スペースプローブ の商品レビュー
88:国産SF……なんですが、私にはちょいと難しすぎました。登場人物は多かったものの、中盤までには誰が誰か把握できるようにもなりましたし、未知への挑戦、探求というSF的テーマも面白かったと思います。……が、やっぱり何か物足りないというか、没頭できなくて。香蓮のキャラクタが苦手だと...
88:国産SF……なんですが、私にはちょいと難しすぎました。登場人物は多かったものの、中盤までには誰が誰か把握できるようにもなりましたし、未知への挑戦、探求というSF的テーマも面白かったと思います。……が、やっぱり何か物足りないというか、没頭できなくて。香蓮のキャラクタが苦手だというのが大きいかも、です。
Posted by
あまりに現実離れしていて、それを支える様な緊張感もない様に思え、最初から最後まで波がなく一本道の平らなストーリーに感じられた。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
カラオケボックスで始まりカラオケボックス?で終わるSF。 僅かなデータから可能性を見つけ、挑戦する。青春的な要素もありかなり読みやすい。 難しい用語はほぼなし。高校レベルの知識までも必要がなく読み進めていく中でワードに頭を悩ませることはない。 宇宙探査を描く上で、カラオケボックスでの内容が稚拙に見えるかもしれない(現実的か受け取りにくいかもしれない)。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
少ないデータから仮定と推測を積み重ねて出した結論はやっぱり間違ってて最後の最後にえいやっとばかりにひっくり返してくれるのかと思いながら読み進めていったらひっくり返らなかった。うーむ。あとがきでも書かれてるようになんだかお手ごろなところに終始してしまっていて、もう一発ぶっ飛んだ何かが欲しかったかなあ。
Posted by
この話を成立させるためには、クルーの中にほとんど頭がどうかしてしまっている人を入れざるを得ず、それもあってか話の流れが強引で説得力がない。 若者らしい無謀さはありだと思うし、素材としてのアイデアは良かった。
Posted by
あいかわらず「人間の存在意義とは何か」という人類の至上命題に挑む機本伸司さんの作品。本格SFではないからしょうがないのかもしれないけど、全体的に荒削りな印象を受けてしまった。SF小説ってストーリーと同じぐらい設定や背景が重要で、それをきちんと説明しないと中途半端な作品となってしま...
あいかわらず「人間の存在意義とは何か」という人類の至上命題に挑む機本伸司さんの作品。本格SFではないからしょうがないのかもしれないけど、全体的に荒削りな印象を受けてしまった。SF小説ってストーリーと同じぐらい設定や背景が重要で、それをきちんと説明しないと中途半端な作品となってしまう一方で、延々と説明が続くと冗長的になるというジレンマを常にかかえている。そのバランスがうまく取れてないというか、きっと作者さんの頭の中ではきちんとした構想が練られていると思うんだけど、残念ながらそれがあまり伝わって来ませんでした。 『神様のパズル』は本当に好きな作品なんだけどなあ。それ以外はあまり振るわない機本作品。
Posted by
―ライト・ビーングー- 無人探査機『こめっと』が、謎のメッセージと共に消息を絶ち、長周期彗星の調査は失敗に終わった。 一方、日本初の、有人月着陸計画のクルーたちは、彗星の進路上に、謎の物体が存在する可能性を知る。『裏ミッション』を決行することに決めた彼らは、カラオケボックス『...
―ライト・ビーングー- 無人探査機『こめっと』が、謎のメッセージと共に消息を絶ち、長周期彗星の調査は失敗に終わった。 一方、日本初の、有人月着陸計画のクルーたちは、彗星の進路上に、謎の物体が存在する可能性を知る。『裏ミッション』を決行することに決めた彼らは、カラオケボックス『イリアス』に集い、無謀ともいえる計画を練るのだった。 そして、国民の願いの千羽鶴を乗せて、シャトルは宇宙へと飛び立つ。 3分の2ぐらいは、延々カラオケボックス内での話で。しかも、なんやらよく理解できない・・いかげん飽きてきたところで、ようやく宇宙に飛び立ってくれて、ほっとしたくらいです。 才能がある故の苦しみ、どうしても届かない羨望・・それぞれに悩みを抱えている。その人がいなければ自分が飛べる・・仲間ではあっても、クルーと、バックアップクルーとの間には、とてつもない距離がある。確かに、最大限の努力はしてる。他のことを犠牲にしても。でも最後の最後、才能の差で決まってしまうとしたら・・努力してるだけにやりきれないだろうなと、のほほ~んと日々を送っている私なんかは思うだけで。 流星群のシーンはよかったな。 宇宙には、まだまだ謎がいっぱい!そんな話(いや、違うだろ!)
Posted by
エーミールが大好きな機本さんの小説です。 僕たちの終末に通ずるものがある、本格SFといったところでしょうか。 ダークマター/ノーマルマター変換とかどうしたら思いつけるんだってネタが満載です^^
Posted by
日本初の月面着陸ミッションに任命された宇宙飛行士たちが、ファースト・コンタクトの可能性を目指し、独断でプランを変更する。組織と段取りの壁を理由に。 カラオケボックスでの繰り言と想像の積み重ね、あまりに行き当たりばったりな計画。そういう人間の矛盾を会話体で描いた作品かと、最初は面白...
日本初の月面着陸ミッションに任命された宇宙飛行士たちが、ファースト・コンタクトの可能性を目指し、独断でプランを変更する。組織と段取りの壁を理由に。 カラオケボックスでの繰り言と想像の積み重ね、あまりに行き当たりばったりな計画。そういう人間の矛盾を会話体で描いた作品かと、最初は面白く読み進めた。しかし中盤以降、何も作業せずに利己的な空想の積み重ねのみに集中する香蓮のキャラクター設定が非常に苛立たしくなってきた。最後は強引にハッピーエンドへ結び付けるが、あまりにご都合主義さが否めない。人間存在の空しさを会話体で、あえて描いた作品と読むべきだろう。感情移入したら、無責任さへ苛立ちが先に立つ。
Posted by
機本=DKイラストってイメージがあるから手に取った時違和感があった。 SFのメジャーどころを抑えてないからどの程度までがありでどの程度からとんでもなのかわからないのだけど、他の機本作品と比べてとんでも度が足りないと思った。 それはミッションの成功如何によっていて、『スペースプロー...
機本=DKイラストってイメージがあるから手に取った時違和感があった。 SFのメジャーどころを抑えてないからどの程度までがありでどの程度からとんでもなのかわからないのだけど、他の機本作品と比べてとんでも度が足りないと思った。 それはミッションの成功如何によっていて、『スペースプローブ』でも地球外生命体とのコミュニケーションに成功とかなってたら抱いた感想は違ったんだろうけど。 今回はミッションに持ってくまでの過程を楽しむものでそれはそれで楽しかった。
Posted by
- 1
- 2