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キケロー弁論集 の商品レビュー

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2013/05/08

「私は君に敵対的なのではなく敵なのであり、君の言う人に対しては立腹していないどころか、友好的でさえあって然るべきなのだ。」 カティリーナ弾劾では、キケロ自身がいかに優れた人物であるかについて話されており、ピーソー弾劾では、相手に対する激しい罵倒で話が進んでいきます。 私はこの...

「私は君に敵対的なのではなく敵なのであり、君の言う人に対しては立腹していないどころか、友好的でさえあって然るべきなのだ。」 カティリーナ弾劾では、キケロ自身がいかに優れた人物であるかについて話されており、ピーソー弾劾では、相手に対する激しい罵倒で話が進んでいきます。 私はこの弁論集の中では、アルキアース弁護を一番面白く読みました。 執政官であるにもかかわらず、法律ではなく言葉でアルキアースの味方をするキケロは、まさに弁論家というのにふさわしいと感じたからです。 法を重んじるはずのものが法を乗り越える手法は、詭弁といっても過言ではないと思われますが、それでもキケロの言い分が正しく聞こえるところに、彼のすごさがあるのだと分かりました。

Posted byブクログ

2009/10/04

時代背景がもっと理解できるとよりおもしろかったと思う。 弁論が読物として成立していることを始めて知った。

Posted byブクログ

2009/10/04

ついに「カティリーナ弾劾」が文庫に。「カティリーナ弾劾」で見られるキケローの巧みな弁論術、「ピーソー弾劾」で見られる罵倒の演説に驚け。

Posted byブクログ