ヒーローのふたつの世界 の商品レビュー
ニュージーランドの作家、マーガレット・マーヒーの1995年の著書。日本での翻訳出版は1997年。訳者の違いか、地下脈系より読みやすかったが、個人的にラストシーンがイマイチ腑に落ちなかった。真の自分に自信がないとか、本当の自分は何なんだろう?という疑問を持つたり、家族について考えた...
ニュージーランドの作家、マーガレット・マーヒーの1995年の著書。日本での翻訳出版は1997年。訳者の違いか、地下脈系より読みやすかったが、個人的にラストシーンがイマイチ腑に落ちなかった。真の自分に自信がないとか、本当の自分は何なんだろう?という疑問を持つたり、家族について考えたりしている子どもに良いかもしれない。 物語の中に、元図書館員の著者らしく、グリム童話をはじめ有名な児童書が出てくるので、読書好きは好むだろう。
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母は著名な教育学者,姉も兄も元「神童」,妹は自己表現の名手という,超エリート家族のなかでヒーローはひとり沈黙の世界に引きこもっている.彼女が真実の生活と感じられるのは,木の上にいるときだ.ある日,木の上から目撃したことが,彼女に恐ろしい事実を告げる
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