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ラ・ロシュフコー 箴言集 の商品レビュー

3.9

35件のお客様レビュー

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人間の深淵をついてい…

人間の深淵をついている。特に、自己愛や利己心、自惚れについての洞察はすごい。

文庫OFF

これを読めば、人間の…

これを読めば、人間の本当の姿が分かるかも!?

文庫OFF

2024/09/09

自分がすごい暇な時に考える時と似てて、あ、自分ってモラリスト文学の天才だったのか、と気づいちゃいました。 私も1ヶ月くらい前に人は私利私欲のために善行を働くっていうのを家族に説得してたんだけど、よく分かってもらえなかったんだよね。ラ・ロシュフコーが簡潔にまとめてたから、言ったれ...

自分がすごい暇な時に考える時と似てて、あ、自分ってモラリスト文学の天才だったのか、と気づいちゃいました。 私も1ヶ月くらい前に人は私利私欲のために善行を働くっていうのを家族に説得してたんだけど、よく分かってもらえなかったんだよね。ラ・ロシュフコーが簡潔にまとめてたから、言ったれー!って気持ちスッキリした。 私の考えは、普段何の良い噂を聞かない人が実は隠れて良いことをやってるマジの善人だったりするから、それに気づけた人が、あからさまに良い人よりもそういう人を見つけてあげなきゃ浮かばれないよねってこと。まー、私利私欲のためでも良いことしてんなら、それはそれで助かるし、良い人なのは間違いないんだけどね、偽善的な感じがしないでもない。説明下手すぎ。わら 161ページの葬式の話とか、むっちゃ共感した。老後の資金がありませんっていう映画でも400万?くらいかかってたし、仏教徒でもないのにやってられん。自分の家族には自分が死んだら葬式しないでって欲しいわー。葬式とか意味無いからねマジで、死んだ私には。あるか分からないもののために、何万も金かけたくないよねー??!?(3万くらいならやってみてと思うかもだけど、。)親が死んでも葬式はしない。即献体。もうそういう家庭も結構あるんでねーの?知らんけど。こちとら葬式屋が未だにいっぱいあるのか不思議で堪らん。

Posted byブクログ

2024/06/22

難しそうな見た目してるけど、読むとただただ面白い。 思い当たる節があるから笑えてくるし、たまに優しさも垣間見えるのがいい。 自分を含め人間って愚かで愛おしい生き物だなと確認しつつ、謙遜できる本笑 普通に好き。

Posted byブクログ

2024/06/17

仏語の先生が勧めてたので。バタイユの『内的体験』でも太陽と死のくだりが引用されてた。皮肉のうまさはビアスの方が。

Posted byブクログ

2023/12/14

 人間とはどこまでいっても利己的で、俗にまみれ、怠惰で、愚かである。そんなことを愛や友情などの面から刺し続けた箴言の数々が楽しめる一冊。口の悪さに圧倒されるので、電車では読まないほうがよいかも……?私は何度も笑ってしまった。  なにか人生訓や学びを垂れている訳ではないので、「言い...

 人間とはどこまでいっても利己的で、俗にまみれ、怠惰で、愚かである。そんなことを愛や友情などの面から刺し続けた箴言の数々が楽しめる一冊。口の悪さに圧倒されるので、電車では読まないほうがよいかも……?私は何度も笑ってしまった。  なにか人生訓や学びを垂れている訳ではないので、「言い得て妙だなぁ」と気軽に読めばよいのでなかろうか。たまに読み返すと、そのときそのときで違う言葉が響きそう。

Posted byブクログ

2023/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・われわれの持っている力は意志よりも大きい。だから事を不可能だときめこむのは、往々にして自分自身に対する言い逃れなのだ。 ・みちたりた仕合わせは好みの中に存在するので、事物の中にあるのではない。だから人は自分の好きなものを得ることによって幸福になるので、他人が好ましく思うものを得るからではないのだ。 ・恋は燃える火と同じで、絶えずかき立てられていないと持続できない。だから希望を持ったり不安になったりすることができなくなると、たちまち恋は息絶えるのである。 ・変わらぬ愛とは一種の絶え間ない心変わりである。つまりわれわれの心が、愛する人の持っているすべての美点に、ある時はここが好き、ある時はあそこが好きというふうに、次々に惚れこんでゆくのである。だからこの変わらぬ心は、同じ一人の相手に局限され、その人の中だけに閉じこめられた心変わりにほかならないのである。 ・変わらぬ愛には二通りある。一方は、愛する人の中にその人の愛する新たな理由が絶えず見つかることから来ているもの、もう一つは、心変わりしないのを誇りにしているためのものである。 ・人は皆、相手が自分の中に見つけるあらを相手の中に見つける。 ・この世で最も仕合わせな人は、僅かな物で満足できる人だから、その意味では、幸福にするために無限の富の集積が必要な王侯や野心家は、最もみじめな人たちである。 ・物を見るためには距離を置かねばならないのと同じに、交際においても距離を保つ必要がある。どんな人にも、自分をこう見て欲しいと思う角度がある。あまり近くから光を当てて欲しくないと思うのは、おおむねもっともなことだし、あらゆることにおいてありのままの自分を見て欲しいと思う人は、ほとんど一人もいないのである。

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2021/02/27

1.メンタリストDaiGoさんがお薦めしていたので読んでみたいと思いました。 バカな人の特徴をまとめてくれている本はあまり見かけないので興味を持ちました。 2.ラ・ロシュフコーという文学者がバカな人と頭がいい人の違いを説いた本です。 バカな人は自分への理解が浅はかであったり、自...

1.メンタリストDaiGoさんがお薦めしていたので読んでみたいと思いました。 バカな人の特徴をまとめてくれている本はあまり見かけないので興味を持ちました。 2.ラ・ロシュフコーという文学者がバカな人と頭がいい人の違いを説いた本です。 バカな人は自分への理解が浅はかであったり、自分の価値観だけで物事を語ったりしてしまいます。しかし、頭の良い人は自分を理解することに学んだり、他者との関係性について学んだりしています。 バカは自分の赴くままに生き、賢者は自分の価値観を問いながら生きていくといったことが書かれてます。 3.読むのは2回目なのですが、理解できてない部分が多くて困りました。理解できる範囲で言うなら、賢者は「常に考えている」ことです。日常生活では多くの選択を迫られます。この選択の仕方でその人のレベルがわかるのではないでしょうか。人間として魅力的になるために、また、人生をより有意義にするためにも学ぶことと思考することが大事だと思いました。

Posted byブクログ

2020/07/15

箴言の一つ一つが、一度読んだだけでは、解しにくいが、二度三度読むと、ジワリと思い当たることが出てくる。まるで、するめのようなかみきれなさ、味わい深さ。

Posted byブクログ

2019/08/29

メンタリストDaiGoさんが推薦して話題! 動画「ちょっと読むだけでも頭が良くなる本」の中で紹介。 ブクログからもお薦め、人間性の真価を問う古典。

Posted byブクログ