東海道中膝栗毛(下) の商品レビュー
図書館で借りた。 下巻は三重県桑名から大坂までの道のり。 ひらがな・カタカナでもスラスラ読めないのが日本語の難しいところだ。でも、読んでいけば結構慣れてきた気がする。 ひとまず目に通したという事実で、自分に及第点をあげたい。。。
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著者:十返舎一九(1765-1831、静岡市葵区、戯作者) 校注:麻生磯次(1896-1979、山武市、日本文学)
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脚注が親切なおかげで楽しくよめた。電車中ニヤニヤして思わず笑ってしまうほど面白い。 尿と野菜を交換する話や土瓶におしっこを入れてしまう話やらなんとも下ネタばかりであるが、最も面白かったのはハシゴの話。ハシゴを売りつけられハシゴを持ったまま宿屋に止まりなんとか話をこしらえていくくだ...
脚注が親切なおかげで楽しくよめた。電車中ニヤニヤして思わず笑ってしまうほど面白い。 尿と野菜を交換する話や土瓶におしっこを入れてしまう話やらなんとも下ネタばかりであるが、最も面白かったのはハシゴの話。ハシゴを売りつけられハシゴを持ったまま宿屋に止まりなんとか話をこしらえていくくだりは笑いが止まらなかった。 狂歌も楽しく読めた。 見えを張って失敗ばかりするが笑ってすませる二人をみるとなんだか明るい気持ちになれた。 江戸時代の空気や言葉遣いが分かるいい本です。読んでよかった。 解説によるとこのあと続膝栗毛・続々膝栗毛と続くらしいがこれは岩波文庫にはない。
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しりあがり寿の「ヤジ・キタ」シリーズを読み、2004.5.4に上巻のみ読了。今回、ジイド「コリドン」「一粒の麦もし死なずば」・ワイルド「獄中記」を読み、思い立ち、上下巻を通読した。 2016.4.6-4.9(上)、2016.4.9-4.11(下)読了。 脚注と首っ引きながら、本当...
しりあがり寿の「ヤジ・キタ」シリーズを読み、2004.5.4に上巻のみ読了。今回、ジイド「コリドン」「一粒の麦もし死なずば」・ワイルド「獄中記」を読み、思い立ち、上下巻を通読した。 2016.4.6-4.9(上)、2016.4.9-4.11(下)読了。 脚注と首っ引きながら、本当に楽しく読んだ。 「プルーストとイカ」を3月末に読んだ後だからか、「脳内のシナプスが今までにないつながり方をしているぞ」という快感を感じながら読む。 とくに、ごま汁が言うように話の落ちにおかれた狂歌はどれも古典のもじりや、地口・洒落にあふれ秀逸。狂歌は矢次さん、北さんが詠んだようにはなっているが、当然詠み手は作者の一九というメタ。 「もう何時だへ……きんのふの今時分じや」や「かげぼしともに六人」などという洒落。―日本語で読める幸せ。
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無事に東海道を歩けましたか?続いて、こちらも是非「踏破」なさってくださいね。日本橋で小粋な姐さんがあなたのお着きを待っている、と思ってくださいませ。
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さあ、下巻ですが、無事にお伊勢参りを済ませたふたりは「せっかくだから」と京・大阪へと足を伸ばします。が、弥次喜多のゆくところ何も起きないわけがない。作者はお伊勢参りが済んだところでお終いにするつもりだった様ですが、このヒット作をすぐに終わらせる手はない、という版元の要求でここまで...
さあ、下巻ですが、無事にお伊勢参りを済ませたふたりは「せっかくだから」と京・大阪へと足を伸ばします。が、弥次喜多のゆくところ何も起きないわけがない。作者はお伊勢参りが済んだところでお終いにするつもりだった様ですが、このヒット作をすぐに終わらせる手はない、という版元の要求でここまで長旅になってしまったのだそうです。人気者は大変だ。
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