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物理学はいかに創られたか(上巻) の商品レビュー

3.7

22件のお客様レビュー

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2020/09/25
  • ネタバレ

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物理学はいかに創られたか―初期の観念から相対性理論及び量子論への思想の発展 (上巻) (和書)2009年10月03日 21:34 1963 岩波書店 アインシュタイン, インフェルト, 石原 純 物理学の真理の形成が綴られている。真理はその全てを覆されると言う状況を孕みつつ形成されているというところが興味深い。読んでいてわくわくします。 高校の時の物理学の授業を思い出す。そこで行った実験が物理学の形成を辿っていたんだなってことを知った。ただそれ自体その一切の諸関係が覆されてしまうかもしれないということ。そのことを知っていたらもっと楽しく授業を受けることができたと思う。 高校一年の時のクラス担任が物理担当で柔道をやっていたという、よしおか先生だった。あの頃を懐かしく思い出す。 基本的なことだが大変重要な具体的で簡潔な実験が出てくるがなかなかその実験を理解できなかった。そこが分かればもっと面白いと思う。 下巻も楽しみです。

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2019/05/02

昔の本だからか、翻訳が良くないのかわかりにくい文章で、なかなか進まなかったが、いくつかの物理的現象の発見の経緯を知ることができたのは良かった。 物理学の内容以上に心に残ったのは、 アインシュタインが、物理学を一般の人にわかりやすく伝えようとする姿勢、 対極の意見であっても客観的...

昔の本だからか、翻訳が良くないのかわかりにくい文章で、なかなか進まなかったが、いくつかの物理的現象の発見の経緯を知ることができたのは良かった。 物理学の内容以上に心に残ったのは、 アインシュタインが、物理学を一般の人にわかりやすく伝えようとする姿勢、 対極の意見であっても客観的に評価し、正しいと思われる現象が多い方を採択する姿勢、 であった。

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2018/09/17
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アインシュタインがこのような物理学の歴史とその延長線上にある相対性理論と量子力学について一般の人向けに書いた本があるとは知らなかった。ニュートン力学から始まり、場の理論、相対性理論、量子力学と順序立てて書いてあるので、いきなり相対性理論を勉強するよりはるかに分かりやすい。ただし、訳の問題なのか、言い回しがくどく何を言っているかわからないところが少々気になった。素晴らしい本と思ったがこの直後に、「E=mc2のからくり」(ブルーバックス)を読んだところ、同じような内容でそちらの方が断然分かりやすかったので、こちらは☆3つにした。

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2017/06/18

 かのアインシュタインが書いた物理学の本。もちろん相対性理論の専門書などではなく(そんなのはとても読めそうにない)、一般人向けの解説書だ。物理学の教科書ではなく、「人間の心が観念の世界と現象の世界との関係を見つけ出そうと企てたことについて、その大要を述べ」るために書いたと序文にあ...

 かのアインシュタインが書いた物理学の本。もちろん相対性理論の専門書などではなく(そんなのはとても読めそうにない)、一般人向けの解説書だ。物理学の教科書ではなく、「人間の心が観念の世界と現象の世界との関係を見つけ出そうと企てたことについて、その大要を述べ」るために書いたと序文にある。  あれほどの有名人が書いた本にしてはあまり評判を聞かないのが不思議だったが、読んでみて理由がわかった。面白くないのだ。目的に向かっての努力は感じられるが、成功している印象は受けない。  ニュートンの業績から量子論までをたったこれだけのページ数に押し込めば、細かい説明はほとんど不可能だ。だから結論だけを並べることになり、知っている人にとっては退屈、知らない人にとっては恐らくチンプンカンプンであろう記述になっている。

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2016/05/24

科学者におけるアウトリーチ活動として、自分の専門を一般の人々(必ずしも専門ではない人)に書籍を通じて伝える、ということが多くなってきた今般において、本書の位置づけは薄れつつある。 当時は、Einsteinという当代きっての物理学者が記した本ということもあり、目新しく映ったのかも...

科学者におけるアウトリーチ活動として、自分の専門を一般の人々(必ずしも専門ではない人)に書籍を通じて伝える、ということが多くなってきた今般において、本書の位置づけは薄れつつある。 当時は、Einsteinという当代きっての物理学者が記した本ということもあり、目新しく映ったのかもしれないが、現在においては、S HawkingやBrian Greenのような専門の物理学者が平易な言葉と美しい図を用いて物理学を解説している書籍が数多く出版されている。 歴史的には価値があるのかもしれないが、物理学を大学で学んできた人間にとっては、かなり物足りない内容である一方で、高校や大学で物理とは疎遠である人(このような人は、そもそも本書を読まないのかもしれないが・・・笑)には、あまりピンとこないのではないかと思う。図も少なく、語り口が少し古臭い。(まぁ、岩波なのでそこは我慢しないと。) 例えば、誘導電流の解説のところでは、理論を学び、実験を行った経験があるので簡単に読み進められたが、物理の素養がない人が読むと、なんのこっちゃ、となるし、その意義が理解できないのではないかと思う。

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2015/11/22

名著は誰にとっても名著であるとは限らないということを痛感した一冊でした。自分の理解力の無さもあるかと思いますが、訳文が直訳チックで読みにくく、日本語としても古い文体なので、なかなか読み辛かった部分もありました。また、この本は物理学の発展の歴史を、数式を使わないで記述していることを...

名著は誰にとっても名著であるとは限らないということを痛感した一冊でした。自分の理解力の無さもあるかと思いますが、訳文が直訳チックで読みにくく、日本語としても古い文体なので、なかなか読み辛かった部分もありました。また、この本は物理学の発展の歴史を、数式を使わないで記述していることを特徴としているようですが、それによって定性的になっており、逆に分かりづらいと感じました。時間が経ってから読み直したいと思います。

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2013/10/17

科学なかでも物理学とは何かが、本書を通して理解できるだろう。アインシュタインの業績の入口に立った思いがする。慣性質量と重力質量、ブラウン運動、電磁場など。

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2014/07/02

(1967.04.06読了)(1967.01.23購入) 内容紹介 20世紀を代表する物理学者であるアインシュタインとインフェルトが、専門的予備知識を持たない読者のために、現代物理学の全貌を平易に解説した万人のための入門書。数式を用いず、巧みな比喩と明快な叙述によって、ガリレイ...

(1967.04.06読了)(1967.01.23購入) 内容紹介 20世紀を代表する物理学者であるアインシュタインとインフェルトが、専門的予備知識を持たない読者のために、現代物理学の全貌を平易に解説した万人のための入門書。数式を用いず、巧みな比喩と明快な叙述によって、ガリレイやニュートン以来の物理思想から相対性理論および量子論に説き及ぶ。

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2013/02/16

現在の物理学がどのように発展してきたのか?主に力学・熱力学・電磁気学について。古い本だけど、言葉は平易で読みやすかった。1回目よりは内容はわかった。

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2012/10/16
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The Evolution fo Physics. 電位:温度 電気料:熱 という類推がp96にある。 隣接する学問を、類推し、接合し、広げている。 熱と電気を比較して勉強することの大切さがわかる。

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