未来形の読書術 の商品レビュー
読書論というか言語論というか。 主に小説を読み解く手法が書かれている・・・ようである。 なんとなく最後まで読み切ったのだが、何か新たなものを得たという感じが余りしなかった。 多分、今はじっくり小説を読みたいという気分じゃないからそれが反映したのかもしれない。
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[関連リンク] 小説の読み方指南=「フランケンシュタイン」+「批評理論入門」: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2010/07/post-c88e.html
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[ 内容 ] なぜ、あなたは本を読むのか? 「自分探し」を超えた刺激的な読書法。 [ 目次 ] 第1章 本を読む前にわかること(本は自分を映す鏡だ 未来形の自分を求めて ほか)第2章 小説とはどういうものか(『電車男』は文学か 物語の四つの型 ほか) 第3章 読者はどういう仕事...
[ 内容 ] なぜ、あなたは本を読むのか? 「自分探し」を超えた刺激的な読書法。 [ 目次 ] 第1章 本を読む前にわかること(本は自分を映す鏡だ 未来形の自分を求めて ほか)第2章 小説とはどういうものか(『電車男』は文学か 物語の四つの型 ほか) 第3章 読者はどういう仕事をするのか(小説は穴ぼこだらけ 作家は隠すことで読者から小説を守る ほか) 第4章 「正しさ」は変わることがある(評論を面白く読むコツ 論理は一つではない ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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まだぱらぱらっとしか読んでいません。 確かにあとがきにあるように、これまでの著者の評論で触れた内容もありますが、 初めて読む方には一冊にまとまっていて分かりやすいと思います。 「シンドイ」読み方は疲れるが面白いよなぁと改めて感じました! ちょこちょこ理論書が引用されていまし...
まだぱらぱらっとしか読んでいません。 確かにあとがきにあるように、これまでの著者の評論で触れた内容もありますが、 初めて読む方には一冊にまとまっていて分かりやすいと思います。 「シンドイ」読み方は疲れるが面白いよなぁと改めて感じました! ちょこちょこ理論書が引用されていましたが、 分かりやすいたとえで、「あ、そういうことか」って知ったものもいくつか。 自分の知識不足を実感しているこのごろだったので、 「教養のある読者と教養のない読者との落差を埋める技術はない」 ということばがすごく痛かった…当たり前なのだけどね。
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読書を楽しむとは、好きなものを好きな時に好きなだけという条件下で読んだ場合に限られることだろう。 特に、この本を読みなさいといわれて読むのでは、楽しみの一つである未来形の自分探しができなくなるからである。 確かに、こういう自分になりなさいと強制されて読むお勉強的読書では窮屈すぎる...
読書を楽しむとは、好きなものを好きな時に好きなだけという条件下で読んだ場合に限られることだろう。 特に、この本を読みなさいといわれて読むのでは、楽しみの一つである未来形の自分探しができなくなるからである。 確かに、こういう自分になりなさいと強制されて読むお勉強的読書では窮屈すぎるだろう。 小説とは心理的に何かを復習するときの安心感をもたらしてくれるものであり、既視感があるからこそ、適度なスリルと安心感によって癒しを与えてくれるのである。
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本は自分を映す鏡だ。 本によって様々な自分を見つけ、また演じる。自分は一人ではないのだ。 勉強になる本だった。 言語論的転回(世界は言語である。名前がなければ私達の思考に存在しないも同然)やパラダイム・チェンジ(思考の枠組みの変化。地動説から天童説へ等)、パラテクスト(本...
本は自分を映す鏡だ。 本によって様々な自分を見つけ、また演じる。自分は一人ではないのだ。 勉強になる本だった。 言語論的転回(世界は言語である。名前がなければ私達の思考に存在しないも同然)やパラダイム・チェンジ(思考の枠組みの変化。地動説から天童説へ等)、パラテクスト(本を読む前に手に入れられる情報。ポップとか)などの概念を獲得した。難しそうな単語ばかりだけど、本書では分かりやすく説明されてある。 小説を読む時。 内(現実)外(異世界)境界線(内と外の間。例:少年が大人になる間。つまり青春)これらを意識し、成長型、退行型、かぐや姫型、浦島太郎型などに分類。また、その物語が「〜が〜になる」「〜が〜をする」と物語を一文に要約する。その読者の解釈の要約が主題になる。 評論を読む時。 まず著者の示す「ふつう」の立場で読む。二項対立で要約して、その著者のパラダイムを獲得。そのパラダイムを経験や他の本から得たパラダイムと比較してみる。パラダイムには流れがあるので、あまり古い評論は価値が低い。現代の正しさを身につけておく必要がある。
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さらーっと読める。 辻仁成、漱石、龍之介の作品を使っての読解がどれもおもしろかった。 作成日時 2007年11月04日 06:11
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プリマ新書ということで中高生向きですが、彼らに独占させるにはもったいない! (もちろん、中高生は一読したほうが良いとは思いますが) 初めて出会ったのが中高生でも中年でも、 本好きでも本は得意じゃないけどそのうち好きになりたい人でも、 自分で読書の変化を感じられたら立ち戻ってくると...
プリマ新書ということで中高生向きですが、彼らに独占させるにはもったいない! (もちろん、中高生は一読したほうが良いとは思いますが) 初めて出会ったのが中高生でも中年でも、 本好きでも本は得意じゃないけどそのうち好きになりたい人でも、 自分で読書の変化を感じられたら立ち戻ってくるところ。 たとえるなら、読書の世界の羅針盤、または地図帳的な 存在になりうる本だと感じさせられました。 実際はその頃には著者の次の本が出ているんでしょうけど(笑)
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なぜか、内田樹を読んでいるような錯覚に陥ることがあった。読みやすい。且つ、納得させられる。解り易い。確かに、本を読むのは、安心したい(する)というのと、未知のことを知る、という2つの側面があるよな。これも是非、再読したい。
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小説は見えない行間を読むこと、 読書はとても高度な技術を会得している訳で、途中ロラン・バルトやヴィトゲンシュタインなど難しくなりがちな所は、やっぱり難しくて、本題から少しずれていたような気もする。
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