ユーモレスク の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アラクネはユーモレスクの続編かと思ったら違った。 プレゼンして幹部たちだけがわかる理由でニヤついた、ざわめいた、のが嫌な気分にさせる。後にKが教えてくれるのが、話の筋、とはいえ。 主人公は四人家族で弟は五年生の遠足で貯水湖に行って帰ってきていない。 寂しい感じで、解決もしない。 隣人の文彦と弟が仲が良かった事を知り、知らなかった弟の一面を知る。 この隣り合った二軒は不憫すぎる。特に文彦。 周子の家は弟が行方不明。貯水地の水が抜かれても見つからなかった。 比和家は10年ほど前に父親が心不全で死に、すみれは引率した生徒が行方不明。隣家の息子が行方不明になる前に服装を注意していた。そんなスカーフは変だし男がするものじゃない。すみれが死に、最終的には母親も死んで、文彦としては安心したかも。母親がおかしくなりだしたのは父親が死んでから、すみれが自分と違う方向に進みだして加速。文彦はよくグレなかった。すみれと母親の関係で本がありそうな。 周子の職場に現れる文彦の元カレ達とお見合い相手。 元カレ?の副島和も。シングルで母親が死んで、引き取られた先は母の古い友人と言われていたのが父親で、異母弟がいて。 弟の真哉がピアノのユーモレスクを好きだったのは、好きな文彦が弾いていることを知っていたから。 デパートの符丁、雨、万引き、売り上げ達成。知ってたら客でも楽しいかも。 バイオリンを質流しせずに済んだ男性はデパートのトイレで身だしなみを整えて、どうやって質流しせずに済んだんだろう。 すみれの死亡理由何だったっけ?
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1つ1つの物語が読み進めるうちに繋がっていくから、どのシーンも油断できない。ミステリーをあまり読まないので、不慣れだったものの新鮮だった。 三の宮さんや萌との会話も面白い。 それにしても真哉くんが、切ない…よ。
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行方不明になった弟の姉・周子目線。入り組んだ人間関係が「ネクタイ」を通してだんだん明らかになっていくミステリーっぽい展開は面白かったけれど、う〜むそこまでグッと来なかった
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学校の図書室で表紙を見て借りてきたので、読んでいる途中で同性愛を取り入れた作品だと気付き、少々驚きました。(実際にこんなに身近にそう何人も同性愛者がいるものなのか?と疑問に思いました) すごく人物の関係性がいりくんでます。和くんがこの話が進んでく上での重要人物ですね。弟がいなく...
学校の図書室で表紙を見て借りてきたので、読んでいる途中で同性愛を取り入れた作品だと気付き、少々驚きました。(実際にこんなに身近にそう何人も同性愛者がいるものなのか?と疑問に思いました) すごく人物の関係性がいりくんでます。和くんがこの話が進んでく上での重要人物ですね。弟がいなくなって何年もたってから、周子が知らかった弟のことがどんどんわかっていきます。周子たち家族が弟真哉の死を受け入れていく過程が、止まっていた時がようやく流れていく感じがします。いつも大切な人の面影を生活の中で自然と探してしまうのは、なんだか切ないですね。弟のことに区切りをつけて、一歩進もうとする家族の姿が印象的でした。 会話文など回りくどい書き方があったりして、少し読みづらかったです。
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長野さんっぽくないかもだけど、ほんわり、柔らかい空気が流れるような作品で、けっこうスキでした。 ピアノの音が聴きたくなります。
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衣服の描写が綺麗 ネクタイとかシャツとかいい… 今回は女子が主人公だからふつうの話かと思ったら安定のほもだった 副島くんすき
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長野まゆみさんの服装の描写がとても好きです。 専門学校に通っていたせいもありますが、どこか衣装じみた登場人物の服装にどきどきしていました。
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5年生の遠足で貯水湖に行ったまま戻らなかった真哉。 真哉は隣家から聴こえてくるユーモレスクが好きだった。 あれからもうすぐ7年。法的には死亡とみなされる。 もう4人家族のふりは出来なくなる。 7年前、本当は何があったのだろうか・・・ 真哉の死によってもたらされた悲しみと、 そこか...
5年生の遠足で貯水湖に行ったまま戻らなかった真哉。 真哉は隣家から聴こえてくるユーモレスクが好きだった。 あれからもうすぐ7年。法的には死亡とみなされる。 もう4人家族のふりは出来なくなる。 7年前、本当は何があったのだろうか・・・ 真哉の死によってもたらされた悲しみと、 そこから派生した新たな切なさと傷。 7年目を区切りとして、少しずつ変わっていく様子を ミステリ風に綴っていますがBLです(^◇^;) 女性目線なので、不思議な感じがしますが切なかったです。 同時収録の「アラクネ」も好きです。
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6年前に行方不明になった弟、隣家から聞こえてくるユーモレスク、隣家の幼なじみと高校生の少年との関係、百貨店の紳士用品売り場、ひとつひとつの要因が長野まゆみの手を通して語られると、実に艶やかな彩りを与えられ、それでいて何とも切ない。初期作品とは全く違うけれども、これもまた間違えなく...
6年前に行方不明になった弟、隣家から聞こえてくるユーモレスク、隣家の幼なじみと高校生の少年との関係、百貨店の紳士用品売り場、ひとつひとつの要因が長野まゆみの手を通して語られると、実に艶やかな彩りを与えられ、それでいて何とも切ない。初期作品とは全く違うけれども、これもまた間違えなく長野作品ですね。しかも男同士の関係を女性視点(姉視点)で描くというのも面白いです。美化し過ぎず、それでいて現実とは違う世界を築き上げてしまうのはさすがですね。
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24歳の女性が主人公。長野作品には珍しい一作。 少年好きとしてはちょっと物足りないところも…。 でも長野作品らしさはちゃんとある。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-33.html
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