけ買ったら続きが読みたくてならなくなるのはわかっていたので、指を咥えていたのです。 そして、新書版になったので揃えて買い、貪り読みました...

これを初めて読んでから、もう10年が経つのか〜。。。いや、感慨深いです。 その数年前に単行本として4冊でていて、読みたいけどお金ないし、一冊だけ買ったら続きが読みたくてならなくなるのはわかっていたので、指を咥えていたのです。 そして、新書版になったので揃えて買い、貪り読みました。 いつの間にか文庫化され、映画になり、文庫の表紙も映画バージョンで書店に平積みされてますが、ワタシはこの新書版の装丁デザインがめちゃくちゃ好きです。 今日封切で、観る前に読み返そうと、一日がかりで4冊読みました。 いや、全く、素晴らしいわ。。。 読んで。映画を観て。また読み返そう。 小説なんだけど、密教はじめ色々な宗教の解説がとってもわかりやすい。 そして、あの時代の価値観や風習が自然と描かれていて、予備知識がないのにすんなりと読めてしまう。こんなにも掴まれてしまう小説はなかなかないです。 中国での映画原題は妖猫伝というらしい。 たしかに、怪しく恐ろしく、そして惹きつけられる猫です。

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2013/11/24

再読。 空海が、とても魅力的に描かれている。 もともと謎の多いキャラクターの空海が、もし、本当にこんな人物だったとしたら、いいなぁ。

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2010/09/09

父上の蔵書。3巻に入ったところですが、面白いです。想像でこれだけのストーリーを練れる獏さんの本気スゲー。

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2010/04/10

文庫を待っていたのだけれど、もしかしたら出ないかもしれないと言う気もしてきたのでついに購入。 後世に大量に付け加えられた伝承で真実が埋もれ気味な天才、というあたりで安倍晴明と空海とが微妙にキャラかぶりつつ、「陰陽師」とはまたちょっと違う味も出ていて良いかもしれない。 20100...

文庫を待っていたのだけれど、もしかしたら出ないかもしれないと言う気もしてきたのでついに購入。 後世に大量に付け加えられた伝承で真実が埋もれ気味な天才、というあたりで安倍晴明と空海とが微妙にキャラかぶりつつ、「陰陽師」とはまたちょっと違う味も出ていて良いかもしれない。 201004追記:文庫出た…だがもうすでに揃え切ってしまってます。まあいいや。

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2009/10/04

獏先生ダイスキなんですが、これがピカイチ! この本をよんでから空海のことがダイスキになりました。 失礼な表現かもしれないけど、この言い方がぴったり。 ここからワタシの空海についての研究?が始まりました. ほんっとおもしろい!

Posted byブクログ

2009/10/04

空海と橘逸勢が唐にわたった時代を舞台のフィクションです。空海と逸勢の会話がなかなか面白い。 3〜4巻にかけて話がやけに長く感じてしまいます。1巻が一番面白いです。

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2020/08/11

わたしの本棚に入れてしまうのは大変申し訳ないほどまっとうな本です。全4巻のノベルスですが、ページをめくる手が止まりません。滝のように怒涛の力でエンディングまで突っ走ります。一言で形容するならば「太い」作品。主人公空海自体もまったく「太い」。ちなみにこの本棚に入れた理由は逸勢に萌え...

わたしの本棚に入れてしまうのは大変申し訳ないほどまっとうな本です。全4巻のノベルスですが、ページをめくる手が止まりません。滝のように怒涛の力でエンディングまで突っ走ります。一言で形容するならば「太い」作品。主人公空海自体もまったく「太い」。ちなみにこの本棚に入れた理由は逸勢に萌えたからよ。

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2009/10/04

陰陽師っぽい。空海=清明、逸勢=博雅という感じ。陰陽師好きならコレも好きなはず。でも陰陽師より話の内容が濃い。まだ1巻だからこれからが楽しみ。個人的に春琴の行方が気になる(笑)

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2009/10/04

おもしろい。この一言につきます。ストーリーの組み立て方、細かい人物描写、読み手の心を掴んで離しません。

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