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ブレア時代のイギリス の商品レビュー

4.1

9件のお客様レビュー

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2012/02/24
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明治以降にイギリスとドイツに学んできた日本。 分野によっては、フランスなどの国々からも学んできた。 にもかかわらず、ヨーロッパの文化と歴史については、あまり詳しくないことに気がつく。 イスラエルやイラクに対する対応が、国によってなぜちがうのか。 また、国の中でも、政党によってなぜ違うのか。 違いがなかなかわからなかった。 本書では、イギリスの労働党を中心としたブレア首相の時代を中心に、詳しい記述がある。 本書だけでは、歴史、文化との組み合わせは十分に理解できなかったが、 岩波新書のヨーロッパ、中近東関連のものを20冊くらい読んでいるなかで、 なんとなく、国の違いについては、思い当たることがでてくるようになってきつつある。 体系的なヨーロッパ史を読むより、個々の事情を知りながら、 知識として編み上げていくことが大事だと感じた。

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2011/05/11
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[ 内容 ] [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/05/15

なんとなく、アメリカより好きな国、と思っていたイギリス。 中学の社会科の授業で「ゆりかごから墓場まで」というフレーズを覚えたのを記憶している。 しかし、それはサッチャー首相の時代で崩壊していたとこを始めて知った。 理想の国の現実を垣間見てしまった感。 幻滅したわけではなく、や...

なんとなく、アメリカより好きな国、と思っていたイギリス。 中学の社会科の授業で「ゆりかごから墓場まで」というフレーズを覚えたのを記憶している。 しかし、それはサッチャー首相の時代で崩壊していたとこを始めて知った。 理想の国の現実を垣間見てしまった感。 幻滅したわけではなく、やはり「流石だ!」と感じた部分もあった。 例えばチャイルド・トラスト・ファンド(CTF)。 生まれたらおよそ10万円、その子の口座に振り込まれ18歳になるまでは解約できない。 日本の子ども手当てより、よっぽど子どものために使ってもらえるお金になると思う。 とはいえ、いまだ根強く残る階級社会。 新しい首相が誕生した今、じっくりとイギリスの行方を見て生きたいと思う。

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2009/10/07

ブレアは大統領型の首相でメディアをうまく使ってリーダーシップを発揮。 サッチャーはこう言った、「変化というものは必ず起きるもの。今では当たり前と思っている奴隷制の廃止、婦人参政権も100年前、200年前は夢のような話だった。大事なことは、いつ変化のチャンスが訪れてもよいように準備...

ブレアは大統領型の首相でメディアをうまく使ってリーダーシップを発揮。 サッチャーはこう言った、「変化というものは必ず起きるもの。今では当たり前と思っている奴隷制の廃止、婦人参政権も100年前、200年前は夢のような話だった。大事なことは、いつ変化のチャンスが訪れてもよいように準備をするということ。」

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2009/10/04

ブレアの政策についての説明もわかりやすかったし。 具体的にどんな改革を行ったのか、ってのも説明があって面白くわかりやすく読めました。 ただ、やっぱブレアを学ぶにはそれまでの労働党とか、サッチャーの政策を理解してないと通じない部分がありますね。

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2009/10/04

ブレアさん時代のイギリスのことがよくわかりました。 サッチャー時代の〜を参考にしているようなのでそちらも読みたかったのですが、 そちらは見つからず。 読みやすかったです。

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2009/10/04

個別各論だけの政策議論ではなく、全体を包含する「目指すべき社会の姿」が欠落している日本の野党。 その点で、イギリスの労働党は10年以上の冷や飯食いを超えて、「第3の道」を目指すべき社会の姿とした。現実的に政策を取る過程ではわかりやすい構想が求められよう。 そう考えると、日本の政権...

個別各論だけの政策議論ではなく、全体を包含する「目指すべき社会の姿」が欠落している日本の野党。 その点で、イギリスの労働党は10年以上の冷や飯食いを超えて、「第3の道」を目指すべき社会の姿とした。現実的に政策を取る過程ではわかりやすい構想が求められよう。 そう考えると、日本の政権交代は当分起こるべくもない。

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2009/10/04

目次 はじめに 第一章 ニューレーバーの政権前夜  1 コンセンサス政治の変容 2 サッチャーはイギリスをどう変えたか 3 ブレア労働党の出発 4 劇的な政権交代    第二章 福祉国家はよみがえったのか  1 福祉国家の現在 2 福祉から労働へ 3...

目次 はじめに 第一章 ニューレーバーの政権前夜  1 コンセンサス政治の変容 2 サッチャーはイギリスをどう変えたか 3 ブレア労働党の出発 4 劇的な政権交代    第二章 福祉国家はよみがえったのか  1 福祉国家の現在 2 福祉から労働へ 3 教育立国の理想と現実 4 繁栄と矛盾    第三章 民主主義の危機と好機  1 民主政治の変質 2 より多くの民主主義を    第四章 ニューレーバーの外交政策  1 労働党政権の外交スタンス 2 イラク戦争参戦とブレアのリーダーシップ 3 安全の全体主義?    第五章 ブレア政治の旧さと新しさ  1 政治戦略の勝利 2 新しい理念、「第三の道」の可能性    第六章 ポスト新自由主義時代の「左」と「右」  1 二〇〇五年総選挙を歩く 2 アングロ・ソーシャル・モデルの可能性    あとがきにかえて――日本政治はイギリス化したか

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2009/10/04

基礎ゼミの先生に勧められて購入。 ブレア政治がサッチャー時代からの流れも踏まえてわかりやすく解説されています。 小泉政治を理解する上でも役に立つ。 必見の一冊。

Posted byブクログ