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サークル・オブ・マジック(Ⅳ) の商品レビュー

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2020/03/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

いやー、めちゃくちゃ良かった。血なまぐさい3巻にくらべて、読後感のよいラスト。冒険にまた、ふらっと出かけることも出来そうに思えるようなさらっとした終わり方。かっこいい。 すごいなーしかも恋愛じゃなくて友情とか愛情とかで結ばれているのがいいなあ。登場人物たちが。友情だったら、誰とでも結べるもんね。よいなぁ。 氷の国のアイデアがすさまじく面白かったなぁ。音のない国。不気味。音のコレクション。図書館。すごい。 どれくらい計画的なラストだったんだろう?宮仕えになって終わりかと思いきや、でも、ゲイマーのくだりはやっぱりいるよね。 全体的に旅の雰囲気があるから、あんまりしっかりラストとか決まった感じがないというか、ある程度の行き当たりばったり感があって、それもくせになる。 最初はうまく魔法が使えなかった主人公が腕をあげて、宮仕えの身になる。国の混乱も治まり、落ち着いたかと思いきや、ちょっとだけまた冒険に出ることに。この、最初と最後の感じのバランスがよかった。何年か後のランドルたちも見てみたい。ていうか何気に影のヒーロー、ラーグ先生。すてき。全体的に友情で包まれているのがよかった。 1巻のあの濃密な空気感と魔法にだまされる感じがたまらなく、次点で4巻、このさらっとした終わり方がかっこいい。どこかにランドルたちのおだやかに暮らす国があって、今日ものんびり、昔の冒険についておしゃべりしてそう。

Posted byブクログ