新編 明治人物夜話 の商品レビュー
明治を生きた文化人の…
明治を生きた文化人の評伝。文化史的に重要な人物を取り上げているわけではなく、著者が好意を持っている人物を有名無名を問わず取り上げている
文庫OFF
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信夫恕軒、成島柳北、田岡嶺雲、呉山堂玉成、三田村鳶魚、、、。 標題に挙げられた人物以外にも文中で語られる明治人達の索引でもあれば、と惜しまれる。
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内田樹さんの推薦。 今は古本でのみ入手可能。 渋い文章で面白く明治の有名人を紹介。しかし、3分の2以上がわからなくなっている。 有名人とか達人とか言われても、わずか百年ちょっとでわからなくなってしまう。むなしい感じがする。 各種の教科書、歴史小説や歴史記録ドラマ...
内田樹さんの推薦。 今は古本でのみ入手可能。 渋い文章で面白く明治の有名人を紹介。しかし、3分の2以上がわからなくなっている。 有名人とか達人とか言われても、わずか百年ちょっとでわからなくなってしまう。むなしい感じがする。 各種の教科書、歴史小説や歴史記録ドラマなどにでてこないと、すぐにその人物は忘れ去られてしまう。そこそこの本をだしてもその存在が3世代ぐらい後になると忘れ去られてしまうのは、ちょっとショック。 (1)勝海舟:ハイカラという言葉が生まれるは、なお十年あまりの後のことであるが、ハイカラであってもよい海舟その人は、少しもハイカラではなかった。そうした点が、私には好ましく思われる。とにかく伯爵邸の玄関に、提燈がたてかけてあったのである。(p19) (2)西郷隆盛:(落馬した明治天皇に対して)馬上から天皇を見下ろして、痛いなどという言葉を、どのような場合にも男が申してはなりませぬ、ときっぱり申し上げた。(p24) (3)夏目漱石:(文部省が文芸委員会なるものを設置して議論を始めたことに対して)、文芸委員会などというものは、文部省という串で、委員という団子を突き刺すことをするのっだ。串刺しにされた文芸家に、何の活動ができるのか。(p168) なんか、渋い文章で、読みやすかったが、全然知らない人の批評は、コメントしかねるね。
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2,3年前に末松と是清のエピソードを立ち読みして以来忘れられず、執念で感動の再開 そして同じ章を二回も読み返してしまった……末松の伝記ないのかな……
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