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日本の自動車の歴史 の商品レビュー

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2022/07/30

2013.8.7 市立図書館 1898年に日本に外国製の自動車が持ち込まれてから国産自動車づくりが少しずつ始まり1970年代に一大輸出産業となるまでの歴史、歴代の各社の主な自動車の姿がたっぷり楽しめる。 自動車の歴史って知ってるようでしらないものだなと思った。日本の自動車づくりの...

2013.8.7 市立図書館 1898年に日本に外国製の自動車が持ち込まれてから国産自動車づくりが少しずつ始まり1970年代に一大輸出産業となるまでの歴史、歴代の各社の主な自動車の姿がたっぷり楽しめる。 自動車の歴史って知ってるようでしらないものだなと思った。日本の自動車づくりの歴史をテーマとしつつ、18世紀半ばにヨーロッパで始まった自動車づくりの試行錯誤から書き起こし、最後は「無公害で、かぎりなくつかえるエネルギーで走る自動車の開発」を期待して終わるが、戦中戦後に開発そのものが禁じられていたり、物資不足があったりで、意外と電気自動車も発達していたのにいったんフェードアウトしていたことなど初めて知った。輸出産業としての問題にふれられているあたりも誠実。 1992年の発行なので、公害や資源問題に対応して80年代に緒についたばかりのソーラーカーはのっているけれど、ハイブリッドカーや電気自動車の再興については載っていない。続編もあったらと思う充実した内容だけれど、2003年に著者が亡くなられたのでかなわないのが惜しい。 2022.7.29 月刊誌版(たくさんのふしぎ 1992年1月号(82号))の古書を入手。傑作集にするときどれぐらい手を入れたのか入れなかったのかわからないけれど(いずれ図書館で借り直して比べるつもり)、ふしぎ新聞に著者あとがきがあるのはうれしい。海外の自動車史の美しい本を集め読みあさったあげく、外国に比べればまだ日も浅く意外とまとめられていなかった日本の自動車のおいたちを自分が作品にしなくてどうするという動機があったのだとわかった。 2013年といえば、ぼーず6歳。入手した本を見て、何度も借りては読んだとなつかしがりながら読み返していた。速さとかスペック中心の最新型よりむしろレトロなよさたたずまいの美しさを好むのは、主に山本忠敬、こもりまこと、あんどうとしひこらの絵本を出発点に電車や自動車の世界に目覚めたからなのかなと思う。

Posted byブクログ