うちの一階には鬼がいる! の商品レビュー
1974 The Ogre Downstairs ジョーンズの家族ものはたいがい好きですがこれもまた大好きな一冊。再婚家庭の険悪なぎくしゃく感が、魔法をからめることでどんどん解けてゆく様子が可笑しくも微笑ましい。にやにやしながら読みました。またジョーンズの発想力も素晴らしい。翻訳...
1974 The Ogre Downstairs ジョーンズの家族ものはたいがい好きですがこれもまた大好きな一冊。再婚家庭の険悪なぎくしゃく感が、魔法をからめることでどんどん解けてゆく様子が可笑しくも微笑ましい。にやにやしながら読みました。またジョーンズの発想力も素晴らしい。翻訳は大変だったろうと思います(笑)
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「ところが、店はなくなっていた。薄暗い敷地だった場所は大きな穴、になっていて大型の建設用機械でいっぱいだった。次に見たときには、その空間を鬼の会社より大きなビルが占拠していた。それが魔術舎の幕切れらしかった。」 「ハウルの動く城」原作者のダイアナ・ウィン ジョーンズの作品。 す...
「ところが、店はなくなっていた。薄暗い敷地だった場所は大きな穴、になっていて大型の建設用機械でいっぱいだった。次に見たときには、その空間を鬼の会社より大きなビルが占拠していた。それが魔術舎の幕切れらしかった。」 「ハウルの動く城」原作者のダイアナ・ウィン ジョーンズの作品。 すこぉし、海外文化というか、今の世の中では考えられないような、継父の態度などにイライラ。 でてくるお子様、愛すべき子どもがおらず、「で!?」とムカムカ。 最後までそのペースは変わらなかったのだけれど、よくよく見てみると、74年出版!? 74年にこの魔法話なんて、それは凄い!!とびっくり。 ファンタジーだなぁ、とつくづく。 【8/20読了・初読・市立図書館】
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ひょんなことから手に入った魔法のおもちゃで毎日がてんやわんや!こう書くと陳腐に思えるけれど、引き込まれて読了。鬼のように思える継父、折り合いの悪い相手の連れ子兄弟など複数登場人物の要素が絡み合って、ドタバタが最高潮に盛り上がり一気に大団円、というのはDWJの醍醐味!だから、大好き...
ひょんなことから手に入った魔法のおもちゃで毎日がてんやわんや!こう書くと陳腐に思えるけれど、引き込まれて読了。鬼のように思える継父、折り合いの悪い相手の連れ子兄弟など複数登場人物の要素が絡み合って、ドタバタが最高潮に盛り上がり一気に大団円、というのはDWJの醍醐味!だから、大好き。久々に、「らしい」作品だなと思う。やめられなかった。 1974年初版、日本語版は2007年。これだけ邦訳があふれてくれているのを見ると、魔女集会通りとハウル2冊しか翻訳がなくて、たくさん読みたいのにと思っていた頃とは隔世の感がある。
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すごい題名ですが、面白いです。 色々な問題が次々と発生していって、どうなるのかハラハラしました。 小道具の使い方とか、センスとか大好きですv
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1月22日読了。再婚したばかりの兄弟(3人+2人)のドタバタな日常のお話。だけど、飛べたり、モノが生き物になったり、透明人間になる玩具をきっかけにして、家族の絆が芽生え始めるところが、映画「ハウルの動く城」の原作の作家らしい。
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母親の再婚によって、新しい家族と一緒に住むことになったキャスパー、ジョニー、グウィニー。継父は鬼のようだし、連れ子のダグラスとマルコムは嫌な奴。お互いに憎みあって喧嘩ばかりの日々。そんなある日、鬼(継父)がジョニーとマルコムに買ってきた化学実験セット。上段は普通の薬品だけど、実は...
母親の再婚によって、新しい家族と一緒に住むことになったキャスパー、ジョニー、グウィニー。継父は鬼のようだし、連れ子のダグラスとマルコムは嫌な奴。お互いに憎みあって喧嘩ばかりの日々。そんなある日、鬼(継父)がジョニーとマルコムに買ってきた化学実験セット。上段は普通の薬品だけど、実は下段には魔法の薬品が入っていた。というあらすじ。ハッピーエンド。
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エヴリディ・マジックの愉快な物語。母さんの再婚相手にプレゼントされた科学実験セットが「魔法生成科学/魔術舎製造」で、普通の薬品だけじゃなく魔法の薬品も混ざっていたから、さあ大変! 魔法の実験が次から次へと引き起こすとんでもない&愉快なトラブルをなんとかしようと、いがみ合っていた...
エヴリディ・マジックの愉快な物語。母さんの再婚相手にプレゼントされた科学実験セットが「魔法生成科学/魔術舎製造」で、普通の薬品だけじゃなく魔法の薬品も混ざっていたから、さあ大変! 魔法の実験が次から次へと引き起こすとんでもない&愉快なトラブルをなんとかしようと、いがみ合っていた連れ子同士がしぶしぶ協力し合ううちに、いつの間にか仲良くなっていき、鬼と名付け目の敵にしていた再婚相手とも…というのは、お約束とはいえ、読んでいていいものだ。 トラブルもねえ、当事者には気の毒だけど、あんまりにも突拍子がないからかえって愉快だったりするし。粉末揚素、虹化剤、動物精、粉末交素、粉末膨酸、陰性被素、龍牙塩といった薬品に、どんなが性質があって、次にどんなトラブルを引き起こすのか、ワクワクしながら読んでました。 もうちょっとこの魔法の実験セットを売った魔術舎が物語に絡んでくるのかなあと思っていたんですが、、、。登場人物みな生き生きとして個性的だし、いやーこんな家族、楽しそうだなって思いましたわ。 レコードが出てくるところにちょっと時代を感じるけど、さほど古さを感じさせない愉快な、家族と兄弟の物語でした。
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