私とは何か の商品レビュー
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[ 内容 ] 「我は我なり」という。 その「我」とは、一体どういう存在か。 自身の立つ場所しか眼に入らず、その情念に身を任せてはいないか。 あるいは反対に自分を失って周囲に阿(おもね)ることばかりしてはいないか。 そして自分を無にして「他者」に開かれるとき何が起こるのか。 西田、漱石、ルターなど東西の例を検証しつつ「私とはなにか」という問題に迫る。 [ 目次 ] 私とは何か? 間奏曲-「有る私」と「無い私」 自我と自己 立って「我」・座して「我なし」 実例-ルター、山川登美子、山頭火、方哉、片山広子、西田幾多郎. コギト 私と汝 自覚と自意識 無我ということ 「私の個人主義」と「則天去私」-夏目漱石の場合 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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後半は難解。 「我は、我ならずして、我なり」という基礎概念が前半で丁寧に説明されている。 これは、間奏曲〜「有る私」と「無い私」を読むと一層わかる。 「私」について考えられる一冊。
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