ゲーテとの対話(上) の商品レビュー
弟子である著者とドイツの文豪ゲーテとの対話録。金言、至言が散りめばれすぎていて、どこを取り出していいものかわからん状態。しかし、決して彼の言葉は難しいものでなく、シンプルでいて率直、そして極めて人間的なものだと思う。個人的に、シェイクスピアは銀の皿に金のリンゴをのせてくるが、せい...
弟子である著者とドイツの文豪ゲーテとの対話録。金言、至言が散りめばれすぎていて、どこを取り出していいものかわからん状態。しかし、決して彼の言葉は難しいものでなく、シンプルでいて率直、そして極めて人間的なものだと思う。個人的に、シェイクスピアは銀の皿に金のリンゴをのせてくるが、せいぜい我々は銀の皿にじゃがイモをのせるくらいしかできない、というのが気に入った。
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http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?amode=11&bibid=TB10070807
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偉大な芸術家の日常を目の当たりに出来る本。 まだ途中までしか読んでいないけれど、 世界的に名を遺した人たちが、どんな世界観を持っていたか、 現代人が踏襲するべきことなど、少し読んだだけで圧倒される。
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読みつつ思ったことは、ゲーテの話が妙に鼻につくと言うところ。 もちろん偉大な作家であり、詩人であり、科学者でもあるゲーテのことを知ろうと思って読んだのだが、合わないなと感じた。 所々ではっとするようなことを言っていると思うことも多いし、豊富な人脈、鋭い洞察力、そして人間味がゲーテ...
読みつつ思ったことは、ゲーテの話が妙に鼻につくと言うところ。 もちろん偉大な作家であり、詩人であり、科学者でもあるゲーテのことを知ろうと思って読んだのだが、合わないなと感じた。 所々ではっとするようなことを言っていると思うことも多いし、豊富な人脈、鋭い洞察力、そして人間味がゲーテを魅力的な人物にしているのだろう。 また、背景にある当時の知識人たちやその著作の知識があれば、もっとおもしろかったのかもしれない。
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ゲーテとの対話の全三巻のうち第一巻に相当する。 ゲーテの御宅にお邪魔した経緯と、聞いたことと,感じたことを書き留めたもの。 ゲーテの作品を読んだことがある人には興味深い内容。 ゲーテをよく知らない人には、あまり興味が沸かないかもしれない。
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はっとする良いことをそこかしこで言ってるんだが、基本的に芸術家向けの内容だと思う。これを読んで水木しげるさんは自分の創作活動に影響を受けたのだなあ。会社員が読んでも役に立つわけではない^^;
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「どの詩の下にも、いつ作ったかという日付を書いておくことだね。~心の状態の日記として役立つことになる。」この文章が読メを始めるきっかけになった。エッカーマンがゲーテと出会い10年間ゲーテの下で過ごした時の対話を日記形式で記録した本。目の前でゲーテが語りかけているようで貴重な本だと...
「どの詩の下にも、いつ作ったかという日付を書いておくことだね。~心の状態の日記として役立つことになる。」この文章が読メを始めるきっかけになった。エッカーマンがゲーテと出会い10年間ゲーテの下で過ごした時の対話を日記形式で記録した本。目の前でゲーテが語りかけているようで貴重な本だと思う。芸術、文学、自然学、政治等々幅広いジャンルの事に触れているので理解できない箇所が多いのだが、参考にできる箇所は線を引いている。「もし自分の生まれつきの傾向を克服しようと努めないなら、教養など~」ここ胸にぐさっと突き刺さった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ゲーテの書生として、薫陶を受けたエッカーマンが、 師と過ごした年月を語る。若々しい恋の歌であるマリーエンバート悲歌を 作ったときのエピソード、老いたゲーテが語るところなど、 やりとりがなかなか面白い。 まとめると『老ゲーテ 若い才能 ほめ育て 文学史の中 足跡刻む』といったところでしょうか?
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ゲーテとの対話部分も面白いですが、筆者自身の半生部分も面白い、というか、驚かされます。色々揶揄されたりしていますが、彼自身の才能がなければ、この本はできていないと思います。
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若い時期にゲーテと出会い、彼をとりまく人々との親交から多くを学ぶエッカーマン。スコットのアイバンホーなどゲーテがお薦めする本はこれから読みたいと思う。偉大な人物が何を考えどう暮らしていたのがわかる貴重な本。また人の成長はかかわる人物によるところが大きいことを感じさせる。この本に1...
若い時期にゲーテと出会い、彼をとりまく人々との親交から多くを学ぶエッカーマン。スコットのアイバンホーなどゲーテがお薦めする本はこれから読みたいと思う。偉大な人物が何を考えどう暮らしていたのがわかる貴重な本。また人の成長はかかわる人物によるところが大きいことを感じさせる。この本に10代のころに出会っていたら。
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